ラクビーが、こんなに面白いとは、まったく、知りませんでした。
ずばり、ぼくは、ラクビーの「にわかファン」です。そういえば、「にわかファン」という文字がプリントしているTシャツをみました。これほど、堂々と、「にわかファン」を公言するのも珍しいですよね。普通は、知ったかぶりをするものです。それほど、日本開催のラクビー・ワールドカップは、強烈なインパクトがあったということでしょう。
4年前、「ルーティン」というフレーズが流行しました。それも、ラクビー・ワールドカップでの出来事でした。五郎丸のキックの前の仕草が話題となり、そのころ、大人も子供も、その仕草をまねたものです。そして、日本が、南アフリカに勝ったことは、スポーツ史上最大の奇蹟なんて言われていました。あれから、4年のときが過ぎたのですね。
たぶん、この4年前から、ラクビーというスポーツが、少しずつ認知されてきたのでしょう。いや、いや、思い起こせば、松尾雄治の新日鉄釜石の日本選手権7連覇・・・40年前か?そして、平尾誠二の神戸製鋼の日本選手権7連覇・・・30年前か?そのころも、盛り上がっていました。そういえば、神戸製鋼の灘浜の練習場に見に行ったことがあります。それから、ラクビーって忘れていましたね。たぶん、サッカーのJリーグブームで、サッカーファンに転向したのでしょう。ぼくは、ミーハーですからね。
むかしの話は、どうでもいいのですが、ワールドカップの日本開催ということで、随分前から、神戸でもPRはしていたのですが、盛り上がり、いまいちという雰囲気でした。ところが、ところが。
第1試合のロシア戦・・・ちょっと、ヒヤリのスタート。第2試合のアイルランド戦・・・ほとんど、まさかの勝利。ここから、グッと、フィーバー。第3試合のサモア戦・・・五分五分かも、でも、勝利。第4試合のスコットランド戦・・・前回、負けたし、無理かなと思ったら勝っちゃった。
そして、Quarter final 南アフリカ戦・・・前回、勝っちゃっているから、また、勝てるかも。残念ながら、ノートライに終わりました。
なぜ、ここまで、爆発的に盛り上がったのでしょうか?もちろん、フィールドの激しい格闘技ですが、きびしい規則性があること。そして、たぶん、意外性(Japanには、失礼ですが)。そして、「にわかファン」は、ルールに詳しくないので、試合を重ねるごとに、学習していく新鮮さが面白いのではないでしょうか?やれ、「ジャッカル」だとか、「ノットリリース」だとか・・・。
おかげで、ぼくは、日本戦以外も、放映があれば、観戦しています。昨日のイングランドとニュージーランド戦は、心理戦が先行したと思います。試合開始前、ニュージーランドの「ハカ」というセレモニーに対して、イングランドは選手が「く」の字型に展開して「ハカ」を囲いました。まるで、魚鱗の陣に対して鶴翼の陣を展開したようでした。
たぶん、これで、ニュージーランドは、やや、動揺したのでは?それから、1分40秒で、イングランドにファーストトライを許しました。こんな見方も、面白いですね。
さあ、今夜は、南アフリカとウエールズとの戦い。ぼくは、南アフリカを応援します。だって、ウエールズだと、Finalが、イギリスの国内戦になってしまいます。これじゃ、つまらないですよね。そもそも、イギリスだけ4チームも参加しているのが、どうかな?と思いますが・・・ね。