「旅屋おかえり」

tetu-eng2015-04-26

「旅屋おかえり」
原田マハ
集英社文庫
2014年10月14日第二刷
600円(税別)

先週は、腰、背中、肩、首筋のハリを訴えて、なお、かつ、膝の痛みも訴えましたが、膝の痛みは、嘘のように、なくなりました。不思議だな。

ハリの方は、リポビタンを飲んだら、身体がぽかぽかして、これも、楽になりました。不思議だな。

と言うことで、今は、不具合な箇所は、脳みそ以外は、そこそこの状態であり、まことに、喜ばしいことです。

それに加えて、漸く、とりあえず一人と一匹の生活に終止符が打たれそうです。それで、緊張がほぐれてきたのかもしれません。これも、まことに、喜ばしいことです。

原田マハさん、以前、「楽園のカンヴァス」という絵画ミステリーを読み、面白かったので、次は、どんな小説かなという興味をもって、読みましたよ。

旅屋って、「あなたの旅、代行いたします」。旅の代行屋さんのお話。

『旅ってのは自分で行ってナンボのもんだ。他人に任せた時点で、そりゃもう旅とはいえなくなるのかもしれない。
それでも、わけあって「誰か」に旅してもらいたい人間も、広い世の中にはいるかもしれないだろ?
しかも「誰か」じゃなくて、「旅の達人=おかえり」に特別な旅をしてもらいたいって思う御仁がさ。』

「旅の達人=おかえり」、丘えりか。元アイドル。三十すぎまで鳴かず飛ばず。そして、唯一のレギュラーキャスターのTV旅番組「ちょび旅」は、スポンサーの意向で、終了。そんなとき、「おかえり」のファンから、ひょんな依頼が舞い込んできました。それが、「角館の桜を観てきて欲しい」という旅の代行です。

ぼくは、旅は、あまり好きではありません。何せ、飛行機、船、電車、バスなどの乗り物が嫌い。特に、飛行機は、乗れません。まあ、閉所医恐怖症なんですかね。だいいち、おおきな鉄のかたまりが空を飛ぶのはおかしいですよ。って、ぼくの頭がおかしいかも。ということで、だいたい、どこかへ出かけるのも、車での日帰り圏内ですね。

そういえば、昨年のGWは、瀬戸大橋−金比羅参り−大鳴門橋−淡路島−明石海峡大橋の瀬戸内ぐるり旅でしたが、今年は、どうするのかな?その前は、鳥取砂丘余部鉄橋の山陰ちょい旅でしたかね。そのとき、福知山まで足をのばして、鴨鍋を食べに行こうとしましたが、目的のお店が予約できなかったので、残念しました。今年は、福知山か?

『今日もちょびっとちょびっ旅、いかがでしたか。
ほんと、旅って不思議ですよね。
出かけてみると、いろんな発見がある。新しい出会いがある。
出かけてみなくちゃ、何が起こるかわからない。
だから、とにかく出かけてみませんか。心の洗濯、ひと休み。
それでも皆さん、ご一緒に。
旅に出ようよ、明日から。
いいことあるよ、大丈夫!』