2015-01-01から1年間の記事一覧

「命売ります」

「命売ります」 三島 由紀夫 ちくま文庫 2015年10月25日第二十四刷 今年の最後の「読書雑感」が、三島由紀夫というのは、ちょっと、重いかな。「命売ります」なんて、タイトルの作品、これも、何となく、重いかな。三島由紀夫、1970年(昭和45…

「レインツリーの国 World of delight」

「レインツリーの国 World of delight」 有川 浩 新潮文庫 平成23年11月15日十五刷 何年か前から、本棚に積まれていました。読もう、読もう、と思っていましたが、なぜか、後回しになっていました。もっと、早く、読めばよかった。年末…

「土佐堀川 広岡浅子の生涯」

「土佐堀川 広岡浅子の生涯」 古川 智映子 潮文庫 2015年9月28日初版 はい、ご存じのとおり、NHK朝ドラ「あさが来た」の原作本です。えらい人気で、「マッサン」を上回る高視聴率らしいです。それに引き替え、気の毒なのが、大河ドラマ「花燃ゆ」…

「夢より短い旅の果て」

「夢より短い旅の果て」 柴田よしき 角川文庫 2015年9月25日初版 師走に入って、いきなり、愚痴から始まります。一月前、胸のあたりのドキドキが一週間ほど続きました。うむ、変だなと思って、近くの循環器内科を受診。結果は、期外不整脈ということ…

「岸辺の旅」

「岸辺の旅」 湯本 香樹実(かずみ) 文春文庫 2015年9月5日第4刷 人は、死んだらどうなるのだろうか?人は生まれてから、ひたすら死に向かって歩き続けるといいます。一言でそう片付けてしまうと、なんだか、寂しい気持ちにもなります。古今東西、世…

「置かれた場所で咲きなさい」

「置かれた場所で咲きなさい」 渡辺 和子 幻冬舎 2015年11月10日第64刷 渡辺和子さん、1927年のお生まれなので、御年88歳になられます。現在、岡山のノートダム清心学園理事長をお務めです。そして、シスターでもあります。「金スマ」で、ゲ…

「七時間半」

「七時間半」 獅子 文六 ちくま文庫 2015年6月25日第3刷 「獅子文六」って、ご存じですか?ぼくは、名前だけ知っていますが、小説を読むのは、たぶん、初めてです。昭和44年に亡くなっているので、一世代前の演劇家、小説家ですね。イメージとして…

「鍵のない夢を見る」

「鍵のない夢を見る」 辻村 深月 文春文庫 2015年8月10日第2刷 まずは、NEWSです。土曜日にハーバーランドの大人気の「Eggs‘n Tings」に行って、パンケーキを食べちゃいましたね。 入店まで、30分待ち、左程でもなかったです。注文…

ぶらり、聖徳太子ゆかりのお寺

こんな近くに、聖徳太子ゆかりのお寺がありました。加古川です。西神から、カーナビの案内で、玉津IC−第二神明−東加古川IC経由で、明姫幹線を走って、すぐです。所要時間40分。第二神明を利用しなくても、明姫幹線をひたすら走行しても、1時間ぐらい…

「フェルメールの暗号」

「フェルメールの暗号」 ブルー・バリエット 種田紫=訳 ヴィレッジブックス 2009年4月20日第1刷 何年前だろうか?いや、調べてみたら15年前、2000年の年でした。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(「青いターバンの少女」)が、天王寺の…

「探偵はバーにいる」

「探偵はバーにいる」 東 直己 早川書房 2011年8月22日第32刷 今年も、新潟の学生時代の友人から新米が送ってきた。年に1回の交信ですが、お礼の電話で、お互いの近況を報告します。やれ、手がしびれる、メタボだと、友人もぼくも、そういった歳な…

「探偵・竹花 孤独の絆」

「探偵・竹花 孤独の絆」 藤田 宜永 文春文庫 2015年8月10日第1刷 すっかり秋めいてきました。先々週に買ってきたコスモスが枯れてしまいました。植木鉢が小さかったので、植え替えをしてあげればよかったと反省しています。かわいそうなことをしま…

「パーク・ライフ」

「パーク・ライフ」 吉田 修一 文春文庫 2004年12月20日第4刷 ぼくが、昼休みや暇なときの気分転換で、ときどき、ブラブラするのが「東公園」です。神戸市中央区の神戸市役所の海側にある東公園は、正式名称は、「東遊園地」と言うそうです。開園当…

ぶらり、神鍋高原

久しぶりの「ぶらり」です。春のGWを真似て、秋のSW(シルバー・ウィーク)は、5連休でした。連日、天気は、秋晴れのすがすがしい日々。連休中のお出かけの予定はありませんでしたが、何処にも、お出かけしなかったら、細君に、あとでチクリ、チクリと…

ラクビー・ワールドカップ

「読書雑感」を予定していましたが、急遽、変更です。9月17日(木) 今週は、秋晴れのすがすがしい日々が続いています(ときどき、雨もありましたね)。細君が姫路に絵手紙の講演会を聴きに行きました。帰りに明石駅まで、車で迎えに行ったのですが、「姫…

