ぼくは、ペットが、シックで、ちょっとブルー

ぼくは、ペットが、シックで、ちょっとブルー

f:id:tetu-eng:20200802163704j:plain

 

「GO TO トラベル」と政府は、気をつけて観光を楽しみましょう・・・と言われても、現下の状況では、重症化しやすい高齢者は、二の足を踏んでしまいます。そのため、スケッチのモチーフに苦労していましたが、近場にみつけました。

 

先週から、掲載しましたが、交差点です。「The view of intersection series」と格好よく銘打って、下手なスケッチを連載しようと思っています。これなら、無限にありますよ。巣ごもりの「お家でのお遊び」です。お付き合いください。

 

ところで、

 

ぼくの相棒(ミニチュアダックスフンド)の歳は、17歳6か月。人間に例えると、90歳ぐらいかな?そろそろ、小型犬としては、寿命らしいです。

 

先週連休前から、ちょっと調子がおかしい。連休に入って、突然、エサを食べなくなった。押しても引いても、食べない。最近、足腰もめっきり弱くなって、どうしたものかな?と思案していましたが、とうとう、お迎えが来てしまったか、と悲しくなってきました。

 

連休明け、かかりつけの動物病院を受診。

 

エサを食べないので、なにか、いい方法ありませんか?

 

うむ、それより、病気かも?血液検査とレントゲン撮影。結果は、誤嚥性肺炎とのこと。年齢が、課題ですね。・・・って、もう、危ないってこと。

 

ということで、相棒は、療養のため、酸素カプセルに日帰り入院となりました。通うこと2日、3日目には、もう、酸素カプセルはいいでしょう、となりましたが、お医者さんは、肺炎が治ったとも、治らないとも言いませんが、自宅療養ということになりました。

 

自宅療養の注意点

1、室温は23度で一定に保つこと

2、無理にエサを食べさせないこと

3、できるだけ安静にすること

 

自宅療養3日目、ちっとも元気にならないし、エサも食べません。エサは食べませんが、鶏肉やニンジンの煮物などは適当に食べています。ただし、量は、以前の1/3程度かな。まあ、発病から1週間で、要観察ですが、とりあえず、静かな呼吸で寝てばかりいます。

 

エサを食べてくれるといいのですが、細君とあの手この手と、工夫をしていますが、終いに、こちらが癇癪を起して「そんなに食べないなら、もう、死んでおしまい」などと毒づいては、反省しています。

 

介護は、忍耐が肝要です。これは、ヒトも動物も同じでしょうが、とくに、介護に携わる人たちには、頭の下がる思いです。

 

相棒は、この夏を越せるかどうか?そんなこんなで、このところ、ちょっとブルーな日が続いています。

 

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

ブレイディみかこ

新潮社

2019年6月20日発行

 

f:id:tetu-eng:20200726164803j:plain

 

第2波の到来か、いや第1波の揺り戻しか、って、どうちらでもいいです。コロナを克服したと気を緩めた人類に、甘く見るなよと、再び、襲い掛かってきたウイルス。なんと、手ごわいことか。

 

専門家という人たちも、ついに、だれも、コロナのことは解ていない、なんて、本音を吐露する人も・・・正直と言えば、そうかもしれないが、何とも、心もとない。山中先生のファクターXは、どこへ行ったのやら。

 

政府は、緊急事態宣言の解除後、「感染対応と経済回復の両輪をコントロールする」という、珍しく、ぶれない対応で「GO TO キャンペーン」を断行。

 

吉村知事も、この方向性を支持。我らが、井戸知事は、この方向性を支持しながら「基礎疾患と高齢者は、不要不急の外出は控えて」と、もっともなご意見。

 

ぼくは、高齢者なので、宣言解除前と変わらず、マスク、うがい、手洗い、三蜜回避そして「ステイ ホーム」。

 

言いたくないが、ブレまくっているのが、某都知事。東京問題と言われれば、国問題と言い返す。新宿だ、池袋だ、若者だ・・・と、責任の転嫁先を探すのみ。感染者の発表数字がおかしいと週刊新潮には叩かれて、あなたは、どう考えているの?

