柴又紀行

柴又紀行

柴又駅

ご存知、「寅さん」(渥美清)と「さくら」(倍賞千恵子)。京成柴又駅の改札を出ると、すぐに、「寅さん」と「さくら」のブロンズ像が出迎えてくれます。

京成柴又駅は、京成本線高砂駅から柴又線の支線に入り、京成金町駅までの途中にあります。そのため、乗り換えしなければならないので、ちょっと、面倒です。

 

 

なぜ、柴又?身内の不幸があり、新幹線嫌いのぼくでも、神戸から東京へ、「こだま」を利用して、上京したというわけです。「こだま」は、新大阪から東京まで各駅停車。所要時間4時間。

 

なぜ、「こだま」かと言うと、ぼくの残念な持病が原因。でも、負け惜しみではありませんが、「こだま」の旅は、各駅で減速するので、駅の周りがよく見えます。とくに、三島は、1年間、暮した街。

 

三島の駅が近づくと、懐かしくて窓にへばりついています。そして、「TORAY」の青い看板は、今でも、健在でした。

 

さらに、何と言っても、道中で文庫本1冊は、読了できます。

 

柴又に話を戻します。

 

ブロンズ像を「さくら」側から撮影。「お兄ちゃん、行ってらっしゃい」

すぐに、「柴又帝釈天の参道」。平日は、参道を歩くお客さんは、ほとんどいませんでした。

お馴染みの「とらや」がありました。ここで、草餅。「おいちゃん」(松村達雄)と「おばちゃん」(三崎千恵子)が顔を出しそうです。

参道を進むと、帝釈天の門があります。

鐘撞堂を左に見て、「源公」(佐藤蛾次郎)が竹ぼうきで庭を掃いています。

そして、帝釈天の本堂。「御前様」(笠智衆)が「おい、寅!」と呼んでいます。

帝釈天の裏門から、江戸川の土手を上がれば、そこは、江戸川河川敷。すぐに、「矢切の渡し」。「つれて逃げてよ♪」と細川たかしの歌がきこえてきそうです。川風が心地よかったです。

以上、今週は、「柴又紀行」でした。