ぶらり・・・お墓参り

tetu-eng2015-08-16


ベランダ菜園のミニトマトを収穫。高価なミニトマトですが、あと、2回ぐらいは収穫できそうです。とりあえず、どうせ、もう飽きただろうと思っている読者のために、報告します。

実は、同時に植えた万願寺トウガラシは、2個ほど収穫、あと2個、成長中です。大葉は、失敗して、友人から、新たなに苗をいただき、順調に生育し、冷奴の薬味に、むしっています。そのほか、小松菜は、残念ながら、生育不良、そろそろ、撤収して、蒔き直しの検討中です。初めてのベランダでの菜園ですが、なかなか、難しいですね。

さて、土曜日にお墓参りで帰省しました。変わることのない、ふるさとの山は、どこにでも見られる山なのに、なぜか、他とは違った感慨があります。18の歳に、故郷を後にして、44年。それでも、故郷は、やっぱり、故郷です。

幾度となく、新下関の駅から旅だち、幾度とのなく、新下関の駅に降り立ちました。といっても、思い出せば、下関に新幹線が開通するまでは、夜行列車「あさかぜ」(ブルートレイン)での行き来でしたね。もう、遠い昔の話です。

タクシーで墓地まで20分。3年前に亡くなった母が建てたお墓に参るのも、父が亡くなってから10年目です。お墓の前に一人で立ち、お墓をタオルで拭いて、お墓に、話しかけていると、両眼から汗のような水が鼻筋を伝って顎から滴り落ちます。このごろ、涙もろくなった僕は、お墓の前に中腰になって「般若心経」を読経して、声を詰まらせます。還暦を過ぎた初老のおじいさんが、まったく、みっともない姿です。そして、「またの再会」を約して、タクシーに戻り、トンボ返りしました。

新幹線の往復の車内で、芥川賞作品を読破。話題の「火花」は、すでに雑誌「文学界」で読んでいたので、同時受賞の「スクラップ・アンド・ビルド」(羽田圭介)ですが、これは、秀作です。「火花」人気で、この作品が埋もれてしまうのが惜しい。社会派作品としては、各段、この作品の方が読まれるべき作品です。このことは、また、読書雑感で書きます。

以上、ぶらり・・・お墓参り、でした。