いよいよ秋のG1に向けて

菊花賞

■いよいよ秋のG1に向けて
いよいよ秋のG1に向けて、トライアルレースが始まった。
まずは、秋華賞(京都芝・2000m)。サラ系3歳牝馬の3冠を賭けての最終戦である。今年は、桜花賞阪神芝・1600m)を、ダイワスカーレット(安藤)、オークス(東京芝・2400m)を、ローブデコルテ(福永)が制し、ローブデコルテに至っては、レコード勝ちでした(桜花賞オークス秋華賞が三歳牝馬の3冠)。
その秋華賞のトライアルレースが、紫苑ステークス(中山芝・2000m)で、9月8日(土)に開催され、1番人気のミンティエアーは敗れて、アルコセニョーラ(中舘)とラブカーナ吉田隼人)に優先出走権が与えられました。続いてローズステークス阪神芝・1800m)が、9月16日(日)に開催され、1番人気から3番人気まで珍しく人気どおりに決着し、ダイワスカーレット(安藤)、ベッラレイア武豊)とレインダンス(福永)に優先出走権が与えられました。
今年の3歳牝馬は、強力なメンバーが揃っており、当然、ローブデコルテも参戦すると思われるので、さらに、激戦が予想されます。福永が、どちらに騎乗するのかも興味はありますが、ローブデコルテでしょうね。もう1頭、3歳牝馬でダービーを制覇したウオッカは、どうするのでしょうか?菊花賞は牡馬限定のためこれに参戦することはできないと思いますが、この辺も興味のあるところです。
次に、菊花賞(京都芝・3000m)。サラ系3歳牡馬の3冠を賭けての最終戦である。皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、ダービーは「最も運のある馬が勝つ」、そして菊花賞は、3000mの長丁場を走りぬくことから「最も強い馬が勝つ」と言われています(皐月賞、ダービー、菊花賞が三歳牡馬の3冠)。
今年は、東京優駿(ダービー)(東京芝・2400m)を、ウオッカ(四位)が3歳牝馬として64年ぶりに、皐月賞(東京芝・2400m)を、ヴィクトリー(田中勝春)が制しました。
その菊花賞のトライアルレースが、セントライト記念(中山芝・2200m)で、9月16日(日)に開催され、ロックドゥカンブ(柴山)、ゴールデンダリア(柴田)が人気どおりで、人気薄のスクリーンヒーロー(木幡)に優先出走権が与えられました。続いて神戸新聞杯阪神芝・2400m)が、9月23日(日)に開催される予定で、上位3着に優先出走権が与えられます。
今年の3歳牡馬は、牝馬と違って団栗の背比べみたいで、春の調子がそのまま秋に続くとも思われない面もあります。夏の過ごし方がこの秋にどうでるか?何せ、ダービーを牝馬に攫われるぐらいですから、何となく、荒れ模様の気配がします。
さて、さて、この後に続く、天皇賞以降の古馬のG1戦線も目が離せませんが、こちらも今年は、春同様にこれも荒れ模様の気配がします。
こんなことも、考えながら競馬を観戦していると、ただ、投票しているだけではなく、競走馬の2歳の新馬戦からのローテーションなども考えて、応援する馬を選別して投票すると、まるで、馬主気分も味わえます。