2023-01-01から1年間の記事一覧

「三千円の使いかた」

「三千円の使いかた」 原田 ひ香 中公文庫 2022年11月20日第20刷 「書初め」 ぼくの乱雑な自称「藤庵」と名付けた一角です。ここで、ブログを書いたり、お習字の練習をしたり、ウクレレを弾いたり、本を読んだりなどなど。 「広さはわづかに方丈、…

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」 山口 周 光文社新書 2020年7月20日第21刷 「セカンドライフを楽しむために」 区役所のボランティアセンター主催のMeetingに参加。第1回目が「セカンドライフを楽しむために」、第2回目が「自分…

「心淋し川(うらさびしがわ)」

「心淋し川(うらさびしがわ)」 西條奈加 集英社文庫 2023年9月25日第1刷 クスノキ 中央公園のクスノキ。木の幹には、生命力を感じます。ゴツゴツして、表面は、ひび割れたようでも、空に向かって伸びる樹木の土台です。 佐藤忠良さんは、彫刻家と…

ぶらり・・・竹田城址?

ぶらり・・・竹田城址? 竹田城址(遠景) 雲海の城・・・として、全国的に有名になった竹田城址の遠景です・・・が、スマホでは、画像がボケてしまいました。 正面の山頂に、城跡があると想像してください。 ただ、記事の後半をお楽しみに! さて、今週は、…

「正欲」

「正欲」 朝井リョウ 新潮文庫 令和5年6月25日第3刷 キャベツ畑 今は、キャベツの収穫の時期でしょうか?農業には、まったくの門外漢なので、さっぱり分かりません。・・・が、ニュータウンの台地を下ると、キャベツ畑が一面に広がっていました。これっ…

「じい散歩」

「じい散歩」 藤野千夜 双葉文庫 2023年9月26日第7刷 2024手帳 能率手帳(日本鉄道地図付)(1600円)。昭和53年(1978年)に入社以来、46年間、使い続けています。 無所属になって、手帳に書くほどの予定はありませんが、習慣です…

「人新世の「資本論」」

「人新世の「資本論」」 斎藤幸平 集英社新書 2021年3月6日第9刷 丹波の紅葉 秋本番・・というか、もう、冬になりつつある今日この頃。紅葉を求めて丹波へ。しかし、その成果は、これからお話します。 久しぶりに、国道175号を北に向かって、ひた…

「リボルバー」

「リボルバー」 原田マハ 幻冬舎文庫 令和5年7月10日初版 「弦楽11重奏」 第1バイオリン(3人)、第2バイオリン(3人)、ヴィオラ(3人)、チェロ(2人)の編成。 近くの図書館に併設されたホールでの『ブラボー・コンサート』 毎月、2~3回、…

ぶらり・・・布引の滝

ぶらり・・・布引の滝 布引の滝 新神戸駅から、わずか15分の山中にある「布引の滝」。ここに、1週間のうちに2回も訪れるとは思ってもみませんでした。 その理由について、これからお話します。 1回目 水曜日のこと。 三宮の病院への通院のあと、いつも…

「寂聴 観音経 愛とは」

「寂聴 観音経 愛とは」 中公文庫 文春文庫 2013年7月5日第9刷 「侘美」 酔っぱらっていて、きちんと、写真が取れていませんが、「侘美」という壱岐の焼酎です。 壱岐は、麦焼酎発祥の地・・・らしいです。なぜ、この写真が、巻頭に掲載されているか…

「グランドシャトー」

「グランドシャトー」 高殿 円 文春文庫 2023年7月25日第2刷 Jam Jam 神戸ジャーナル 「神戸ジャズ100周年!珈琲を飲みながら音に触れる「ジャズ喫茶」特集」の記事で、三宮・元町のジャズ喫茶5店の紹介記事がありました。 【三宮】茶房ジャバ …

ぶらり・・・太山寺ウオーキング

ぶらり・・・太山寺ウオーキング 龍象院の柿 龍象院のお庭の柿の木。毎年、柿の実がたわわに実りますが、今年は、ちょっと、不作のようです。夏の暑さの影響でしょうか? それでも、住職が2つほど、観音様からのおさがりに、切ってくれました。これも、変わ…

「家康、江戸を建てる」

「家康、江戸を建てる」 門井慶喜 祥伝社文庫 平成30年11月30日初版 大阪城 ご存知、大坂城は、豊臣秀吉が、1590年代に築城。その後、大坂冬の陣・夏の陣で落城し、消失して埋没。二代将軍徳川秀忠の時代に再築された。その後、戊辰戦争で焼失して…

つぶやき・・・声明独演会

つぶやき・・・声明独演会 声明「しょうみょう」とは、 声明「せいめい」ではなく、「しょうみょう」です。仏教音楽。僧侶が、法要の時に、仏典を基にした歌詞に、抑揚を付けて唱える音楽らしいです。 現在では、あまり、聞くことはありませんが、奈良時代か…

「一汁一菜でよいという提案」

「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴 新潮文庫 令和4年11月30日十四刷 味噌汁 ぼくの朝食は、純和食です。基本的には、三食、米を食べる人。とくに、朝食には、3つの発酵食品が必須です。 味噌汁、納豆、ヨーグルト・・・。梅干し、食後に青汁。 ち…

