ぶらり・・・吉備津神社へ
相棒が永眠して、2週間が過ぎました。
寂しさの気晴らしに、岡山方面へドライブ。長距離ドライブは、コロナ禍で久しぶりです。相棒が元気な時は、同乗して、あっちこっちと行ったのですが、車酔いをするようになって、お留守番が多くなっていました。最後は、たぶん、谷瀬の吊り橋に行ったときかな?って、また、相棒の思い出になってしまいました。
さて、細君のご朱印の収集のため、岡山方面の有名神社の「吉備津神社」を目指して出発進行。「茄子のおしんこ」は、わが家の常套句。
玉津ICから第二神明・加古川バイパス・姫路バイパス・太子龍野バイパスと自動車専用道路を軽快に進行。龍野からは国道2号線を、ひたすら岡山方面に。途中、赤穂国際のOVを通過。懐かしい。若い時、ここに何回か来たことがあります。
岡山市街の中心部を通過して、まずは、「吉備津彦神社」へ?うむ、「吉備津神社」と、どう違うの?御祭神は、どちらも「吉備津彦命」らしいです。「桃太郎」のモデルらしいです。それでは、なにが違うのか?「吉備津彦神社」は、備前の国の一社。「吉備津神社」は、三備の国の一社。三備とは、備前・備中・備後の国のこと。ということは、「吉備津神社」の方が、でかいということ。
そんなことを考えながら2キロほど離れた「吉備津神社」へ。確かに、でかい。とくに、回廊が長い。どこまで、あるの?さすがに、三備の国の一社。その構えに、ビックリしました。
細君は、「吉備津彦神社」と「吉備神社」のご朱印をいただき、ご満悦。
帰途、「最上稲荷」の標識。お稲荷さんかな?ということで、予定にない寄り道。途中に大鳥居。すごいね。ところが、(サイジョウイナリ)は正式名、最上稲荷山妙教寺。日蓮宗のお寺でした。本堂には、しめ縄もあり、まるで、神社の様子ですが、お坊さんが、お経を唱えていました。
なお、最上稲荷は、日本三大稲荷の一つらしいです。ちなみに、あと二つは、伏見稲荷と豊川稲荷らしいです。
これは、神仏習合の名残りらしい。神仏習合とは、日本土着の神祇宗教と仏教信仰が融合し、一つの信仰体系として再構成された宗教現象をいうらしいです。仏教伝来以後、奈良時代から江戸時代まで、約千年、日本では、神仏習合がポピュラーだったらしい。簡単に言うと、神主がお経を唱えたり、僧侶が祝詞を上げたり、ということ。
明治以降、神仏判然令により神仏分離となって、今に至ります。したがって、お寺に鳥居やしめ縄があったり、神社に三重塔や鐘撞堂があったり、これらは、現在でも、見受けられのです。
そんな、歴史のお勉強をして、帰途の経路は、岡山ICから三木小野ICまで山陽道を利用(三千円也)。高速道路って、結構、高いよね。でも、現道を走るよりは、楽チンでした。