ゆるキャラ・チャンプ

わたる

ゆるキャラ」って知っていますか?
「ゆるいキャラクター」の略です。商品販売用のイメージキャラクターなどと区別して、国や地方公共団体などの公共機関が行政PR、地域PR、イベントPRなどに活用するためのキャラクターのことを言うそうです。
8月14日、我社のシンボルキャラクターが、東京12チャンネルの番組でTVチャンピョン主催の「ゆるキャラ選手権」でチャンピョンになったとの社内メール便での報告を受けました。
7〜8年前ぐらいでしたか、当時のM野広報課長、私、Y田くんとの間で、弊社のシンボルキャラクターを作ろうという話が持ち上がり、何んとなく、上層部の同意を得ることもできたので、早速、デザインコンペをやって、応募数点の作品の中から、職員の投票によって僅差で決まったのが、今のキャラクターです。その時に、非売品の「ぬいぐるみ」と販促用のグッズを数点そして3体の着ぐるみを製作しました。
当時は、何だか、不格好な、どことなくNHKのキャラクターに似ているようだ、とも言われて、社内でも、やや、不人気でした。しかし、「継続は力なり」とは、今回のことが実証したと思います。私たちが担当から変わっても、このキャラクターを忘れずに、辛抱強く、弊社のキャラクターとして、若い職員が、弊社のイベントなどで使い続けてきたことが、今回の「ゆるキャラ・チャンプ」に繋がったのです。
先日のオーサカキングでも、酷暑の中で、他社がアルバイトで対応しているのに、我社は若い職員がキャラクターの着ぐるみを着て、頑張っていました。
全国の様々な地域、団体などで、キャラクターを作りますが、なかなか、長続きしないようです。例えば、イベントなどでキャラクターを募集して、作っても、そのイベントが終われば、忘れ去られます。そんなキャラクターが何体あるのか?「ゆるキャラ」という名前には、マスコミがつけたそのようなキャラクターに対する皮肉が込められているのでしょう。
折角、この世に送り出して、命を吹き込んだら、育てなければなりません。育ててくれるのは、作った時の人ではなく、後進の人達です。この人達が、だらしないと、結局は、育たないでお蔵入りしてしまうのです。
我社の場合には、後進の人達が、上手に育ててくれましたし、また、こういった「選手権」に参加しようとする意欲を持ってくれたことは、素晴らしいことだと思います。テレビ放映は、9月14日と聞いています。その時、着ぐるみの中で、我社の若い職員が、汗だくになって頑張っている姿を見ることができます。
生みの親より育ての親です。これからも、チャンプであり続けるのは、困難なことですが、途切れることなく、「ゆるキャラ」のままでいいので、育てていって欲しいと思います。
そして、我社の「ゆるキャラ」の名前は、「わたる」です。覚えてやってください。