「花のさくら通り」

tetu-eng2017-10-29

「花のさくら通り」
荻原 浩
2015年9月25日第1刷
集英社文庫

一人も、一匹も、元の日常が戻ってきて、「ほっこり」としています。って、先週、書きました。事実は間違いありません。ところが、一匹は、絶好調ですが、一人の方が、ややメンタル不調のようです。どうも、お昼前になると、フワフワした感じで、シャッキとしませんね。

お昼ごはんを食べて、エネルギーが充填されると、少し、持ち直しますが、夕方になると、また、フワフワした感じで、シャッキとしませんね。晩御飯を食べて、ソファにゴロリとしていると、だんだん持ち直してきます。そうすると、ウクレレで弾き語りを5曲ぐらいこなして、お風呂に入って、ストレッチ、そして、20分間の瞑想(マインドフルネス)、ちょっと、読書して、眠くなったら、おやすみなさい。

まあ、普通といえば、普通なのですが、何か、違和感があるのです。その何か?は、わかりません。5ヶ月の一人と一匹の生活は、ぼくの心身にダメージを与えたようです。とにかく、見かけによらず感受性が豊かなのです。もっと、「鈍感力」を養わないといけないのでしょうが、さて、この歳では、今更ですかね。そこで、今、ブームの「マンドフルネス」です。それって、何?という方は、Yahooで検索してくださいね。

そんなこんなで、また、一週間が過ぎました。そうそう、書きませんでしたが、今月、64歳になりました。自分の歳を文字で書いてみると、とんでもなく馬齢を重ねたと驚いてしまいます。いつのまに、こんな歳になっちゃたのか?そりゃそうでしょう。このブログも、もう、10年を超えてしまいました。われながら、よく続いていますね。

ということで、読書雑感に移ります。

テレビ東京の金曜8時枠ドラマ(神戸では、テレビ大阪)「ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜」の原作です。ドラマの脚本家は、岡田惠和(「ひよっこ」の脚本家)、キャストは、沢村一樹和久井映見、三宅裕二、やついちろう など・・・・えっ、キャストも「ひよっこ」のメンバーじゃないですか。ということで、先週の初回ドラマ、結構、面白かったですよ。

ユニバーサル広告社シリーズの第三弾です。第一弾「オロロ畑でつかまえて」第二弾「なかよし小鳩組」の読書雑感は、このブログで書きました。ご承知のとおり、今回も、潰れかけの広告代理店「ユニバーサル広告社」の敏腕クリエィティブ・ディレクター兼コピーライター杉山たちの「さくら通り商店街」活性化のためのドタバタ劇です。

『「理屈がなくても、裏づけがなくても、何もしないより、何かをしたほうがましです。覚悟は何かをした後についてくるものだ。変わろうとしなければ、変わらない。」
「コマーシャルのキャッチフレーズみたいだよ。うまいこと言うのがあんたらの商売みたいだな。でも、そのせりふを口にするのは、よそ者のおめえじゃねぇ」
「よそ者だからわかることもあります。中に入ってしまったら見えないことが、見える。」
「何がわかるんだ」
「このままじゃ」
「このままじゃ、なにさ」
「この商店街はシャッター通りになってしまいます」』

うむ、「何もしないより、何かをしたほうがましです。覚悟は何かをした後についてくるものだ。変わろうとしなければ、変わらない。」このことば、いい言葉です。ぼくは、「変わろうとしなければならない」いつまでも、グジグジしていても、「何も変わらない。」「覚悟」は何かした後についてくる?ここは、よく判りませんが、本からは、いつも、何か一つ言葉をもらえれば、それでOKです。