「インビジブルレイン」 

tetu-eng2016-08-28

インビジブルレイン
誉田 哲也
光文社文庫
2013年3月10日第8刷

8月は、健康のため、週1回は夏休みを、と思っていましたが、先週は、1週間、ベッタリと出勤して・・・・当たり前か!とにかく、なんといっても、今年のこの暑さには、ちょいと、参っちゃいますね。

そこで、15日の木曜日は、夏休み。

でも、休むと、なぜか、チョロチョロと動いてしまうのは、貧乏性の証拠でしょうか?朝から、まずは、お医者さん巡り。定期検診の歯医者さんで、ジージー・・・異常なし。ちょいと、皮膚に炎症が出ているので皮膚科に回って、診察してもらい、お薬をいただきました。

そのまま、帰宅してゆっくりすればいいのに、そうはいきません。そそくさと準備をして、ハーバーランドにお出かけです。天気がよかったので、すみきった青い空に、白い雲、そして赤いポートタワー。「This is the KOBE!」です。

大塚家具、カリモクと家具屋さんを巡って、いろいろと家具を物色。大型電気店や家具屋って、ブラブラ見ていると、飽きないし、夢が広がりますね。でも、なかなか、買い替えの決断はできません。使用中の家具には、曰く因縁があり、歴史が詰まっていますからね。

結婚したときお父さんが買ってくれたとか、家を買ったときオヤジが買ってくれたとか、電化製品は壊れると、買い替えざるを得ませんが、家具は、古びますが、壊れることはないですからね。

そんなこんなで、この夏休みもグッタリです。

余談は、これぐらいにして、「インビジブルレイン」、誉田哲也の警察小説。姫川玲子シリーズ第4作です。「インビジブルレイン」は、なんと訳せばいいのでしょうか?「見えない雨」でしょうか。

劇場用映画「ストロベリーナイト」の原作です。テレビドラマでも、「ストロベリーナイト」です。主演は、竹内結子さんで、はまり役でしたね。巻末に、誉田哲也×竹内結子の対談が収録されているのが文庫本のお得なところですね。

『誉田 長くて難しいセリフも多いドラマでしたね。
竹内 それまで私、理路整然と相手に問いかけたり問い詰めたりする役はあまり経験がなくて、どちらかと言うと、のんびりしたセリフ回しの役が多かったんです。
誉田 でも、「玲子」を演じている時の竹内さんは、僕のなかでも完全に「玲子」なんですよ。他の役やCMでお見かけする竹内さんはあくまで「竹内結子」なんですが、火曜の九時に「ストロベリーナイト」が始まると、竹内さんが突然「玲子」になる。
竹内 お、それは褒め言葉と受け取っていいですか?』

警視庁刑事部捜査第一課殺人犯捜査第十係第二班、通称「姫川班」の主任が、姫川玲子、三十一歳。チンピラ惨殺事件に端を発した捜査の過程で、過去の事件との関連が浮かび上がってきた。ところが、上層部は、過去の事件の追及を認めず、事件との関連性を隠蔽しようとする。

さて、そこで、お決まりのように、姫川玲子の単独捜査が始まります。「事件は現場で起きている」って、湾岸署みたいですね。警察幹部による事実の隠蔽、それに立ち向かう現場警察官の活躍。勧善懲悪的な振り回しは、なぜか、結果は、判っているのに飽きませんね。日本人って、水戸黄門的な世界が好きですね。

たまには、ベタな勧善懲悪的な振り回しもいいですよ。