「スロージョギング」のすすめ

tetu-eng2010-09-05

「スロージョギング」って知っていますか?名前のとおり、「ゆっくり走る」ということです。が、そもそも、「ジョギング」が「ランニング」よりも、「ゆっくり走る」ことなので、もっと「ゆっくり走る」ということで、ほとんど、歩くスピード(時速4キロから5キロ)と同じ速度で走るということのようです。
携帯電話のiコンシェルから「スロージョギングで、体を痛めずに若々しく健康に!」という情報メッセージが入ってきました。(iコンシェルとは、様々な生活情報などを携帯電話に発信してくれるNTTドコモの携帯電話サービスです。)「うん、スロージョギングって何だろう?」と、内容を読んでみると、「へえ、歩くのと同じ速度で走るって、どうするのかな?」と、やや疑問を抱きながら、「そうか、ペタペタ、すり足で、あまり膝を高く上げないで、ゆっくり走ればいいのか。」と、私なりに納得して、あとは、実行あるのみ。
休日の夕方、いつもの散歩道(ウオーキング・コース)で実験です。もともと、膝に故障があり、ゴルフはハーフコースをプレーすると膝が伸びきってしまうので、10年前にやめました。そのため、長い距離、時間を走れるかという不安はありました。白いスポーツパンツに白いTシャツ、白いキャップにスポーツシューズと格好は、もう、すでにホノルルマラソンでも可笑しくない出で立ちです。耳にはイヤホーンから、ソニーのウオークマンでお気に入りのJポップが流れています。
「さて、出発進行、なすのお新香」(このフレーズは、長男が幼稚園の時に覚えてきた言葉で、我が家では、どこかに出掛けるときの出発の合図です)最初の500メートルぐらいは、ウオーキングでウオームアップします。それから、徐々に、腕を上げて走り始めました。走る速度は、時速5キロ程度かな。走り始めて、1キロ、2キロ、「あれ、楽じゃん。息も切れないし、膝も痛くならないなあ。」途中では、女子高校生が、私を軽々と抜き去っていきます。「うむ、我慢!我慢!」ついつい、闘争心から速度が上がりそうになります。
3キロ、4キロ、万歩計の歩数が積み重ねられて、おおまかな距離が計算できます。「こりゃ、いくらでも走れるかも、でも、この辺りで引き返そう。」その頃には、陽も傾きかけて、暑さは、やや峠をすぎます。でも、汗は、額から頬を伝って、こぼれ落ちるほどです。あと、自宅まで500メートルぐらいからウオーキングに変えて、クールダウンです。結局、走るも走ったり、往復で8キロを難なく走破。息も上がらず、膝も痛くならず、自分でもビックリです。こんなに走ったのは、高校以来かも。

『スロージョギングとウオーキングの一番の違いは、着地時のショックと踏み出すときの体の伸び。いってみれば、体というバネが伸びたり縮んだりするのがジョギングです。このショックと伸びが、筋肉と脳の前頭葉に刺激を与え、血流を促し、体をイキイキさせます。』

走ることが苦手だった私ですが、思わぬことから、ちょっとした健康法を見つけました。と言っても、まだ、3回程度の経験ですが、どうも、良さそうです。何がって、歩くのとは、違った爽快感があるのです。きっと、ジョギングやランニングを趣味とされている方は、これかな。と、何か、感じられるものがありました。