今週は、ところは、淀の京都競馬場。牝馬の古馬と3歳馬との対決となる「エリザベス女王杯」です。2200mの外回りを制するのは、台頭著しい3歳馬か、それとも、まだ、まだ、お姉さまの方が、1枚上手と古馬が3歳馬の前に立ちはだかるのか?
秋華賞で敗れたとはいえ、ブエナビスタは、写真判定の2着(斜行で3位降着)、ライバルのレッドデザイアは出走回避となれば、ここは、「お姉さまたちには負けない」、ということになる。そこで、古馬から、ブエナビスタに待ったをかけるのは、さて、これが難しいが、昨年の覇者、リトルアマポーラを一番手にあげたい。府中牝馬ステークスから叩き2走目で、上積みを期待したい。そして、調教では、3歳馬だが、抜群の仕上がりのジェルミナル。2F24.6、1F12.0は最高の仕上がりと言っていい。桜花賞、オークスと3番手だったので、何とか、一矢を報いてほしいとの希望です。両頭ともに、奇しくもアグネスタキオン産駒です。
さて、最近の傾向を見ると、06年フサイチパンドラ、07年ダイワスカーレット、08年リトルアマポーラと3歳牝馬が、栄冠を獲得しています。しかも、前年に連に絡んだ馬が、翌年に連に絡むケースが、多く見られます。
『◎ブエナビスタ
○リトルアマポーラ:昨年の覇者
▲ジェルミナル
△カワカミプリンス:昨年2着
4頭馬単ボックスです。』
<競争結果>
驚いたね。こんなG1レースは、始めてみました。呆れてしまいました。クウイーンスプマンテ(11番人気)とテイエムプリキュア(12番人気)が先行して、4コーナーを回るときには、後続を20馬身も引き離している状況。後続馬は、直線に入って追い込むが、時すでに遅しです。ブエナビスタが、ものすごい足で迫って、3着に入線が精一杯でした。
有力馬は、油断としか言えません。どうせ、足色が鈍ると高をくくっていたのでしょうが、まんまとシテヤッタリということでしょう。勝利者の田中博康ジョッキーは、うれし泣きで計量室に入りました。23歳、3年目で、G1初制覇です。おめでとう。