「億男(おくおとこ)」

tetu-eng2018-05-06

億男(おくおとこ)」
川村 元気
2018年3月10日第1刷
文春文庫

先週の金曜日、「南北首脳会談」(in 板門店)。政治ショーとしては、抜群のシチュエーション。なんだか、北朝鮮金正恩委員長の堂々たる対応が目立ちました。まあ、これはこれとして・・・これから、どうなるのか、が注目されます。

今週になって、誰が言い出したのか?韓国の文在寅大統領、アメリカのトランプ大統領、はては、北朝鮮金正恩委員長にノーベル平和賞なんて!「なんでやねん!!」日本の上空にミサイルを飛ばして、平和に危機感を与えて、ちょっといい子になったら、ノーベル平和賞。ちゃんちゃら、可笑しいわい。・・・ちょっと、下品ですね。

かって、南北会談を実現した金大中さんにノーベル平和賞を授与したら、まあ、なにがどうなったか、北朝鮮核兵器の開発をじゃんじゃん進めてきました。まあ、過去に囚われてはいけないとは思いますが、そもそも、ノーベル賞なる賞は、政治家に授与するのは如何なものか?以前から、そう思っていました。賞があるので、しょうがないから(これ、洒落)民間人や民間活動団体に授与した方がよろしいのではないでしょうか?その点、昨年の「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」はよかったね。

で、今週の時事放談は終り。

川村元気さんって、作家としては聞いたことがないと思ったら映画のプロデューサーさんらしいです。どおりで、内容は面白かったのですが、文章は、うむ、偉そうに言えば、いまいちでしょうか?ストーリーは、宝くじで三億円を当てた男が、「お金と幸せの答え」をさがして奔走する物語です。理屈っぽくいえば、「お金と幸せの関連性」でしょうか?「お金があれば幸せなのか」「お金で幸せは変えるのか」ということなのでしょう。

この本、お金にまつわる金言のオンパレードです。

『貨幣とは、奴隷制度の新しい形だ(トルストイ)』
『うまくお金を使うことは、それを稼ぐのと同じくらい難しい(ビル・ゲイツ)』
『金持ちが、お金をどのように使うか分かるまで、その人間を褒めてはいけない(ソクラテス)』
『諸悪の根源はお金そのものではなく、お金に対する愛である(サミュエル・スマイルズ)』
『富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、喉が渇いていく(ショーペンハウエル)』
『世間は、金持ちを尊重し、偉人として認識する
ひとりの金持ちが存在するためには、少なくとも五百人の貧乏人がいなければならない(アダム・スミス)』
などなど、ですが、特に秀逸なのはつぎの二つですね。
『きっと貧乏には楽しいことがたくさんあるに違いない。そうじゃなければ、こんなにたくさんの人が貧乏でいるはずがない(樋口一葉たけくらべ」』
『人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ
 戦おう。人生そのもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく、素晴らしい。死と同じように、生きることも避けられないのだから(「チャーリー・チャップリン「ライムライト」』

以上でした。まあ、「お金は無いよりはあった方がいいに決まっている大切にしましょう(dandy―papa)」