お休み

建国記念日のお陰で、三連休でしたが、法事など、諸事多端につき、今週は、お休みです。あしからず、来週は、久しぶりに、夏目漱石に回帰して、「吾輩は猫である」の読書雑感を予定しています。

 あっ、一つだけ「つぶやき」ます。

今月号の文藝春秋は、第148回芥川賞受賞作「abさんご」が掲載されています。著者の黒田夏子さんは、芥川賞史上の最高齢(76歳)の受賞だそうです。これは、これで、大変、素晴らしいことだと思います。が、この作品、横書きで、しかも、異常に漢字の表記が少ないのです。要するに、「ひらがな」文学とでも言うのでしょうか?まあ、これが、読みづらいのってなんのって?私だけでしょうか?実は、読み始めで、少し、辟易しています。童話だとか、児童文学であれば、まあ、ひらがな主体もいいでしょうが、漢字文学に慣れた大人には、ちょっと、どうなんでしょうか?それと、横書き、これも、読みにくい。小説は、読者のためにある。読者が、読みにくいと感じる作品は、「形」において、問題があると思います。これを、堪えて、読了すれば、そこに、感動があるのかもしれませんが、取りあえずの感想でした。