脳内メーカー

唐戸から展望

脳内メーカー
昨日、勤務時間が終わって帰ろうとしたら、若い人たちがパソコンの前で盛り上がっていたので、覗いてみると「脳内メーカー」というサイトにアクセスして、各人の脳内イメージなるものを見ていました。姓名を入力することにより、その人の脳の中で考えているというのか、何と言えばよいのか、要するに脳内イメージを判断するという、一種の姓名判断のようなものでしょう。
私も、早速、入力してもらったら、私の脳の断面図が出てきて、「悩」「食」「愛」「H」の4文字が均等に配列されていました。う〜む。男性として、極めて、常識的な脳内イメージであろうと、自分で納得しましたが、他の人は「H」があるなんてって冷やかす。男の脳に「H」があって何が悪いとうそぶく。
その後も、周りの様々な同僚の姓名を入力しては盛り上がって、金曜日の勤務明けをリラックスしていました。そう言えば、昨日、「うたばん」でスマップの中居とトンネルズの石橋と宇多田ひかるが同じことをやっていたのを思い出して、今、きっと日本中のいくつかのオフイスで、同じような光景が見られるのではなかろうかと思うと、何となく、滑稽で面白くなりました。
とにかく、このサイト、アクセス数が2か月で2億PVに達するということで、広告のバーナーを張ったら、すごい広告収入になるなと他人事の皮算用をしてしまいました。
その時、ちょうど、関連会社のM常務から電話があり、「ちょっと、帰りに軽くやらない。」とお誘いがあり、会社の近くの「Mごろう」でビールを飲みながら、そして、伝統の一戦「巨人―阪神戦」にちらちらと目をやりながら、2時間ほど談笑。ほろ酔い気分で駅まで2人でふらりふらり。途中で会社のNさん、Uさん、Yさんと遭遇。「あら」「あら」とあいさつを交わしただけで、皆と駅前で別れる。
まっすぐ帰ろうと地下鉄の改札口まで行って、金曜日と言う気軽さもあり、時間もちょっと早いかと思い、行きつけのスナック「M奈」へふらふらと立ち寄る。昔の元気な時のパターンである。
お店は、お客なし。ママさんとMちゃんが「いっらしゃい。ちょうど、もうすぐ来るころよって噂していたところ」なんて、お客心をくすぐるような一言。「嘘つけ!」なんて言っていたらママさんの次女Aちゃんが登場。「久しぶりだね。」なんちゃって言っているうちに話題が「脳内メーカー」に行きつく。やはり、若い子の間でも人気のサイトらしい。今や、日本中「脳内メーカー」に侵されつつあるようだ。
22時過ぎに他のお客様も来たことだし、そうそうに帰り仕度。ここが昔とちょっと違う。昔だったら、歌の5〜6曲も歌って、午前様になり、タクシーで帰宅だったが、自制心が働く今は、送るママさんを振り返ることもなく、そそくさと地下鉄に足を速める。
23時過ぎに帰宅。Yさんに「脳内メーカー」を教えてあげると、早速、パソコンの前で大笑い。やはり、我が家も「脳内メーカー」に侵されてしまいました。