比叡山延暦寺

説教

比叡山延暦寺
一昨日から、奥さまの東京のお母さん、妹、シロくんの2人と一匹が神戸に来訪し、我が家に投宿しています。そこで、昨日、世界文化遺産比叡山延暦寺に参拝に出かけました。「比叡山延暦寺」歴史で習ったことがあると思いますが、おさらいすると次のとおりです。

比叡山滋賀県大津市坂本に位置し、京都の北嶺と称されます。その地に1200年前ですから平安時代初期、伝教大師最澄が開山し、天台宗の総本山として、高野山金剛峯寺と並んで平安時代仏教文化の中心となりました。その教えの根本は「ここが思いやりの心をもって一隅を照らす人となる」すなわち、一人ひとりが相手の立場になって考え、自分のできることを精一杯行うことが、周りが良くなっていくことにつながると言うことだそうです。この教えに鎌倉時代から、法然(浄土宗)、親鸞浄土真宗)、栄西臨済宗)、道元曹洞宗)、日蓮日蓮宗)などの多くの祖師がここで修業しました。また、織田信長の焼き打ちにより、全山が消失されましたが、その後、豊臣秀吉徳川家康により再建され、現在に至っています。そして、1994年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。

神戸から中国道名神道を経由して京都東ICから比叡山ドライブウェイを通って「根本中堂(国宝)」のある東塔と呼ばれる場所まで、時間にして約2時間ぐらいですから、左程、遠くはありません。昔、一度、琵琶湖バレーからの帰りに比叡山ドライブウェイを走った記憶がありますが、その時は、ドライブが目的だったので、お寺には参拝していませんでした。
比叡山は、森閑とした奥深い山で、さすがに一山に「延暦寺」の各御坊を要するためか、六甲山とは少し趣を異にしています。若い時には、琵琶湖が一望に見渡せる眺望のよいドライブウェイとしか感じなかったことが、今は、別の感じ方をするのは、やはり年齢の所為でしょうか?
参拝したのは、我が家のオー介くんと遠来のお客シロくんを同道し、かつ、やや足元不案内のお年寄りもいたので、講堂、根本中堂、文殊楼の三か所だけです。根本中堂は、入口から回廊を通って本堂に入りますが、本堂内は、半地下の構造になっている場所があり、そこに御本尊と最澄の時代からの「不滅の法灯」と言われる釣り燈篭がありますが、そこには入れません。幸いに、私が本堂内に入った時にで、お坊さんの説教の途中だったので、説教の一部をお聞きすることができました。
参拝を済ませ、駐車場の売店で昼食後、下山のため比叡山ドライブウェイ琵琶湖大橋方面に走り、ついでに、栗東トレーニングセンターに寄って、競馬馬でも見ようかと立ち寄ってみましたが、参拝の後の下俗な行いに罰が当たったためか、栗東トレーニングセンターの見学日は、水曜日と日曜日ということで入場を拒否されてしまいました。小1時間も、余分なドライブをしてしまいました。
比叡山は、また機会があれば再訪し、山内の各御坊を巡ってみたいと思いますし、その時は、水曜日か日曜日であれば、栗東トレーニングセンターにも寄ってみたいものです。また、違った罰あたりがあるかもしれませんが。