ときには、会社をサボるのも悪くはない。

tetu-eng2016-12-11


先日、午後から会社をサボって、「香雪美術館」に行きました。「香雪美術館」は、阪急「御影」駅から徒歩10分の閑静な住宅街にあります。美術館としては、小さな二階建ての瀟洒な建物が、綺麗なお庭とコラボして、情緒ある雰囲気を醸し出しています。

お庭は、毎月2回ぐらいに特別見学会が開催されています。なかなかの人気で、すぐに定員に達するようです。どうせ、会社をサボるのだったら、予約すればよかったと思ったのは、あとの祭りでした。

当日は、「野々村仁清とその時代」という特別展が開催されていました。内容は、焼き物の展覧会でした。別に、焼き物に興味があったわけでもなく、鑑賞しても、さっぱり、判らない。じゃ、なぜ、美術館に行ったのか?ただ、思いつきで訪ねたということです。

すべて計画的に行動するよりは、無計画に行動する方が、おもしろいのでは?それって、無駄です。いやいや、人生は、壮大な無駄の積み重ねじゃないかな。

なんて、訳の分からないことを考えながら、小さな美術館の静寂な展示室で、一人、イスに腰掛けて、「天目茶碗」を眺めていると、やがて、視界はぼやけて、目に映る映像は、意味のないものとなり、ぼくは、違う世界に誘われているような気分になります。

そんな時間を楽しみながら、小一時間ほどを「香雪美術館」で過ごしました。小さな美術館なので、ミュージアムショップやティールームなどはありません。でも、「御影」駅の周辺には、ショートケーキが有名な「高杉」、コーヒーが有名な「御影ダンケ」などのおしゃれなお店があります。そうだ、今度は、会社をサボって「御影ダンケ」に寄ってみよう。

「香雪美術館」のお隣は、「弓弦羽(ゆずるは)神社」です。この神社の由緒を読んでいると、懐かしい地名を発見しました。以下、御由緒の一部です。

『社伝によれば、往古、神功皇后三韓より御凱陣の時、長門國豊浦より摂津國難波浦に向かわれる途中、・・・・・・』

この長門國豊浦の地は、ぼくが青春の一時期(高校時代)を過ごした思い出の地名であり、豊浦(とよら)と読みます。会社をサボって、青春時代にフラッシュバックできるとは、ラッキーでした。

この弓弦羽神社、あることで、参拝者が多くなっています。さて、そのあることとは・・・・・???
はい、ヒントは、冬のスポーツの一つです。

はい、羽生結弦(ゆずる)さんの応援絵馬が多数あることです。「ゆずる」つながりですね。同じように、三宮にある「二宮神社」は、嵐の「二宮」つながりで、「ニーノ」のファンの応援絵馬が多数あります。

ということで、たまには、会社をサボって、ぶらつくのもいいですね。もう少し、頻繁に、ぶらついてみようと決意を新たにしています。