「チョウバエ」バスター大作戦

風呂

私は、世の中の人よりは、すこしお風呂好きです。マンションを購入した時も、お風呂にこだわって、当時のマンションのユニットバスの普通サイズ(1418(縦1.4m、横1.8m)より大きな(1620)サイズの家を選びました。そして、お風呂には、テレビをオプションでつけました。おかげで、浴槽では、足を延ばすことができ、テレビを見ながら入浴することもでき、入浴時間は、だいたい30分から40分程度、ゆっくり楽しみます。そんな私に、悲劇がやってきたのです。
「おうい、何だか、虫がたくさん いるよ!」昨年11月頃だったでしょうか、私がお風呂から細君に呼びかけました。「なんだろう?最近、いるのよね。」細君も気づいていたようです。虫は、小さなハエのようであり、そうでないようでもあり、あまり飛びませんが、お風呂の壁面にバラバラと十数匹も止まっていて、なんとなく不愉快です。
その日は、そのままにしていましたが、翌日、お風呂に入ると、「おうい、おうい、昨日よりも虫が増えてるよ。」「えっ、ほんとだね。」「なんだろう?」私も細君も、いったいこのハエのような虫がどこから入ってくるのか、なぜ、お風呂の壁面に止まっているのか、わけが解りませんでした。その日は、とりあえず、一匹づつ潰して様子を見ることとしました。
さて、その翌日、細君は、「蚊取り線香」をお風呂で焚いて、お風呂の中を線香でいぶしました。さすがに、くだんの虫たちは、バタリ、バタリとお風呂の床に落ちて行きましたが、どうにも、お風呂が線香くさくなって、ちょっと、ヒンシュクものでした。その後、寒くなってきたためか、やや、虫も気にならなくなりましたが、やがて、年末近くになって、また、また、虫たちが私のお風呂にやってきたのです。
細君がインターネットの「発言小町大手小町 YOMIURI ONLINE」(http://komachi.yomiuri.co.jp/)というサイトで同じ悩みを持つ家があることを知り、この虫の正体が「チョウバエ」であることが判明しました。ちなみに、このサイト、結構、面白いです。
さて、「チョウバエ」ですが、名前は、ハエですが、蚊の一種であり、幼虫はボーフラに似ているそうです。無害ですが、たくさん発生するので不快虫ということです。「確かに!そのとおり」。最近、マンションなどのお風呂の浴槽の下が、冬でも高温多湿の環境にあるため、湯あか、カビなどが発生して、汚泥の状態になっており、そこに繁殖するということが解りました。その駆除方法は、基本的には、そういった繁殖する場所を掃除して、綺麗にしておくことが肝要ということです。
そこで、我が家における「チョウバエ」バスター大作戦が始まりました。決行日は、1月10日(土)午前中。ズボンをまくり、腕まくりをして、我が家のお風呂へ出陣です。こちらの武器は、バスマジックリン、ブラシ、そして、とっておきの「DORAGON JET」(熱湯を噴霧して汚れを浮き出させる掃除用具)。まずは、ユニットバスの浴槽のエプロンを取り外します。初めての経験です。エプロンは、思ったよりは簡単に取り外すことができました。
ここで仰天です。エプロンで隠れていた浴槽の下は、ヘドロのような汚れが沈殿していました。ここへ入居して以来の垢のようなものです。これが、「チョウバエ」の発生原因であることは、あきらかです。すぐに、この汚れとの格闘が始まりました。熱湯を噴霧し、ブラシでこすり、お湯を流し、その繰り返しです。流しても、流しても、浴槽の後ろから、ヘドロのような汚れが流れてきます。格闘すること、1時間半。
入居以来の無精に罰があたったようなものです。毎年、年末の大掃除のときに、お風呂のユニットバスのエプロンまで外して掃除をしておけば、こんなことにはならなかったはずです。
「やとっけば、よかった、お風呂の掃除。」でも、これで、快適な入浴ができるようになりました。