「桜ハウス」 

tetu-eng2017-06-04

「桜ハウス」
藤堂 志津子
2009年3月25日第1刷発行
集英社文庫

木曜日の夜のこと。

ちょうど、お風呂から上がって、錦織の試合を見ていると、突然、外が騒がしくなりました。大風と大雨。すると、ベランダで大きな音がしました。「やや、植木鉢が花台から落ちたかも?」窓を開けて様子を窺うと「やはり!」しかし、あまりの横殴りの雨でベランダに出ることもできません。

しばらくすると、風がおさまったので、そっと、ベランダを窺ってみると、案の定、「藤の花の植木鉢」が花台から落ちていました。下にあった「オリーブの鉢」を抱えるようにして、オリーブの鉢の横の別の鉢の上に、上手に乗っかっていました。なんとも不思議な光景です。幸運にも、オリーブの木に損傷はなく、また、藤の花も損傷なし。植木鉢も割れていない。

「藤の花の植木鉢」(直径30センチ、高さ40センチの鉢)は、1メートル以上ある花台の上から、スライドするように飛ばされて、上手に着地をした様子です。まことに、不思議な現象ですが、事実です。細君と2人、おっと、もう一匹と首をかしげながら、この現象を眺めていました。

やや、雨が小降りになったので、ベランダの不思議な現象を片付け始めたら、今度は、青い稲妻とともに大きな落雷の音「ドッカーン」。「ワンワン」「キャンキャン」・・・「ピッカ、ピッカ」「ゴロゴロ」まったく、騒がしい。テレビは、ピンポーン「竜巻注意報」のテロップ。これも、地球温暖化の影響でしょうか?

おいおい、毎年毎年の異常気象。こうなってくると、異常ではなく、普通になってしまう。今世紀末には、デング熱が北海道で流行とのこと。今世紀末には、生きてはいないが・・・・ひょっとすると、生まれ変わって北海道に住んでいるかも?すると、お騒がせのアメリカ大統領トランプが「パリ協定から脱退表明」。そのうち、アメリカは世界の異端児・・・いや「ジャイアン」になっちゃいそうです。

やはり、人類は、地球温暖化を抑制するための英知を結集した努力が必要でしょう。

愚だ愚だと、ここまで、書いてきて、漸く、「読書雑感」です。

『喧嘩別れしたとかの、気まずい理由から四人そろって再開できなかったのではなかった。
ただ四人それぞれが、過去をなつかしむという、そういう時期の訪れが必要だった。
その年月は短すぎても長すぎても実現しない。
おそらく、ちょうどいまなのだろう。自分たち四人にとっては。
ベランダから見える黄色味の濃い月を、これにそっくりな色の月を、どこかで見たことがあるけれど、いつ、どこでだったか、蝶子はいくら記憶をたどっても思い出せなかった。』

3年間、年代の違う女四人がハウスシェア。そして、7年ぶりに「桜ハウス」で再開。年代、仕事、性格などバラバラの四人、でも、ホンネで話すことができる四人のお話。

3年間、いっしょに暮らしていて、7年間会わなければ、もう、他人でしょう。なんて身も蓋もないことを言ってしまいますが、四人の大人の女の恋愛小説・・・といっても、ドロドロ感のないスッキリした恋愛小説を得意とする作者らしいです。4編の短編連作なので、あっ、という間に読み終わって、あとは、おぼろ!あとは、おぼろ!

この本も、長らく本棚の肥やしになっていたのですが・・・もう一冊、「夫の火遊び」というタイトルの続編もありますね。でも、もう、読まないかも!残念!これが、ぼくの感想です。あっ、大人の女性向の小説なのでしょう。失礼しました。