2012-01-01から1年間の記事一覧

「小説・新島八重 ー新島襄とその妻ー」

「小説・新島八重 ー新島襄とその妻ー」 福本 武久 新潮文庫 平成24年年9月1日発行 590円(税別) 平成25年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島八重の半生の小説です。二年前ぐらいに「新島八重」は、このブログでも、「会津のジャンヌダル…

「神去なあなあ日常」

「神去なあなあ日常」 三浦 しをん 徳間文庫 2012年9月15日初版 619円(税別) この小説の舞台となっている「神去村」ってどこでしょうか?実在するのでしょうか?と、思って「神去村」検索してみると、「三重の環境と森林」メルマガ9月号の記事…

「こうべ男女いきいき事業所」

今週も、読書雑感はお休み。 年賀状のあて名書きと通信欄にひと言を添えるために、この時期は、毎年、ペンダコができそうです。まあ、少し、オーバーですね。年賀状、年々、減ってきて、今年は、200枚。昨年、250枚を購入して、随分と余ったので、購入…

風邪に御用心

先週の火曜日(11月27日)ごろから、喉に違和感がありました。水曜日(28日)に、会社の診療所で診察を受けたら、「喉が腫れているね」との結論。咳止めと炎症鎮静剤を処方していただき、服用して、やれやれ治ったと思っていました。 そこで、土曜日(…

「珈琲店タレーランの事件簿」

「珈琲店タレーランの事件簿」 岡崎 琢磨 宝島社文庫 2012年9月20日第3刷 648円(税別) 第10回「このミステリーがすごい!」大賞、略して「このミス大賞」の隠し玉として出版。「隠し玉」とは、大賞には至らなかったが、最終選考に残った作品…

「カッコウの卵は誰のもの」

「海が見える。海が見える。尾道の海が見える。」尾道は、12年前に単身赴任した思い出深い土地です。どこか、故郷の下関と似ています。 「カッコウの卵は誰のもの」 東野 圭吾 光文社 2010年1月25日初版第一刷発行 1600円(税別)(神戸市立西…

御朱印帳

御朱印帳 御朱印って、ご存知でしょうか? 神社や仏閣に参拝した時に押印してくれる印章です。そもそもの起源は、写経を納めた時の受付印であるという説が有力だそうです。ひょんなことから、この御朱印に興味を持ちました。この起源からすると、お寺のみに…

「思い出のとき修理します」

「思い出のとき修理します」 谷 瑞穂 集英社文庫 2012年10月16日第2刷 600円(税別) 久しぶりの東京出張。私には、「無くて七癖」と言うよりは、少し、不具合があります。乗り物が、苦手なことです。とりわけ、新幹線の「のぞみ」「ひかり」が…

合い服の出番

いや、いや、急に寒くなりましたね。それでも、長期予報では、今年は、暖冬とのことです。日本の四季のうち、春と秋が、短くなっている気がします。おかげで、スーツの合い服を着る期間も短くなりました。今年は、合い服の出番は、1週間程度で、すぐに、冬…

「トッカン 特別国税徴収官」

「トッカン 特別国税徴収官」 高殿 円 ハヤカワ文庫 2012年5月25日発行 760円(税別) 2年前の1月、松が明けた頃です。会社の私のダイヤルインにある電話がかかってきました。以下、電話のやりとりの概略です。「もしもし、○○の経理部の○○です。…

「天地明察(上・下)」

「天地明察(上・下)」 沖方 丁(うぶかた とう) 角川文庫 平成24年5月21日初版発行 552円(税別) 初めて、書店でこの小説を見た時に、作者の名前が読めなくて、また、日本人ではないのかな?と思っていました。が、純粋な日本の方のようです。ペ…

ポイント生活??

読書の秋というのに読書が進みません。漸く、「天地明察(上・下)」が読了するところですが「読書雑感」に至りませんでした。そこで、本日は、「読書雑感」はお休みです。それはそれとして、私は、本が、ベッドの枕元の積まれていないと、何となく、寂しく…

「花咲小路四丁目の聖人」

「花咲小路四丁目の聖人」 小路 幸也(しょうじ ゆきや) ポプラ社 2011年11月15日第1刷発行 1600円(税別)(神戸市立西図書館) 『<Last Gentleman Thief “SAINT”> イギリスに住んでいる五十歳以上の方だったら、たぶんその呼び名に反応す…

ぶらり「大阪中之島」

「知らない町を〜♪♪ 歩いて見たい〜♪♪ どこか遠くに 行きたいな〜♪♪」 「中之島」は、大阪市北区の淀川の支流である堂島川と土佐堀川に挟まれた東西約3キロの中洲です。この中洲には、片側に約200mから300mおきに23もの橋が架けられています。ご…

お休み

お休みお彼岸でお墓参りに行ってきました。そのため、今週は「お休み」です。また、来週。店主敬白

「書店ガール」

「書店ガール」 碧野 圭 PHP文芸文庫 2012年5月4日第1版第3刷 686円(税別) 単行本のタイトルは、「ブックストア・ウォーズ」。タイトルは、単行本の方が、よかったのじゃないでしょうか?「ブックストア」で働く女性のお仕事エンタテイメン…

