子供の遊び場、そして、親の遊び場

相棒

今年のゴールデンウィーク
我が家には、細君の母親と妹そしてポメラニアンの2人と1匹が、細君の実家である東京から遊びに来ました。女3人と犬2匹で、何時も私と細君と相棒の2人と1匹の生活から一変して(息子は同居していますが、ほとんど深夜の帰宅)、我が家も賑やかになりました。あまりの賑やかさに私と息子は、自分の部屋に籠って、必要に応じて、リビングに顔を出します。息子は、昨日は、とうとうフットサルの練習に出掛け、そのまま逃亡して、友人の家に外泊し、今朝、朝帰りするなり、3時のバイトに間に合うように起こして欲しいとの言葉を残し、そのままベッドインです。
79歳の細君の母は、娘に逢いたい一心で、老体に気合を入れて、杖をつきながら品川駅から新幹線に乗車し、神戸までやってきました。腰は曲がり、膝は自由が利かなくなっても、その心意気は、まさに「親思う 心に勝る親心 ・・・」です。
ゴールデンウィークの最終日、細君の計画に従い、播磨中央公園に遊びに行くこととなりました。播磨中央公園は、西神から車で約30分程度の加東市(昔は、滝野町だったと思います。町村合併で、滝野町社町東条町が合併して加東市が発足したとのこと。)の中国自動車道滝野社インターの近くに位置します。車で出かけるには、まことに手ごろな距離で、助かりました。
何せ、犬が2匹御同行できる観光地といえば、公園が最適ですが、公園によっては、「犬はご遠慮して下さい。」という所も少なくありません。例えば、神戸市の森林公園や高山植物園などは、この類です。実は、4日(日曜日・みどりの日)の日にも、淡路国営公園に行きましたが、ここは、犬はOKでした。
さて、播磨中央公園ですが、息子が2歳前頃だったか、平成元年頃だったと思いますが、一度、家族3人で遊びに来たことがあります。息子の一番可愛かった頃です。私は、息子のしつけに厳しかったのか(私自身は、普通だったと思っていますが・・・)、その頃、細君が息子に、「パパの怖い顔は?」と問いかけると、息子が眉間にしわを寄せて、目を吊り上げる顔を作っていました。ちょうど、播磨中央公園の雑木林の中で、そんな息子の顔を写した写真があります。そんな思い出を、その頃の雑木林の近くで細君と思いだしながら笑いました。
この公園は一山全体を公園化したような大きな公園です。公園内には、池がいくつも配置されており、野外ステージ、芝生広場、こどもの森、こどもの川などなど、1日、子供連れで遊べる洗練された公園に変わっていました。桜とバラがメインの園がありますが、桜は、季節が終わり、バラは季節が早すぎて、中途半端な時期だったようです。
バラ園は、有料のエリアにありますが、有料のエリアはバラだけではなく、四季の庭、ルネサンス広場、展望塔などが整備されており、こちらは、大人が散策して、自然を楽しむ公園となっています。有料のエリアのお客さんは、大方、年配の方が多いようで、本格的な写真機を担いだ方もいらっしゃいました。
20年近く時間が過ぎて、今日は、細君の母親を車椅子に乗せて、その車椅子を押しながら公園の雑木林の中を散策しました。