「生きるぼくら」

tetu-eng2018-07-08

「生きるぼくら」
原田 マハ
2016年5月10日第6刷
徳間文庫

もう、三日三晩、雨が降り続いています。しかも、シトシト五月雨ではなく、ザーザー七月雨です。台風でもないのに・・・?これは、何でしょう?関東では梅雨明け宣言をしたあとに、梅雨前線が南に下がってきて、台風7号の影響もあり、台風が温帯低気圧に変わったとともに、曇り・雨・大雨となってしまいました。

気象予報士ではないので、気象について、詳しいことは判りませんが・・・・。今も、窓に、バチバチと激しい雨が吹き付けています。関西の主要な鉄道の運転見合わせ、高速道路の通行止めなどで、大阪の地震に続いて、交通網はズタズタの状態です。

それでも、地震は、突然のことなので大混乱になりましたが、大雨は、事前に、警戒情報が出されていたので、ある程度、予測できるので、みなさん、それなりに対応ができたようです。学校は、休校。会社は、特段の予定がないかぎり出勤自粛などなど。ぼくは、家に特段の予定がないので、お気楽な会社に出勤しましたが・・・・(笑)。

Yahoo天気予報によると、来週は、台風8号が接近するとのこと。来週末は、雨と風のダブルパンチか?やれやれ、兎にも角にも、甚大な災害が発生しないことを祈るのみです。自然には、人智は敵いませんから・・・・。って、すでに、甚大な災害になってしまいました。

アーメン、ソーメン、冷ソーメンって、そういえば、夏の季節になりますが、スイカは食べましたが、ソーメンはまだです。もっと、暑くなってからですね。雨も嫌だし、暑いのも嫌だし、年寄りには過ごし難い季節ですね。あ〜、早く、秋が来ないかな!

何をぼやいているのか、訳が分からなくなったので、「生きるぼくら」。

一言で、引きこもりの青年と対人恐怖症の・・・・・・。うむ、急に考え込んでしまった。少年の対義語は少女。では、青年の対義語は・・・・?。青年という用語は、男性の感覚。青少年という。でも、青少女とは言わない。青年という用語は、男女を問わずを意味するのか?うむ、うむ、日本語は難しい。「ちこちゃん」に聞いてみよう。

まあ、兎に角、引きこもりの若い男性と対人恐怖症の若い女性という風変わりなカップルの米作りの農業小説です。

『ひと粒のお米には、七人の神さまが住んでいらっしゃるのよ。
あなたが残したそのご飯、いったい何粒あるのかしらね。何人の神さまが残されているのかしら。
せっかくあなたの体の中に入って、元気をつけてくれようと待っておられたのに、たくさんの神さまに申しわけないじゃない?
いますぐじゃなくてもいいから、もう少し時間をおいて、ちゃんと残さずお食べなさい。
それまで、神さまたちは、きっと待っていてくださるわよ。』

蓼科の認知症になったばあちゃんの家にやってきた、血のつながっていない2人の男女の孫。ゆったりとした時間が流れるなかで、ばあちゃんの田んぼの米作りに挑戦する。

本のカバーは、東山魁夷の「緑響く」。湖と森と白馬。ばあちゃんは、この絵の場所「御射鹿池」が大好きでした。魁夷ブルーというのでしょうか?この絵、ぼくも、大好きです。機会があれば、「御射鹿池」に行ってみたいですね。