ぶらり・・・宇治十帖

ぶらり・・・宇治十帖

 

平等院参道

おおきな鳥居は、平等院のお隣さん「あがた神社」の一の鳥居です。駿河屋の左手から平等院の正門への参道に入ります。さすがに、宇治。参道は、宇治茶のお店が軒を連ねています。

 

 

今年の大河ドラマ「光る君へ」。主演の吉高由里子さん(紫式部役)と柄本佑さん(藤原道長役)が番宣で、宇治の「源氏物語ミュージアム」を訪ねたと言っていたので、早速、行ってきました。

 

実は、ほとんど記憶にないのですが、10年前?に行ったことがあります。その時、平等院が目的でしたが、修理工事中でした。そこで、今回、改めて、出直しました。

 

なお、その時の証として、「絵本源氏物語」が手元にあります。

 

まず、「源氏物語ミュージアム」。閑静な住宅街にコンクリート造りの一階建ての建物があります。受付から中に入ると、展示室で、まず目を引くのが大きな牛車です。さらに、源氏物語の場面を再現した人形のセット。

 

特に紹介したいのは、映写展示室での二本立ての映像。ひとつは、宇治十帖がテーマの「浮舟」「橋姫」の人形劇の上映。監督が篠田正浩、ナレーションが岩下志麻という豪華版。そして、「ネコが光源氏に恋をした」というオリジナルアニメ。

 

ランチは、宇治であれば、茶そばが定番ですが、偶然見つけた「グルメリア但馬」(神戸高見牛の焼肉で有名。なぜ、宇治に姉妹店があるのか?)で焼肉ランチ。満足満足。

 

お腹が満たされたので、前回空振りになった平等院へ。南門の入り口には、大陸からの団体のお客さんが一杯でした。

 

平等院は、敷地は左程、広くはありませんが、中央の鳳凰堂は異彩を放っています。大陸からのお客さまも、あちらこちらで記念撮影に余念がありません。さすが、世界遺産です。あわせて、鳳翔館というミュージアムも見学。雲中供養菩薩26躯は、圧巻でした。

 

平等院を拝観して、ぶらりと宇治川へ。宇治川は、水量が多く、また、流れも速くて白波が立つほどです。喜撰橋を渡って中の島へ、鵜飼いの鵜に餌をやっていましたが、その小屋の上にアオサギが止まっているのは、滑稽です。

 

朝霧橋を渡り、対岸へ。そこから、宇治橋までブラリブラリ。川の流れを見ているのは、なんとなく、落ち着きます。宇治橋のたもとに紫式部の像がありました。

 

ということで、紫式部に始まって、紫式部で終わった「ぶらり」でした。