2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「わしの眼は十年先が見える」

「わしの眼は十年先が見える」 (大原孫三郎の生涯) 城山三郎 平成20年11月15日第14刷発行 新潮文庫 『或る晴れた日の夕刻 ぼくは、スターバックスのベンチでコーヒーを飲みながら、何も考えることもなく、ただ所在なく茜色に燃える空を眺めていた…

「少女キネマ」

「少女キネマ」 (或は暴想王と屋根裏姫の物語) 一(にのまえ) 肇(はじめ) 平成29年2月25日第1刷発行 角川文庫 入梅してから、ちっとも雨が降りません。それどころか、乾燥注意報が発令されています。天気予報でも、雨の降りそうな気配がありませ…

相棒との生活

と、或る事情で、一人と一匹の生活がスタートしました。独身生活を謳歌できると思ったら大間違い。平日のタイムスケジュールは、自由時間は、夜の2時間のみ。こりゃ、大変です。 朝は、分刻みのハードスケジュールですね。 6:00・・・起床・・・ベッド…

「桜ハウス」 

「桜ハウス」 藤堂 志津子 2009年3月25日第1刷発行 集英社文庫 木曜日の夜のこと。ちょうど、お風呂から上がって、錦織の試合を見ていると、突然、外が騒がしくなりました。大風と大雨。すると、ベランダで大きな音がしました。「やや、植木鉢が花台…