「覇王の家 下」

「覇王の家 下」 司馬遼太郎 新潮文庫 令和5年年7月15日三十六刷 スマホ機種交換 5年1か月、お世話になったスマホの機種交換。写真は、交換前のものです。交換機種は同じ、シャープのアクオス。バッテリーの状態が悪くなったので、値引きのDMに誘わ…

「覇王の家 上」

「覇王の家 上」 司馬遼太郎 新潮文庫 令和5年年7月15日三十六刷 鶴林寺三重塔 今週のトピックス、何と言っても、ジャニーズ問題ですが、ジャニー喜多川の行為は、弾劾されなければならないのは当然。難しいのは、本人が、すでに亡くなっているため、会…

「ミチクサ先生 下」

「ミチクサ先生 下」 伊集院静 講談社文庫 2023年7月14日発行 見つつ行け 旅に病むとも 秋の不二 漱石が松山に居たころ、子規と「愚陀仏庵」と名付けた下宿屋に同居していたとのこと。そこから、子規が上京する時に、漱石から子規への鼻向けの一句。 …

「ミチクサ先生 上」

「ミチクサ先生 上」 伊集院静 講談社文庫 2023年7月14日発行 柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺 『宿の畳に寝ころんでいると足音がして若い女中が茶を持ってきた。 「姉さん、御所柿は食えんかのう?」 「ありますよ。すぐにお持ちします。」 大きな鉢一…

特報 新型コロナウイルス感染

特報 新型コロナウイルス感染 抗原検査の陽性反応 読書雑感の予定を変更して、「特報 新型コロナウイルス感染」です。 今週は。「お休み」にしようかと思いましたが、熱も平熱になり、倦怠感もなくなってきたので、特報を掲載します。 ぼくは、今年、古希、…

ぶらり、神戸、DEEPな街

ぶらり、神戸、DEEPな街 「有楽名店街」 有楽名店街って、ご存知ですか?東京の有楽町ではありません。名前の由来は、解りません。詳しくは、本文へ → はい、本文です。 「有楽名店街」は、神戸元町、阪神元町駅の地下通路にある飲食店街です。戦後すぐ…

「灯台からの響き」

「灯台からの響き」 宮本 輝 集英社文庫 2023年6月25日第1刷 淡路ジェノバライン お洒落な名前になったものです。昔々、ちょくちょく、仕事の関係で淡路島に渡っていた時は、「ばんたんきせん」というレトロな客船でした。明石港から乗船して船室に入…

「とわの庭」

「とわの庭」 小川 糸 新潮文庫 令和5年7月1日発行 テトラポット 高砂、「あらい浜風公園」から播磨灘を望む。遠くには、家島、さらに先には、四国がかすむ。スケッチは、四国を強調しすぎ?実際は、ほとんど、霞状態ですが・・・。 この辺り、播磨の工業…

ぶらり、鶴林寺周辺

ぶらり、鶴林寺周辺 播磨の名刹 鶴林寺の仁王門 聖徳太子のゆかりのお寺ということで、「播磨の法隆寺」と呼ばれているらしいです。山陽電鉄の尾上の松駅から徒歩15分と案内されています。 ここは、加古川市ですが、次の駅は、加古川を越えて高砂市になり…

「新版 百人一首」

「新版 百人一首」 島津忠夫 訳注 角川ソフィア文庫 平成元年12月10日新版28版発行 宇治界わい 宇治と言えば、お茶の産地。JR奈良線の宇治駅の近くには、老舗のお茶屋さんが、点在しています。そして、それぞれ、お洒落なカフェを併設しています。 …

「お探し物は図書室まで」

「お探し物は図書室まで」 青山美智子 ポプラ文庫 2023年3月5日初版発行 闘竜灘 兵庫県加東市滝野町、加古川の中流にある名勝。上流は、穏やかな加古川の流れが、この場所だけ、多くの奇岩に流れを狭められて、白い波しぶきを立てて、急流に変身します…

「52ヘルツのクジラたち」

「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ 中公文庫 2023年5月25日初版発行 塩屋の洋館 久しぶりのスケッチ。以前は、毎週1枚描いていましたが、最近は、お習字の方に手を取られて、なかなか、スケッチの手が動きません。 塩屋界隈をブラリしたら、塩…

柴又紀行

柴又紀行 柴又駅前 ご存知、「寅さん」(渥美清)と「さくら」(倍賞千恵子)。京成柴又駅の改札を出ると、すぐに、「寅さん」と「さくら」のブロンズ像が出迎えてくれます。 京成柴又駅は、京成本線の高砂駅から柴又線の支線に入り、京成金町駅までの途中に…

「スキマワラシ」

「スキマワラシ」 恩田陸 集英社文庫 2023年3月25日第1刷 福田川河口 久しぶりに、所用で垂水に行きました。ついでに、垂水の海浜公園をブラブラ。福田川の河口には、ボラがチラホラ。遠くには、明石海峡大橋の全景が見えます。 ここは、恋人岬って…

「少年と犬」

「少年と犬」 馳 星周 文春文庫 2023年4月10日第1刷 桃太郎 伯備線の接続に時間があったので、久しぶりに、岡山駅周辺をブラリ。桃太郎さんは、今回で見納めかも。西口に回って、奉還町のアーケード街もブラリ。何とも、レトロなアーケード街です。 …