「何者」

「何者」 朝井 リョウ 新潮文庫 平成27年7月1日発行 9月10日(木) あの酷暑から、涼しくなったと思っていたけれど、昨年は、9月10日から長袖のワイシャツを着たとの日記の記録。今年は、まだ、半袖で、十分、不都合を感じていない。暑さ寒さに鈍…

恒例・・有馬温泉・・同期会

今年も、高齢・・いや恒例の「同期会in有馬」に無事、出席することができました。幹事の方には、ご苦労様でした。同期会というのは、会社の入社の同期です。ぼくたちは、会社の創成期に八期生として、18歳から24歳の20名の若者が、将来を嘱望されて…

「スクラップ・アンド・ビルド」

「スクラップ・アンド・ビルド」 羽田 圭介 文藝春秋九月号 27日の木曜日から、ちょっと、遅れた夏休みで4連休でした。あの、あの、酷暑が嘘のように、朝夕は、秋風が吹くようになりました。寝る時も、クーラーが要らなくなり、窓を開けて寝ると、朝方は…

「円卓」

「円卓」 西 加奈子 文春文庫 2014年5月20日第7刷発行 最近、7年、続けてきた「dandy−papa」が、すこし、マンネリ気味ですね。ぼくの中で、そろそろ変革が必要だという思いがふつふつと沸いてきているのですが、さて、どうしようか?と、…

ぶらり・・・お墓参り

ベランダ菜園のミニトマトを収穫。高価なミニトマトですが、あと、2回ぐらいは収穫できそうです。とりあえず、どうせ、もう飽きただろうと思っている読者のために、報告します。 実は、同時に植えた万願寺トウガラシは、2個ほど収穫、あと2個、成長中です…

世にも不思議な物語

休日のつぶやき・・・というよりも、休日のボヤキから始まります。さて、酷暑続きの今日、この頃・・・・世にも不思議な物語。また、また、ぼくの体の不具合です。今度は、歯が悪くないのに歯が痛い。という世にも不思議な物語です。かかりつけの歯医者さん…

「月下上海」

「月下上海」 山口 恵似子 文春文庫 2015年6月10日第1刷発行 暑いですね。この一言です。気温が高いだけではなく、湿気を感じます。空気が、肌にまとわりつくようで、どうにも、不快指数(最近、あまり聞かない単語ですね)が高いんじゃないでしょう…

せみ・・セミ・・蝉

暑くなってきました。先週は、台風11号で関西も大荒れ、今週前半は、梅雨明け宣言をしたにもかかわらず、なぜか、雨続き、ところが、後半は、一転、猛暑です。馬齢を重ねると、この急な季節の移り変わりに、体がついていけずに、ただ、ただ、戸惑うだけで…

「セカンドラブ」

「セカンドラブ」 乾 くるみ 文春文庫 2014年7月5日第14刷発行 台風11号が、金曜日未明に四国の室戸岬に上陸、四国を縦断して、朝方には瀬戸大橋上空を通過して倉敷に再上陸。 神戸でも、ちょうど、出勤時間に暴風雨で天気は大荒れ模様。マンショ…

「異人館画廊」

「異人館画廊」 谷 瑞恵 集英社文庫 2014年2月28日第一刷発行 やれやれ、今週は、病院巡りで始まりました。月曜日に、眼科、皮膚科、そして、水曜日に、内科です。いずれも、問題なし。「生理的なものです」ということでした。うむ、生理的なものって…

「夢を売る男」

「夢を売る男」 百田 尚樹 幻冬舎文庫 平成27年5月1日初版発行 百田尚樹さん。今、何かと、話題の人ですね。一昨年頃かな?単行本として出版されて、話題となった問題作の文庫本化です。「永遠の0(ゼロ)」「海賊と呼ばれた男」は、読み応えがありまし…

「東慶寺花だより」

「東慶寺花だより」 井上 ひさし 文春文庫 2015年1月15日第4刷 最近、映画化された原作本です。主演は、大泉洋。そういえば、「洋」さんが、男優も女優も大人気ですね。男優は、大泉洋、朝ドラにも出演していますね。女優は、吉田洋、とにかく、映画…

おしゃれなベランダ菜園

久しぶりに・・・「つぶやきます。」17日の水曜日に会社をお休みしました。お医者さんに行くために、時間休をとることは、毎月1〜2回ぐらいあるのですが、それ以外のことで、お休みするのは、多分、3月以来かな。このときは、「平日休んでテニスをする…

「イニシエーション・ラブ」

「イニシエーション・ラブ」 乾 くるみ 文春文庫 2015年3月15日第58刷 2007年に文庫化されて、これまで140万部を売り上げた超ベストセラーです。5月23日から映画化され、ROADSHOW。このストリーの映画化は、難しいと言われていま…

「新老人の思想」

「新老人の思想」 五木 寛之 幻冬舎新書 2013年12月10日第1刷 五木寛之さんは、1932年生なので、ぼくより、21歳も上です。この本を書いたのが、2年前として81歳のころですね。五木さんといえば、「青春の門」ですよね。1976年ごろなの…