スシ食いねェ

tetu-eng2011-01-23

『トロは中トロ コハダ アジ (ヘイ・ラシャイ)
アナゴ 甘エビ しめサバ すずき (ヘイ・ラシャイ)
ホタテ アワビに 赤貝 ミル貝 (ヘイ・ラシャイ)
カツオ カンパチ ウニ イクラ (ヘイ・ラシャイ)
ここのすし屋は 日本一
スシ食いねェ スシ食いねェ スシ食いねェ 
ガリ アガリ アガリ ガリ ガリ ガリ

すし屋に行くと、「しぶがき隊(フックン、ヤックン、モックン)」のこの歌を、なんとなく、思い出します。25年ぐらい前のヒット曲でしょうか?私が30歳を過ぎた頃でしょう。ジャニーズの人気グループですから、今でいえば、「嵐」のような存在だったのでしょう。多分、その頃は、「ガキんちょ」の歌だけどとは思いながら、テンポがいいので、耳に残ってしまいました。「アラカン」になると、「歌は世につれ 世は歌につれ」ということで、「嵐」も「AKB」も、年甲斐もなく聴く努力をしながら、世の中に取り残されないように気をつけています。馬齢を重ねれば、「年甲斐もなく」という言葉は、ナンセンスで、「年甲斐もなく」をポリシーとして、別の言い方をすれば、「プリンシプル」として、恥をかいていかなければなりません。
と、こんな話ではなく、「すし屋さん」の話です。昔、昔、まだ、給料が10万程度の頃ですが、友達と新宿の「すし屋」に入りました。店の名前は忘れました。カウンターと小上がりだけの小さなちょっとお洒落なお店だったと記憶しています。お酒とおまかせで、さて、お勘定を聞いてビックリ。ひとり2万円。それから、「すし屋」は怖いものだと知りました。今は、おまかせで食べるような「すし屋さん」は、「回転ずし」に押されて、なかなか、商売あがったりでしょう。
14、5年前、100円で食べられる安い「すし屋」があると聞きました。早速、夕食に家族で出かけてみると、それは「スシロー」ですが、何と、何と、お客の長蛇の列で、1時間待ちは当たり前。それでも、何とか、席につくと、これも、ビックリ、お寿司が2貫のった皿がくるくるとベルトコンベアーの上を回っていました。カルチャーショックでした。さらに、その時に、「ビントロ」という「ビンナガマグロ」が、とても美味しかったのに感激しました。しかも、一皿、すべて100円。3人家族で30皿の三千円也。
昨日、テレビ番組で「スシロー」の紹介が放映されて、今日は、「くら寿司」の新聞広告が出ていたので、お昼は、「くら寿司」へというのが、心理学的にも人間の行動として理論づけられます。案の定、30分待ち。昨年、「くら寿司」は、学卒内定者をの強制辞退させているとの報道で、一時、お客が減っていたのですが、「人の噂も七十五日」。日本人が寛容な人種であることが証明されました。そんなことは、どうでもよく、空腹を満たされれば、満足、満足。中トロ、サーモン、エンガワ、アンキモ、アナゴ、そして、この季節は、寒ブリ。そう言えば、今年は、寒ブリが大豊漁とのこと。これは、うれしい誤算でしょう。最後にデザートで締め。すべて、一皿、100円也。寿司は、「回転ずし」に限ります。(ヘイ・ラシャイ)