「ちょっと今から 仕事 やめてくる」

tetu-eng2018-06-17

「ちょっと今から 仕事 やめてくる」
北川 恵海
2015年4月7日第3刷
メディアワークス文庫

早いものです。もう、1週間が過ぎてしまいました。

6月下旬は、株主総会シーズン。ぼくの会社も、ご多分にもれず、年1回の株主総会です。役員任期もあり、退任する方、新任する方、連動して幹部の人事異動と、何かと気忙しい季節です。併せて、送別会のシーズンにもなります。

送別会といえば、3月の年度末は、定年退職に伴う人事異動があるので、やはり、送別会シーズンです。日本の会社では、おおむね年2回は送別イベントがありますね。ぼくも、あと1年、会社にお世話になる予定なので、あと2回、送別会シーズンを経験することができそうです。もっとも、古典的神経症不整脈と上手に付き合いながらですが・・・・。

余談が、面白くないので、読書雑感です。

メディアワークス文庫って、聞きなれない文庫ですが、有名どころとしては「ヴィブリア古書堂の事件手帖」シリーズの発行元です。KADOKAWAの企画しているアスキー・メディアワークスがプロデユースしている書下ろしの文庫本ですね。毎年、電撃小説大賞メディアワークス文庫賞(賞金100万円)を募集して、新人作家を発掘しています。有川浩の「塩の街」も、この賞を受賞しているらしいです。

北川恵海さん。年齢不詳。性別不詳。経歴不詳。

「ちょっと今から 仕事 やめてくる」

2017年のベストセラー。そして、映画化された作品です。

ブラック企業で過重労働とパワーハラスメントで、心身ともにボロボロとなった隆。あるとき、電車を待っていたホームでフラフラと線路に近づいた。そのとき、「ヤマモト」に腕をつかまれ、そのまま、居酒屋に連れ込まれた。

『一週間の歌 作詞作曲 青山隆
月曜日の朝は、死にたくなる。
火曜日の朝は、何も考えたくない。
水曜日の朝は、一番しんどい。
木曜日の朝は、少し楽になる。
金曜日の朝は、少し嬉しい。
土曜日の朝は、一番幸せ。
日曜日の朝は、少し幸せ。でも、明日を思うと一転、憂鬱。以下、ループ』

こんな社会人生活を過ごしている若者が一人でもいるとすれば、社会がおかしい。大人がおかしい。そう思いませんか?もし、会社で気になる若者を見つけたら、

『人生って、それほど悪いものじゃないだろう!』

そう、声をかけてあげてください。