 

って、国民は苛立つのみ、なぜか、それが政府の対応に向けられているのは、マスコミの所為か、いまは、とにかく、何はともかく、政府方針で国民が一丸となるしかないと、ぼくは、思っていますが、多様化が、日本国のいいところ。

 

なんてね。日曜放談でした。

 

さて、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」。イエローは東洋人、ホワイトは西洋人、ブルーは、メランコリー。

 

イギリスの小学校、そして中学校に通う息子とその母の日常を母の視線から書いた子育ての記録。ノンフィクションだと思います。

 

母は、博多出身の日本人。配偶者はアイルランド人。そして、息子は、ハーフ。ハーフという言葉は差別用語で、最近は、ダブルというらしいです。

 

イギリスという国は、日本と同じ単一民族国家と思ったら、大違いで、移民を受け入れた多民族国家でした。そのため、学校においても、様々な差別的な言動や行動が散見されるらしいです。もちろん、教育現場では、特に、教育的な配慮、指導が行われており、これは、日本にないカリキュラムです。

 

これから、日本が外国人労働者を受け入れるのであれば、イギリスと同じような教育も必要になるでしょう。日本人は、西洋人は、リスペクトする傾向にあるが、東洋人に対しては、そういう感覚が希薄であるのは、歴史的な過ちの由縁かもしれません。

『2人が喋っているところを見ていると、親父は親父で博多弁でベラベラ喋っているし、息子は息子で英語でベラベラ喋り返しているので、会話が成り立っていないくせに、時おり、

「うわー、そりゃいかん」

「Oh my god」

とか、

「なんじゃこりゃ」

「what the hell is that?」

とか、日本語と英語で絶妙にシンクロを見せているところがあり、そんなときには傍らで聞いているこちらのほうが笑ってしまうが、人と人とのコミュニケーションには、意外と言語はそんなに重要ではないのかもしれないと思ってしまうほど、彼らは気が合う。』

 

コロナ後の世界が、言語とは関係なくコミュニケーションがとれるようになるといいのですが。いろんな意味で、いろんなことを考えさせる良書だと思います。

「銀河鉄道の父」

銀河鉄道の父」

門井慶喜

講談社文庫

2020年4月15日初版発行

 

f:id:tetu-eng:20200719180043j:plain

 

「そごう西神」の閉店(8月末)まで、あと、2か月です。神戸市営地下鉄の起終点駅、西神ニュータウンの中心。デパートがなくなるのは、とても、淋しいですね。それなら、住民がもっと利用すればよかったじゃないの。といっても、あとの祭りです。

 

後釜は、まだ、決まっていないようです。阪急は、早々に辞退したようだし、希望としては、大丸に来てほしいのですが・・・。コロナ禍もあり、いっときは、駅前ビルが、空ビルになって、地方都市のシャッター通りの風景になるということです。

 

神戸市は、この場所を神戸市の西の拠点とする構想で、区役所の新設、図書館などの文化施設の新設に着手したというのに、民間が、そっぽを向いているのは、商工会議所さん、頑張ってというほかありません。

 

そうはいっても、このニュータウンも、ご多分に漏れず、高齢化が進んで、年金生活者の街になってきました。偶数月の15日は、銀行は行列ができて三蜜どころではありません。デパートは、高齢者の格好の憩いの場だったのですが・・・ただし、消費にはつながりませんが。

 

この夏、いい話はないですね。

 

でも、面白い本に出合いました。

 

「The Night of the Milky Way Train」と「The Restaurant with Many Order」を読んだところで、「銀河鉄道の父」です。

 

正次郎の長男賢治は、そう、宮沢賢治です。主役は、宮沢賢治の父正次郎。岩手花巻で質屋業を営む正次郎には、長男賢治の外に長女トシ、次女シゲ、次男清六、三女クニの5人の子供もがいた。

 

長女トシは、賢治よりも学業優秀で、日本女子大学校を卒業後、故郷で教師の職についている。正次郎は、トシが男ならよかったと思うほどであったらしい。

 

なお、賢治も小学校、中学校を首席で卒業し、盛岡農林高等学校も優秀な成績で卒業している。が、賢治には、質屋を継ぐ気持ちはない。店番をさせても、ろくに、役に立たない始末であった。

 

正次郎は、そんな賢治や子供たちに、とても寛大で優しい父親だった。賢治は、病気しがちな体質だったようで、その都度、正次郎は、妻のイチにも、看護婦にも任せず、自ら、病院へ泊まり込んで看病するような父親だった。

 

長女トシが結核で東京の帝大病院に入院したときは、そんな父親を見ていた賢治が名乗り出て、賢治と母イチが、通いで看病した。

 

