私の右目が

目

■私の右目が
びっくりしました。驚きました。
何が驚いたかと言いますと、私の右目が壊れてしまったかと思ったのです。
今週の火曜日、午前中の勤務が終わり、何時ものように、昼食に出掛けました。行きつけのカレー屋さんで、メニューは、これ一品しかないビーフカレーに温泉卵を乗せてもらうトッピングを注文して、おいしく昼食を済ませ、何時ものように、「三宮そごう」のデパ地下を冷やかしながら、会社に戻りました。そして、何時ものように、歯を磨き、チャイムとともに着席し、午後の仕事にとりかかります。
そして、T室長と打ち合わせを始めた時、T室長から「目が、おかしくない。赤くなってるよ!」と言われ、「うん、何だろう。」と、席に戻って、机の引き出しから手鏡を取り出し、右目を鏡に映し出すと、「何じゃ、こりゃ!」私の右目の眼がしらの白眼が真っ赤になっているではないですか。何だか、出血しているみたいです。というか、出血しているのです。とい言っても、目から血が流れているというのではありません。職場の同僚からは、「病院へ行った方がいいんじゃない。」と心配の声をかけられ、「そうだね。ちょっと、医務室に行ってくるよ。」と、平静を装いながら、心は小走りに、医務室に直行。
医務室の看護婦さんに、「すみません。右目が壊れちゃったみたいです。」と病状を告げると、看護婦さん、冷静に私の右目を見て、「ああ、よくある症状だと思うけど、一応、病院に行ったら!」と、会社の近くの眼科を紹介してくれたので、早速、電話で予約を取り、その足で眼科へと、小走りで出かけました。
眼科で、待つこと30分、看護婦さんから、視力検査、眼圧検査などを受け、漸く、診察室へたどり着きました。お医者さんは女医さんでしたが、ちょっと、見るなり、「結膜下出血ですね。」と診断を下されました。
「何ですか?それ?」と不安げに問いかえると、「ああ、結膜の下が出血してるだけです。」それって、読んで字のとおりじゃないと思いながら、さらに、質問を繰り返します。「だから、それって、何ですか?」女医さんは、もう一度、私の右目に、何だか光を当て、私の右目を覗きこみながら、「皮膚で言うと、内出血しているのです。白眼は、白いので、赤く目立ちますが、1〜2週間で、血は吸収されて、普通の内出血のように、治りますよ。」と、先ほどよりは、親切に教えてくれました。
それでも、不安な私は、「重い病気ではないでしょうね。」と問いかけると。「うん、視力も、眼圧も、問題なし、眼底出血もなし、眼の病気ではないよ。何か、内科系の病気ってある?」と逆に、問いかけられ、「いえ、ありません。原因は何ですか?」とこちらも逆に問いかけると。「分からないね。くしゃみしてなることもあるし!目薬出しとくけど、別に、これで、治るってわけじゃないから。」という顛末で、お気を付けてと、診察が終了しました。
その後、2〜3日は、何となく、眼が気になり、腫れぼったい感じもしていましたが、女医さんの見立てのとおりで、今は、みるみる白眼の赤みが取れて行き、やや黄色ぽくなっています。もう少し、日にちが過ぎれば、元の白さが戻ってくるのでしょうが、初めての経験でもあり、驚きました。年を取るといろんな体の故障があるものだと、つくづく我が身の老朽化を感じた次第でした。