「動的平衡2 生命は自由になれるのか」
小学館新書
2019年1月21日第4刷
「2024 ルミナリエ」
久しぶりに「ルミナリエ」を見てきました。
コロナ以前は、年末に開催されていましたが、今年から1.17に併せて、開催することになったようです。さらに、東公園の飾りつけは縮小されて、ハーバーランドに有料エリアの飾りつけがあるようです。
来年以降の開催を支援するために、ルミナリエ宝くじ(2千円)を購入。残念ながら、ハズレでした。
さて、写真の作業は、何をしているのでしょうか?
答えは、硯を砥石でメンテナンスしているところです。この砥石は、「泥砥石」という特殊なものです。
お習字を始めて、丸4年。硯は、高校時代に使っていたものですが(半世紀以上前の代物)、最近、墨の下りが悪くなったので、もう、買い替え時かな?と、悩んでいましたが、とりあえず、思い切ってメンテナンスしてみました。
やり方は、至って簡単。まず、硯をお湯で洗って、硯の表面で墨を磨る要領で「泥砥石」で磨くだけです。
この作業で、硯の表面の「目立ち」(微細な凹凸)を復活させるらしいです。
作業後、見た目は、左程、効果を感じられませんでしたが・・・・・・?
試しに墨を磨ってみて・・・・・「ビックリ!」・・・・嘘みたいに墨の下りが早い、早い。以前の3倍速。おまけに、墨の香りも強くなった感じです。
これで、墨を磨るストレスが解消。逆に、墨を磨るのが楽しくなってきました。同じ悩みをお持ちの方、試してみては。
余談はここまで、今週は、福岡伸一さんの「動的平衡2 生命は自由になれるのか」。5年ぐらい前に、「動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか」を読了。シリーズのナンバー2です。
福岡伸一さんは、テレビでもお馴染みの生物学者ですが、科学(とくに、生物学)に関する一般向けの著作が多くあります。それらの集大成版が「動的平衡」シリーズらしいです。
自然科学に見識のない「ぼく」にとっては、ハッキリ言って、何が書いているのか、理解不能の世界でした。それは、5年前も、今も同じ。
それでは、何故、にも拘らず、読んだのか?答えは、未知の世界の一つだからです。この本も、結局、内容は理解不能でしたが、、福岡伸一さんの科学エッセイとして、解らなくとも読んでみるでいいのでは。
『生命は、自分の個体を生存させることに関してはエゴイスティックに見えるけれど、すべての生物は必ず死ぬというのは実に利他的なシステムなのである。これによって致命的な秩序の崩壊が起こる前に、動的平衡は別の個体に移行し、リセットされる。』
人文科学的に訳すると、どんな独裁者でも必ず死ぬ、そのあと、新しい秩序に移行する的なことかな?
実は、「動的平衡3 チャンスは準備された心のみ降り立つ」が刊行中。