オービス

オービス

オービス
今日は、休暇を取って、兵庫県警交通機動隊へ出かけました。
何故かと言うと、私の車が、オービスで撮影され、スピード違反の容疑で私に召喚状が届けられたからです。「あなたが、事件の当事者でない場合は、事件の当事者を出頭させること」と記載されています。私にはまったく身の覚えのないことです。さて、どうしたことでしょうか?簡単です。私の息子が、私の車を運転していたからです。オービスは、車のナンバーと運転者を撮影するので、車の所有者に、とりあえず嫌疑をかけて、私宛に召喚状がきたわけです。そして、事もあろうに私に犯人探しまで依頼してきました。
仕方ありません、国民の義務として、私は、息子を連れて、彼が犯人ですよと、兵庫県警交通機動隊まで出向いたということです。御苦労さまの一言が私にあるのかと思ったら、犯人検挙の協力に対する謝辞もなく、「あなたは、あっちに行ってください。」の一言のみで息子を残して取り調べのブースから玄関待合所に追い払われてしまいました。
待つこと、約30分、息子は、犯人が自分であることの確認とこれからの手続きの説明を受けて、私の待っている玄関待合所に戻ってきました。息子の手にはいわゆる「赤きっぷ」が握られており、後日、交通裁判所へ出頭することが明記されていました。
交通違反の「赤きっぷ」と「青きっぷ」について、簡単に、説明すると、例えば、スピード違反については、「赤きっぷ」は、40キロ超過の場合に「告知書」として渡されます。「青きっぷ」は40キロ未満の場合に、「交通反則通告制度」に基づき、反則金の納付書として、交付され、郵便局か銀行で反則金を振り込めば、これでおしまいです。しかし、「赤きっぷ」は、反則金の納付書が交付されません。要するに、重大な違反事件として、裁判手続きを始めるという告知書なのです。と言うことは、我が息子は、40キロオーバーの速度違反をしたということです。
したがって、通常の刑事事件と同様に、警察から検察官に送致され、検察官が起訴をして、裁判所から判決がでるということになります。ただし、手続きを、簡略化するために、検察官が略式起訴手続きを行い、即時に、裁判官が罰金の略式支払い命令を行い、即時に、窓口で罰金の支払いを済ませることになります。略式と言うのは、結局、先方が作ってくれた膨大な書類に、唯々諾々とハンコをついていくということです。要するに、あなたは、重大な違反行為があったので、一手間余分に手続きを掛けますよということです。もちろん、これに応じなければ、正式な警察調書の作成から始まって、大変な手続きを経て、事件として無罪を主張することも可能です。まあ、誰もそんなことは余程暇でない限り、やらないと思いますが。ただし、少年の場合には、検察官が略式起訴しない場合があります。その時は、家庭裁判所に送致され、調査官の前で、陳述して終わり、罰金の支払いがない場合もあります。
と言った顛末で、我が息子は、貴重な社会体験を積もうとしているわけです。そして、大切な税金を使って、多くの公務員に多大な作業をさせてしまうことにもなるわけです。大変に申し訳ないことです。私も親として監督責任を痛感する次第でありますが、我が息子も、すでに成人しており、自分で責任(罰金はバイトで払う。)を取ることとなっています。