「いま魂の教育」

「いま魂の教育」 石原慎太郎 光文社 2001年3月30日初版第一刷 1200(税別) 本箱の整理をしていたら、読んだ記憶のない本が出てきました。これ何に?と、細君に尋ねると、10年以上も前のことであり、細君も首をひねりながら、私が買ったのかも…

「冥土めぐり」

「冥土めぐり」 鹿島田 真希 文藝春秋掲載 2012年9月号 838円(税別) 第百四十七回芥川賞受賞作 受賞者インタビューから 『「この作品で受賞したかった」ということですが、それだけ力の入った作品ということでしょうか。 鹿島田 そうですね。一年…

「花散らしの雨 みをつくし料理帖」

「花散らしの雨 みをつくし料理帖」 高田 郁(かおる) ハルキ文庫 2009年10月18日第一刷発行 2012年3月18日第二十六刷発行 571円(税別) ハルキ文庫は、角川文庫の角川書店とは、まったく、資本関係を持たずに、角川春樹により創設され…

ぶらり「お伊勢様」

「知らない町を〜♪♪ 歩いて見たい〜♪♪ どこか遠くに 行きたいな〜♪♪」 とある休日の朝、やや突然に、細君が、以前から行きたいと言っていた「お伊勢参り」に出掛けることになりました。「お伊勢参り」と言えば、伊勢神宮です。伊勢神宮は、内宮と外宮に分か…

「ビブリア古書堂の事件手帖 3 〜栞子さんと消えない虹〜」

お伊勢参りに行ってきました。内宮前のおはらい町の通りと「おかげ横丁」の賑わいにビックリです。「おかげ横丁」は、江戸時代のお茶屋さんをイメージしたテーマパークですね。26年前に訪れた時は「赤福」しかなかったのに、お伊勢さんの荘厳さがかき消さ…

「陽だまりの彼女」

夏本番です。暑い、暑い。夏には、向日葵がよく似合います。 「陽だまりの彼女」 越谷 オサム 新潮文庫 平成23年6月1日発行 平成24年5月五日十八刷 514円(税別) 『何度確かめても、受け取った名刺には「渡来真緒(わたらいまお)」とある。 マナ…

休日のつぶやき

夏は下駄がいい。3年前に、下駄箱の中に、新品の下駄を見つけました。30年前、結婚した頃に買ったものだったかな?結婚した頃、僕は、夏には浴衣を着て過ごしていたので、多分、下駄があるのでしょう。段々、だらしなくなり、浴衣をパスして、ステテコ姿…

ぶらり「倉敷」

「知らない町を〜♪♪ 歩いて見たい〜♪♪ どこか遠くに 行きたいな〜♪♪」 久しぶりの「ぶらり・・・」です。3連休。「海の日」は、7月20日でしたが、何時の頃からでしょうか、3連休になるように日が変わるようになり、今年は、16日が「海の日」です。そ…

「星火瞬く」

山道から山へ分け入ると、緑が濃くなってきました。ちょっと前には、落葉樹の葉が落ちて殺風景だった山の緑が、今は目に痛いほどです。季節は、確実に夏に向かっています。今週の1枚は、「山道」です。 「星火瞬く」 葉室 麟(はむろ・りん) 講談社 201…

「夜行観覧車」

梅雨本番。グリーンベルトの植え込みには、ブルーやピンクの紫陽花が、この季節の主役さながら咲き誇っています。今週の1枚は、「紫陽花」です。 「夜行観覧車」 湊 かなえ 株式会社双葉社 2010年6月6日第1刷発行 2010年6月17日第2刷発行 1…

「メリーゴーランド」

今週の1枚は、「カサブランカ(2)」です。 「メリーゴーランド」 萩原 浩 新潮社 平成18年12月1日発行 平成19年11月15日第9刷 630円(税別) 萩原浩さんの小説は好きです。いつも、読了後に頭の上にぽっかりと大きな雲(クラウド)が漂い…

カサブランカ

読書雑感を書こうと思ってたが、筆(パソコンのキーボード)が進まない。わずか、原稿用紙3枚(ワードのA4サイズが1ページ)、だいたい千二百字の世界である。いわゆる「スランプ」ということか?いやいや、そんな大それたことではない。金曜日は、退職…

「舟を編む」

今週の1枚は、「長府宮崎町」我が母校である高校の裏手は、櫛崎城址ですが、町名は、宮崎町です。この入り組んだ古い住宅を抜けると、そこからは、関門海峡を見渡す浜辺になります。 「舟を編む」 三浦しをん 光文社 2011年9月30日第1刷発行 201…

兵庫運河

先週の木曜日ごろから、やや喉が痛み出して、金曜日、土曜日と、治らずに痛みを堪えていたら、日曜日は、朝からどうにも体調不良。テニスを休み、風邪薬を飲み、1日、パジャマを着て寝ていました。じっとりと汗をかき、夕方には、大方、回復。喉の痛みはう…