誰もが日常生活で抱く感情「不安」。この「不安」をコントロールできないのが「不安病」。
NHK「ためしってガッテン」。時々、テーマによって、チャンネルを合わせます。先週のテーマは、「不眠ストレス緊張撃退 1日15分 簡単脳トレ」。7年前から、寝付きの悪さに悩まされ、睡眠導入剤が枕元から離せない生活を送っているため、このタイトルは、魅力的でした。しかも、私、高所恐怖症に閉所恐怖症って、生活の中で「不安」を抱えてばかりです。「不安」は、「不安」を呼びます。「不安」を解消するために、毎日、独楽鼠のようにチョロチョロと動き回って、「不安」が湧く暇がないようにする。これが、私の「不安」コントロールでした。
間違っていました。この番組を見て、そう感じたのです。番組は、2人の男性がバンジージャンプにチャレンジする場面から始まりました。一人目の男性(番組AD)は、飛び降りる前には、当然、恐怖を感じていました。そして、プラス、ロープが切れたら?ロープが足から抜けたら?気を失ったら?など、様々な「不安」を感じていました。ところが、二人目の男性(僧侶)は、飛び降りる前には、もちろん、恐怖を感じていました。しかし、それ以外の「不安」は感じていなかったそうです。この二人の差は、何だったのか?
ずばり、「座禅」です。僧侶の男性は、「座禅」の修業により、雑念を取り払うトレーニングが自然に、できていたのです。格好良く言えば「無の境地」でしょうか?このことは、科学的に証明されているそうです。「不安」は、通常、20〜30分程度で収まるそうです。それを無理して、抑え込もうとすると逆効果。「不安」は、巨大化します。この「不安」をコントロールするのが、脳の「背内側前頭前野」だそうです。
そこで、この「背内側前頭前野」のトレーニングに効果的なのが「座禅」となるわけです。と言っても、いきなり「座禅」なんて無理、無理。番組では、簡単なトレーニング方法が紹介されました。それは、?楽な姿勢で、目を軽く閉じる。?小川が流れている情景を想い浮かべる。?自分の心に湧きおこる感情や物を葉っぱに乗せて小川に流す。?何度も、これを繰り返す。これを、毎日10分〜15分程度。無理をしないで!
(詳しくは、「ためしてガッテンHP」http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120111.html)
「これだ。」そう思いました。早速、チャレンジ。でも、でも、小川が流れている情景が思い浮かばない。小川は、右から左に流れるのか?それとも、左から右に流れるのか?土手は、どうなっているのか?水量は?「私って、病んでいるのかな?」仕方ないので、具体的な情景である「明石川」ならば・・・、うむ、想い浮かべられた。岸辺は、葦だらけ、流れの中には鷺がいます。次に、10分って、どうやって測定しようか?スマートフォーンのアプリにストップウォッチを発見。やっと、これで、準備はできました。次が難しい。湧きおこる感情や物・・・って、何?まあ、何だか判りませんが、取りあえず、10分の瞑想、迷走?しかし、1分の黙とうでも、モゾモゾしてしまうのに、なかなか、難しい。これじゃ、「座禅」に行ったら、背中が腫れあがるんじゃないかと思う自分が情けない。ともかく、今年は、「座禅」にチャレンジですかね。乞うご期待。