「鍵のない夢を見る」

tetu-eng2015-11-08

「鍵のない夢を見る」
辻村 深月
文春文庫
2015年8月10日第2刷

まずは、NEWSです。

土曜日にハーバーランドの大人気の「Eggs‘n Tings」に行って、パンケーキを食べちゃいましたね。
入店まで、30分待ち、左程でもなかったです。注文して、20分ぐらいで、出てきので、パンケーキは、注文を受けて焼くのじゃないのかも?見よ!このすごいボリュームでしょう。これを、一人で食べるのは、ちょっと、無謀でした。反省!

次に、今年も、年賀状の発売が始まりました。

ぼくは、毎年、年賀状の購入資金として、ペットボトルに小銭を貯金しています。今年は、1万7千円也。昨年は、1万9千円だったので、ちょっと、我が家は、不景気かな?

この貯金を原資にして、今年は、230枚の年賀状を購入。昨年までは、250枚だったので、これも、マイナス成長ですね。馬齢を重ねるに従い、お付き合いの範囲も、縮小気味ですね。

毎年の年賀所のデザインは、ぼくの拙い「橋のスケッチ」がメインですが、来年は、「下津井瀬戸大橋」がモチーフです。すでに、文化の日に描きましたが、一足早く、お披露目をしておきます。

あとは、来週頃、パソコンで製作する予定です。やれやれ、もう、今年も、例年の年末行事が始まりました。

さて、漸く、読書雑感です。

「鍵のない夢を見る」は、平成24年度上半期の直木賞受賞作です。文庫本になったので、買いました。

辻村深月さんの小説は、今年の1月に「ツナグ」を読んで以来です。そのとき、読みやすいストーリー性と平易な文章で、ぼくにとっては、好感が持てた作家でした。

「鍵のない夢を見る」は、5人の女たちのそれぞれの人生を短編で描いています。窃盗癖のある母親とその小学生の娘、大きな勘違いをしている恋にあこがれる役場勤めの娘、どうしよもない男と縁が切れない娘、夢ばかり追う恋人を忘れられない女教師、そして、育児ノイローゼの母親。

5人の女たちを「鍵のない夢を見る」というタイトルでまとめています。小説を読み終わって「鍵のない夢を見る」って、どういう意味なんだろうと、首をかしげています?

巻末に「対談 どこでもない“ここ”で生きる」という林真理子×辻村深月が、掲載されています。文庫本には、こういったおまけがあるのがいいですね。本編より、このおまけがおもしろいという本もあります。

この本が、そうだというわけではありませんが、この本を読んで、印象に残ったセンテンスが「相田みつお」だけでは、ちょっと、寂しいですね。

『うそはいわない こころにきめて うそをいう  相田みつお』