賢治が、文筆にはまり込んだのは、どうも、トシの入院の頃ではないかと思う。そのあたりについては、この小説には明確にしていない。その後、賢治は、日蓮宗に傾倒して、東京で一人暮らしをするが、7か月後、花巻に帰ってきたときには、トランクいっぱいの原稿を抱えていたそうだ。

 

トシは、再び、結果を再発して、亡くなる。このころ、賢治の童話の最大の理解者であったのは、妹のトシだった。賢治は、トシに読み聞かせるために、童話を書いた。もちろん、正次郎も、賢治の童話のファンでした。

 

やがて、賢治も、結核を患い、37歳で、その生涯を閉じる。賢治の詩歌、童話が、世に出たのは、死後2年を経てからであった。

 

雨ニモマケズ」は、賢治が、病中に、手帖にメモのように書きなぐったらしい。

 

この小説は、賢治と正次郎の親子の物語です。正次郎のように子供を信じて、見守り続ける父親。ぼくは、そんな父親だったか?やや、反省する読了感でした。

 

梅ジュース

梅ジュース

 

f:id:tetu-eng:20200711193248j:plain


突然ですが、新潟の友人から、梅の実が送られてきました。「藤五郎」という新潟の梅のブランドらしいです。なぜ、うむ~?いわく、梅ジュースをつくって、それを愛飲して、暑い夏を乗り切れとのメッセージです。

f:id:tetu-eng:20200618161305j:plain

この時期、スーパーに行くと、入り口に梅の実(この辺では、和歌山の南高梅が多いようです)、漬け込むための容器、そして、氷砂糖が陳列しています。あわせて、梅ジュース、梅酒のレシピも置いています。

 

早速、スーパーに、梅ジュースを作るためのアイテム、漬け込むための容器と氷砂糖1キロを買いに出かけました。

 

そうそう、余談ですが、こんな作業をするのは、2011年10月10日に栗の渋皮煮を作って以来です。このときの奮闘記は、このブログにも掲載していますので、興味があれば、ついでにご覧ください。

 

さて、作業手順です・・・というほどのことはございません。栗の渋皮煮と比べれば、まったく、楽チンです。あのときは、二度と作らないと思いましたが・・・。

 

レシピのとおり、①梅を洗う。②ヘタを取る。③容器に梅と氷砂糖を入れる。なんと、それだけ。なんだか、意気込んだ割にはつまらない。ただし、1日に一回は、シェイクする。これって、キーポイントかも。

f:id:tetu-eng:20200618170623j:plain

すると、3週間すると、氷砂糖が、不思議ですがすっかり溶けて、梅のエキスがでて、梅がシワシワになって、プカプカ浮いています。これで、出来上がり。保存容器に移す前に、梅ジュースをかるく煮沸して、今はやりの除菌・・・これ必要かな(一応、レシピに書いてあったので)?

f:id:tetu-eng:20200709083906j:plain

これにて、梅ジュース完成。炭酸で割って、夏の暑さを乗り切るぞ。

f:id:tetu-eng:20200709094759j:plain

って、長梅雨で、まだ、あまり暑くはないですが・・・。

 

追伸

残った梅で梅ジャムにチャレンジしましたが、これは、失敗です。すでに、果肉がしぼられているので、皮ばかりでした。

あれから・・・

あれから・・・

f:id:tetu-eng:20200705140334j:plain

あれから、1年。


「あれから」とは、ぼくが、無所属になってから、という意味です。いろいろな環境の変化で、あれやこれやと、悪あがきをしたので、その間、時間の流れを遅く感じたこともありました。とくに、昨年の7月、8月は、長かった。しかし、過ぎてしまうと、あ~、もう1年が過ぎたかと、そう感じています。


無所属になる前に、「こんなこともやってみたい、あんなこともやれるかも」と、夢は、膨らませていましたが、結局、何もなすことはできなかった。ただ、無為無策に、1日が、小川に浮かぶ笹船のように流されていきます。1日は、気がつけば、もう、夕方か。その連続でした。


とくに、今年の3月~6月まで、コロナの災禍で、日本はおろか世界が緊急事態となり、日常生活が破壊されました。いま、日本の緊急事態宣言は解除され、「新たな日常生活」「withコロナ」がスタートしました。


ぼくは、そもそも無所属なので、自粛生活と言われても、まあ、リストアップしていた県内外への日帰り旅行が行くことができなくなったり(もともと、旅行が嫌いな性格が、ここでは、ラッキーでした。)、テニスがクローズになったり、大学の図書館がクローズになったり、友人とのdrinking party ができなくなったり、・・・。


