「ハレルヤ」

「ハレルヤ」

重松清

新潮文庫

令和3年7月1日発行

 

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明石城全景 30年ぶりに明石城城内を散策。子供が、幼稚園に入る前だったと思いますが、何度か、明石城公園に来て、遊ばせていました。明石城は、天守台はありますが、そもそも、天守閣はなかったそうです。JR明石駅のホームから、坤(ひつじさる)櫓と巽(たつみ)櫓を、横一直線に見ることができます。

 

秋が遠い。もう、お彼岸が過ぎて、10月初旬というのに、日中は気温30℃°程度です。さすがに、日照時間が短くなったので、朝夕は、20℃程度で、扇風機の出番は風呂上りぐらいです。

 

これも、地球温暖化の影響かと思ったが、日記を読み返してみると、昨年のこの時期、秋雨前線、台風のため、雨の日が多く、気温も低くて、寒かったようです。自然は、人知の及ぶところではなく、千年、万年の単位で変化しているのでしょう。

 

人生100年足らずで、やれ、どうのこうのと言っても、詮無いことかもしれません。

 

漸く、コロナさんが、落ち着いてきたのですが、まだ、夜の会のお誘いがないということは、もう、忘れられたのか?まだ、用心をしているのか?いずれにしても、残り少ない人生、気儘に生きたいものです。

 

そこで、「ハレルヤ」・・・ってどういう意味?ヘブライ語で神への祈りの言葉らしいです。旧約聖書由来らしいです。キリスト教の「アーメン」、仏教の「南無阿弥陀仏」みたいなものですかね。

 

話は飛びますが、「南無阿弥陀仏」とは、どういう意味か?「阿弥陀仏」って、誰?難しいいので深追いしませんが、お釈迦様ではなく、悟りを開いた仏様らしいです。??。「南無」とは、全身全霊で帰依しますという意味らしいです。

 

話を元に戻して、重松清さんの小説は、久しぶりです。以前、ハマっていましたが、どうしても、飽きてきますよね。池井戸潤も、東野圭吾も、新刊のたびに、読んでいましたが、やはり、飽きちゃうのです。ごめんなさい。でも、ときどき、リターンしています。

 

そうすると、フレッシュなフィーリングで楽しめます。

 

「ハレルヤ」も、重松ワールドを愉しむことができました。

 

2009年5月2日、キヨシローが亡くなった。

 

レイ・チャールズを聴き、サム・クックを聴き、マディ・ウォーターズを聴き、ウイルソン・ピケットを聴き、サム&デイヴを聴き、アイク&ティナ・ターナーを聴いて、もちろんオーティス・レディングを聴いた。

聴くだけではなく、自分でも吹いてみた。』

 

洋楽に、まったく、門外漢のぼくは、いったい、誰のことなのか?サッパリと、分かりませんが、この小説は、この流れです。

 

「ショットガン・ブルース」彼らの5人のバンドの名前。アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、トロンボーンにトランペット。

 

その5人も、みんな46歳。それぞれの人生を歩んでいる。

 

キッカケは、あのキヨシローが遠くに旅立った。

 

伝説の男の啓示に導かれ、五人が再会する。

 

「いま、幸せですか。」・・・でも、幸せって、なに?

 

「ハレルヤ!」 キヨシローが空の上でシャウトする。