日本人のDNA

tetu-eng2014-12-28


2014年(平成26年)は、あと、3日です。今年も、1年間、ご愛読いただき、ありがとうございました。

「謝意!謝意!」

今年は、1月に、生まれて初めて、手術と入院を体験して、痛い痛い船出となりました。また、6月には36年間勤めた会社を退社して、また、新しい船出をしました。気づかないうちにストレスを抱えたのか?やや、体調に不安をもって、年末となりましたが、やや、回復基調です。そんなこんなで、平々凡々とはならなかった午年でした。

そんな午年の先週、実に爽やかな経験したので、ご披露します。

時は、12月28日、日曜日、午後6時ごろ、場所は、近所の公園近くの交差点です。僕は、細君と相棒との散歩の帰り道、突然、交差点で激しいブレーキ音。振り返ると、250CCクラスの真っ赤な大型スクーターが転倒して、人が交差点中央部に投げ出されていました。その人は、うずくまって動けない様子。僕は、「あっ」と、思いましたが、すぐには動けませんでした。

すると、交差点の対岸にいた二人の女性(大学生かな?)が、交差点中央部の事故現場に駆けつけていくのを見ました。細君から、「父さんも、行かなくっちゃ!」と背中を押されて、押っ取り刀で現場に駆けつけ、救急車の手配を指示し、事故当事者を中央分離帯の踊り場まで移送することを、これも、指示。事故当事者は、うら若い女性だったので、ちょっと、手が出しにくかったのね。幸い、流血などはなかったので。

休日の夕方のため、かなりの交通量だったので、転倒した車両を放置した状態では、危険と判断して、信号の状況を確認しながら、車両を同じく中央分離帯の踊り場に移動させました。これには、ぎっくり腰になるかと思いました。そのうち、パトカー、救急車が到着。事故は、自損事故であり、事故当事者も打撲程度のようだったので(一応、救急車で搬送)、事情聴取も簡単に済まされ、「どうも、ご苦労様」といって、帰宅しましたが、・・・。

何が、爽やかかというと、一番に駆けつけた二人の女性の勇気を称賛したいということです。僕自身は、細君に背中を押されなければ、見て見ぬふりをしたかもしれません。災害、事故などの緊急な時に、人はどういった行動がとれるか?東日本大震災のとき、諸外国は、日本人の行動を称賛しました。僕の体験は、小さな事かもしれませんが、若い人が、ただちに行動したことは、やはり、日本人のDNAには、相互互助のスピリットがあるということでしょうか。

とにかく、この勇気ある二人の女性にバラボー。

でも、実は、ほんとに、かなりの交通量の交差点だったので、今、思い起こせば「命がけ」だったなと、冷や汗ものでした。

ということで、2015年(平成27年)は、皆様にとって、GOODなYEARであることを祈念して、また、僕が、元気に貿易センタービルに通勤でき、僕の家族が平々凡々と生活できることを祈念し、今年のブログのペンを置きます。

来年も、引き続き、よろしくお願いします。