2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

背広の値段

古今東西、多くの親という人種は、子どもには甘いものです。 このことは、子どもが男の子であろうと女の子であろうと、多分、同じでしょう。我が家は、一人息子なので、女の子のことは解りません。しかし、我が家も、多くの親と同じで、いや、それよりも、一…

「借金取りの王子 −君たちに明日はない2−」

「借金取りの王子 −君たちに明日はない2−」 垣根 涼介 新潮文庫 平成11年1月1日発行 590円 垣根涼介さんの「君たちに明日はない」の第二弾です。シリーズの第一弾に続く人気シリーズだそうです。残念ながら、第一弾は読んでいません。タイトルを見て…

「切羽(kiriha)へ」

「切羽(kiriha)へ」 井上 荒野(Inoue Areno) 新潮社 2008年5月30日発行 1500円(神戸市立西図書館) 2008年、第139回直木賞受賞作。井上荒野さんは、主に、児童文学や絵本の翻訳をされている女流作家です。小説家井上光晴の娘さんだそ…

俳句にかぶれる

死の間際に正岡子規が書いた絶筆三句 「糸瓜(へちま)咲て 痰のつまりし 仏かな」 「痰一斗 糸瓜の水も 間に合わず」 「をとといの へちまの水も 取らざらき」 当時は、糸瓜水が咳止めに聞くといわれており、根岸の子規庵にも植えられていたそうです。 (俳…