ドラマ、ますますマンガ調

花ざかりの君たちへ

■ドラマ、ますますマンガ調
今日の朝日新聞の朝刊の文化欄に私と同じ論調の記事が掲載されていました。「ドラマ、ますますマンガ調 男装ヒロイン・王子様・CGでデフォルメ」のタイトル記事です。以前から、私もテレビの連続ドラマにアニメ原作が台頭していると記載していましたが、同じように感じている記者がいたということです。
今期のドラマでは、「花ざかりの君たちへ」(主人公役の堀北真希が、男子校に入学して男装のヒロインを演じる学園ドラマ)、「山田太郎ものがたり」(主人公役の二宮哲也(あらし)が、高校の女子生徒からお金持ちの王子様と誤解されながら、実は、貧乏な高校生で家族のために頑張るというホームドラマ)、「ファーストキッス」(主人公役の井上真央が、重い心臓病を患っているが、元気で明るいちょっと生意気な女の子を演じる。ぐうたらなお兄さんが妹の手術の前に妹に恋愛を経験させようとドタバタする兄弟愛ドラマ)などなど。
これは、「ごくせん」(仲間由紀恵主演)、「花より男子」(井上真央主演)、「のだめカンタービレ」(上野樹里主演、10月から続編の放映予定)と最近の傾向であることは、一目瞭然と言うか、知らないと分らない世界かもしれません。これらのアニメ原作が、すべて少女アニメということも特徴的なことです。今、私たちは、というか私は、女子中学生・高校生文化に浸っているということです。
これに対する専門家のコメントを紹介します。
日大芸術学部中町綾子准教授(最近助教授ではなく准教授と呼称が変わったようだ。これは、「学校教育法」(2007年4月)の改正により、従来、助教授は、教授を助ける職務となっていたが、准教授は、自ら研究、開発を行う職務となったようです。教育現場の実態が、どう変わったかは知りませんが。)は、「デフォルメした舞台設定や演出で生々しさは消える。コミカルな描写を楽しみつつ、登場人物の関係の中ににじみ出る心情に寄り添えるように仕立てている。マンガの影響でドラマの表現の自由度が広がってきた。」と指摘しています。
まあ、難しいことを言っていますが、私の思うところ、重厚長大産業から軽薄短小産業への転換ということでしょう。私を含めてですが、こういった荒唐無稽なドラマが視聴率を稼げ、そして、テレビ局が視聴率に走るわけです。コミカルさに欠けるかもしれませんが、かと言って、暗いのはあまり好きではありませんが、社会派ドラマ、家族ドラマ、学園ドラマの現実的な設定、演出によるドラマも懐かしい気持ちもします。