「母親は、つよし。」

tetu-eng2013-06-09

 久しぶりに喫茶店で、お昼を食べ、珈琲を愉しみました。入店すると、すぐに、老夫婦がやってきてカウンターに腰掛けました。ご主人が、珈琲チケットを2枚出して、ウェイトレスと二言三言の会話。このお店のお馴染みなのでしょう。他界した父母も、夫婦で珈琲が好きだったので、喫茶店に行っては、ウェッジウッドなどのカップで珈琲を愉しんでいたことを想いだしました。
 話は変わります、この頃、あまり体調が思わしくない。
 一つは、肩こりが気になること。若い時から、肩こり症だから仕様がありません。私の肩こりは、肩というより、鎖骨から耳の裏につながる胸鎖乳突筋にハリを感じるのです。これは、私の数あるウィークポイントの一つです。毎月、行きつけの整体で、治療をしていますが、自然治癒はなかなかです。良くなったり、悪くなったり、今、バイオリズムの低調期の状態ですかね。
 もう一つは、最近のことですが、前歯のシェル(前歯につけ爪を貼り付けているようなもの)にクラックが入っていることが気になること。私は、先のことを考えすぎる気性のため、シェルが割れたらどうしようとか?前歯が一本抜けたらどうしようとか?考え出したら、キリがありません。前歯一本なければないで、子難しい顔が、愛嬌のある顔になって、いいじゃないか。とは思うものの、やはり、気になるのです。思えば、歯が抜けるという経験は、50年前のことです。歯がグラグラし始めて、歯茎がうずうずして、何かの衝撃でポロリととれていたと思います。その時は、あとから歯が生えてきましたが、もう、生えてはこないのでしょうね。
 体調の不良、気鬱は、気候の所為か。今年は、GW明けまで、肌寒い日が続き、漸く、春らしくなったかな、と思ったら、例年より、10日も早い梅雨入りでした。その梅雨も、今のところ、カラ梅雨の様子です。「気候病」という言葉もあるようですが、私のように、ナイーブな?心の持ち主は、影響を受けやすいのかもしれません。
 こうやって愚痴を書くと心が晴れますので、見えない読者の皆様を相手に、心のつぶやきをブログに書いていますが、本題はこれからです。
 先日、日曜日の夜8時半ごろ、東京で働いている一人息子から細君に電話がありました。「今、西明石にいるから迎えに来て。」この時間は、「八重の桜」を見ながら、休日の終わりに憂鬱になっている時間です。「えっ、親をアッシーにつかうか。」と余計なことを言いながら、内心、息子の帰宅がうれしい私です。やおら、車を出庫し、迎えに行きました。明日、岡山への出張で、6時半に家を出るとのこと。翌日、早朝の6時前に細君は、どうせ食べもしない朝食を用意していましたが、案の定、息子は朝ぶろに入って、岡山に向けて、すっ飛んで出ていきました。
 「いつも、いつも、どうせ食べないのに・・・」と私がいうと、「親が、面倒みなくて、誰がみるの・・・」母親は、無条件に子供のためには労を惜しまないものなのです。えらいものです。私は、心が痛い。どうしても、余計な愚痴をいてしまって、言わなければよかったと、あとで後悔します。「また、帰っておいで」と、そっと、息子あてにメールを送りますが、メールの返信はありませんでした。