まあ、その程度ですが、結局、在宅で細君と過ごす時間が、とても長くなったということです。この間、細君との関係を良好に保つために、家事の分担が増え(というか、ゴロゴロしているわけにもいかず、自然と、体を動かすようになった。)、それはそれでいいのですが、今後、これが変わることはないでしょう。


これも、「新たな日常生活」です。


さて、緊急宣言が解除されて、テニスは、復活しました・・・が、2か月のお休みのため、どうも股関節を傷めたようです。右ひじにも痛みがあります。この歳になると、継続していないと油切れになって、故障の原因になるようです。アイドリングのあと、そろりそろりと再開ですね。


大学の図書館は、7月からオープンになりました。早速、流通科学大学に行ったら、学生さんは居なくて、常連の一般の方が2~3人雑誌を読んでいました。そのうちの一人がぼくですよ。話題となっている「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっととブルー」が陳列台にあったので借りてきました。


図書館の自習室での読書は、自宅と異なり雑音がないので、集中できますね。ところが、もう一か所の神戸外国語大学は、まだ、自習室の利用は自粛して下さいとのこと。市立は、慎重です。


ぼくも、自粛中の県内外の日帰り旅行と友人とのdrinking partyは、まだ再開していませんが、そろそろと思っていたら、最近、東京方面で、嫌な動きが出始めています。こちらは、まだまだですかね。


そんなこんなで、無所属の2年目は、「新たな日常生活」としてスタートしました。さて、どうやって「新たな日常生活」を「おもしろき生活」とするか?新たな模索が始まりました。これも、愉しむ心映えが必要です。エイエイオー!

 

「じっと手を見る」

「じっと手を見る」
窪美澄
幻冬舎文庫
令和2年4月10日初版発行

f:id:tetu-eng:20200628143819j:plain

人の顔を描くのは、難しいです。山藤章二の「似顔絵」(岩波新書)によると、「似せて描こうとする場合、何が一番ポイントかというと、ふつうはヘアスタイルなんです。顔といいながら、目でも鼻でも口でもなくて、ヘアスタイル。そこから似せると、まず6~7割は似てくる。」


たしかに、黒柳徹子のように、特徴のあるヘアスタイルであれば、そうかもしれませんが、一般人は、そんな特徴的なヘアスタイルの人はいない。そこで、あるテレビの番組で、簡単な似顔絵の描き方を紹介していました。


①まず、輪郭と(やはり)ヘアスタイル
輪郭は、長方形、正方形、ベース型、長丸、真ん丸、三角形、逆三角形、ひょうたん型など大胆に書く。ヘアスタイルは、特徴をおおげさに。
②顔の配置
9等分して、目、鼻、口の位置の目安をつける。真ん中よりの顔、目の離れた顔、鼻の下が長い顔など、これも特徴をおおげさに。
③目、まゆげ
細かく書かない。上がり目、下がり目、大きい目、小さい目、その程度に。
④鼻
丸い鼻、三角の鼻など大胆に
⑤口
優しいイメージは谷型、怖いイメージは谷型、その程度


そこで、書いてみました。それぞれ、ひょっとして「オレ」かも、と思われる方、ご不満はあるとは思いますが、ジョークと思って勘弁してください。あっ、最後に、着色しない(素人は)とのこと。


またまた、余談が長くなりました。似顔絵とは無関係な「じっと手を見る」


介護職の「海斗」と「日奈」の物語。二人は、介護の専門学校の同級生。富士山を望む街で、介護の仕事に従事している「海斗」と「日奈」は、恋人未満、友達以上の関係。それでも、同棲生活をしていますが、日奈は、なぜか、今の生活に満足できていませんでした。


そんなときに現れた「宮澤」を追って、街を出ていきます。一方、海斗は、街に残って、新たな出会いがありますが、それも、幕をとじました。


この二人、どうなるのかな?と、思っていたら、・・・・。

 

『今年の春も四人の新人が入ってきて、すでに二人やめた。
そりゃそうだ。若いやつらにとって楽しい仕事じゃない。
毎日、毎日、皺だらけの老人に囲まれていれば気も滅入る。自分が世話をしていた利用者が死んでいくことも多い。だけど、確実に食べられる。贅沢をしなければ。ただし、そのことの有り難さに気がつくのは時間がかかる。自分の価値とか、仕事のやりがいとか、そんなことにこだわっているやつらほど、時間をおかずにここを離れていく。自分はこんなところにいるべき人間なんだ、と割り切るまでは、俺だってずいぶん時間がかかった。いや、今だって割り切れてはいないのだ。』

