年賀状

明石海峡大橋

■年賀状
今年は、「亥年」、来年は「子年」です。
となると、干支を話題にするのは年賀状です。その年賀状を、今日、漸く、書き終えました。年賀状を書くのは、年末の風物詩ですが、最近、会社内の虚礼を廃止するので、会社の社員間の年賀状のやり取りは慎むべしとの会社内のお達しがあって以来、会社の社員の方からの年賀状が、めっきり減ってしまいました。それはそれで、良いのですが、それならば、これまで頂いていた方の年賀状は虚礼だったのかと思うと、ちょっと、がっかりです。
ある人は、わざわざ、「この年賀状は虚礼ではありません」との一言を付記している場合もあり、年始からブラックユーモアを感じます。お陰で、年賀状の書く枚数は、激減し、以前は、200枚ぐらい書いていましたが、今年は120枚程度になりました。
枚数が減ったのは、もう一つ原因があります。一昨年、父親が亡くなったため、喪中につき年始のご挨拶を欠礼したため、昨年の年賀状が減り、昨年に頂いた年賀状をベースとして、今年の年賀状を書いたことによります。この事情を察すると、結構、住所録を管理している方が少ないのだと実感します。私自身も、結局、その部類です。
もう一つ、私の年齢的事情により、私の交友関係の親御さんが、そろそろお迎えのある年齢になってきたため、喪中のハガキが多くなったことです。
以上、3つの原因によって、年賀状を書く枚数が減ったという結果をもたらしたのです。郵便事業株式会社様申し訳ありません。年賀状需要は、貴社のご努力にもかかわらず、私のような事情の積み重ねにより、衰退していくことは火を見るより明らかではないでしょうか?
私のような事情による場合以外に、若い人たちは、年賀状ではなく、携帯電話のメールで一斉に年始の挨拶を流すようです。しかも、リアルタイムに、除夜の鐘とともに、このメールが日本中を駆け巡り、混雑のため、通信状態に影響を与えるほどだということを、昨年、聞いた覚えがあります。
そのような、様々な事情はありますが、アナログ人間の私などは、年末の風物詩である年賀状に、できるだけ多くの知人に感謝の意とご無沙汰のお詫びを兼ねて、この作業を、来年も繰り返します。
ただし、少しずつ、手抜きになってきています。以前は、表書きを筆でシタタメテいましたが、最近は、万年筆になってしまいました。また、裏書きに、ちょっと、ご挨拶を書いていましたが、時間的な問題もありと言う言い訳で、ご無礼させていただいています。
そこで、あまりにも手抜きになっては、失礼と思い、まったく、不躾ではありますが、私の拙い絵を、瀬戸内海の橋の絵ですが、それを印刷させていただいております。小さな私のサインがあるので、解る方には解るかなと思いますが、ある時、友人から、「君の年賀状の絵は、君が書いたのか?」と問われたので、「そうだ!」と答えたところ、「ふ〜ん、なかなか、いいじゃないか。」と好評だったので、気を良くしています。
表書きの手書きと裏の橋の絵は、何とか、続けながら、年始のご挨拶の年賀状を、これから何年書くことができるのでしょうか?なお、来年の絵は、明石海峡大橋です。