 
介護の現場をテーマにしながら、若い二人の心の動きを表現して、読者が、場面場面で「そじゃないだろ」「そうかも」などの感想を抱えながら楽しめる小説です。窪さんの本は、二冊目だと思いますが、ファンになりそうです。

「競馬どんぶり」

「競馬どんぶり」

f:id:tetu-eng:20200621145438j:plain

久しぶりに、マクドナルドのドライブスルーに入りました。何をどうしていいのか、解らなかったのですが、親切な誘導で、モタモタと注文をして、無事、商品を受け取ることができました。


若い人は、できないことが、どんどん出来るようになる。歳よりは、できていたことが、どんどん出来なくなる。とは、自虐ネタです。


注文したのは、マックバーガー、チーズバーガー、ポテト、マックシェイク(バニラ)・・・昔からの定番。お代は、500円のワンコインです。もちろん、お持ち帰りで、自宅で、トマトのスライスとレタスをトッピングします。Um. It’s delicious.
さて、先週、競馬のことを書いたので、悪乗りして、つづきを書きます。


ぼくの競馬のバイブルは、「競馬どんぶり」(浅田次郎 幻冬舎アウトロー文庫 平成12年発行)でした。話はそれますが、幻冬舎アウトロー文庫って、すごいネーミングだと思いませんか?事実、反社会的勢力の小説や官能小説がメインですが、浅田次郎さんが、この文庫から数冊出しているうちの一冊が「競馬どんぶり」です。


浅田次郎って、ご存知ですよね。「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞して、「壬生義士伝」「黒書院の六兵衛」など、最近は、「大名倒産」など、とにかく、精力的に出版されている人気作家です。そのお方、無類の競馬好きであることは有名です。

『まさに競馬は熟慮型のギャンブルですね。
そういう意味では麻雀とすごく対照的です。麻雀は待ってくれないから。
だから同じギャンブルでも、麻雀がうまい=競馬がうまいとは言えない。麻雀で使う脳みそと競馬で使う脳みそは明らかに違います。麻雀というのは瞬間的な判断力、要するにシャープなヤツに向いているギャンブルです。
競馬にシャープさは全く必要ない。競馬はじっくりと、あらゆるファクターを考える熟慮型の人間が向いている。』

 
ぼくは、若い時は、麻雀も競馬も、両刀使いでした。「向いている」という意味が「勝つ」という意味であれば、ぼくは、両方とも向いていなかったようです。いったい、どれだけ、負けたか?考えると恐ろしくなります。

『勝って初めて、競馬をやって良かったなと言えるんです。
競馬が好きだ好きだって言いながら、負ける競馬はただの苦労だよ。勝って初めて面白いんだから。
当たった競馬っていうのは、嬉しんだよ。あの充足感のためだけに行っているんだから。負けるために行っているわけじゃないんだから。
負けてもなお面白い競馬なんてあるはずは、ない。』


それは、ギャンブルは、すべて共通でしょう。好き好んで負けるのを喜ぶもの好きはいないでしょうね。


さて、そこで、秋のG1シーズンに向けて、ぼくからの分析です。


春のG1では、全9レースで1番人気が、1着7回、2着2回と、すべて連に絡んでいます。そこで、仮に。1番人気の馬を軸にして、6番人気までを馬単マルチで10点、1000円、購入すると、どうなったか?投資額9000円で払い戻し6440円。きっちり、JRAの取り分は収めていました。


ただし、当たりが5回なので、なんとなく当たった感はあります。外れたレースは、いずれも高配当で、穴馬探しが決め手です・・・が、これが、難しい。


そこで、秋への提言ですが、今の競馬、とくにG1レースでは、強い馬が実力をいかんなく発揮しています。とくに、3歳牡馬コントレイルと3歳牝馬デアリングタクトは、無敗の三冠馬となる可能性があります。そして、アーモンドアイという絶対王者もいます。ということで、引き続き、1番人気の馬を軸に5番人気までの馬単マルチ+穴馬2頭をチョイスして勝負する。これで、JRAの取り分を奪取して、上積みを図りましょう。


考え方が、堅実ですね。ぼくは、ギャンブルには向いていないようです。