読書雑感

「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 上」

「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 下」「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 上」村上 春樹平成31年3月1日初刷発行平成31年4月1日初刷発行新潮文庫 表題が似ているので、先々週と同じ内容かと勘違いしてはいけないので、お断りします。先…

「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 上」村上 春樹平成31年3月1日初刷発行新潮文庫 前回に続き、4月1日に新元号が発表されました。 そこで、友人の書家のAくんの書による「令和」を、彼には無断で借用します。なかなかの達筆でございます。 ついで…

「恭一郎と七人の叔母」

「恭一郎と七人の叔母」小路 幸也2019年2月15日初刷発行徳間文庫 4月1日に新元号が発表されるらしい。いま、マスコミは、いろんな関係先に取材をかけて、新元号を他社より早く報道しようと躍起になっていることでしょう。どうせ、遅かれ早かれ、4…

「あの家に暮らす四人の女」

「あの家に暮らす四人の女」 三浦 しをん 2018年9月15日7刷発行 中公文庫 すっかり、春めいたと思えば、また、冷たい風が吹き、「春に三日の晴れはなし」とは「気象ことわざ」らしいです。今年は、花粉のとびが遅いのか早いのか?多いいのか普通なの…

「1R1分34秒」

「1R1分34秒」 町屋 良平 文藝春秋3月号 第160回芥川賞に選ばれた2作品のうち、先週、「ニムロッド」を紹介しました。今週は、「1R1分34秒」です。最近、2作品の選定が多いかな?と、思って調べてみたら、過去10年間で6回もありました。…

「ニムロッド」

「ニムロッド」上田 岳弘文藝春秋3月号掲載 「ニムロッド」の意味・・・旧約聖書の登場人物、詳細に説明すると長くなるので省略。もうひとつ、イギリス空軍の対潜哨戒機の名前。 『駄目な飛行機コレクション NO.8BAE ニムロッド AEW.31976年に始まった…

「ジーヴスの事件簿 才智縦横の巻」

「ジーヴスの事件簿 才智縦横の巻」P・G・ウッドハウス2018年11月5日第10刷文春文庫 週末からの副鼻腔炎のため、テニスを休み、パリのスターバックスで買ったマグカップに、小川珈琲のドリップコーヒーをいれて、ダバ♪ダー(^^♪今週のビックリ! …

「今宵、バーで謎解きを」

「今宵、バーで謎解きを」鯨統一郎2013年1月20日第1刷光文社文庫 お気づきになったでしょうか?先週、ブログの仕様が変わりました。 今まで、無料ブログサービスの「はてなダイアリー」を利用していたのですが、それが廃止になり、「はてなブログ」…

「骨を彩る」

「骨を彩る」 彩瀬まる 平成29年2月10日第1刷 幻冬舎文庫 やれ、やれ、先週の週末は、細君が熱発。ぼくが、家事一切をやる事となりました。食事の準備、片付け、洗濯、掃除、ごみ捨て、買い物など、主夫業務は、大変です。日頃の細君の働きに感謝する…

「みかづき」

「みかづき」 森 絵都 2018年11月25日第1刷 集英社文庫 「イノシシ年」は、何かと波乱の年となるそうです。新年の賀詞交換の場で、そういった発言を何人からか聞きました。「へえ、そうなんだ」というのが、ぼくの感想。でも、ほんとうに、12年前…

「四人組がいた。」

「四人組がいた。」 高村 薫 2018年11月10日第1刷 文春文庫 12月23日、早いものです。もう、今年も余すところ、あと1週間となりました。年賀状の宛名書きも書き終わり、すでに、投函しました。いよいよ、カウントダウンですね。DO you have an…

「手のひらの音符」

「手のひらの音符」 藤岡 陽子 平成30年8月10日第8刷 新潮文庫 12月15日、早いものです。もう、今年も余すところ、あと半月となりました。年末は、寂しい。クリスマスは、もっと寂しい。年寄りにとっては、年が明けて、また、ひとつ年をとるのが嫌…

「日日是好日(にちにちこれこうじつ」

「日日是好日(にちにちこれこうじつ」 森下 典子 平成30年10月30日第31刷 新潮文庫 インフルエンザの予防接種。昨年は、ワクチンが品薄とかいう話で、何箇所かの病院に問いかけて、結局は、家の近くの上田内科で接種することができました。でも、3…

「暗幕のゲルニカ」

「暗幕のゲルニカ」 原田 マハ 平成30年7月1日第1刷 新潮文庫 『芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ。 パブロ・ピカソ』 ピカソの「ゲルニカ」といえば、美術に疎いぼくでも知っています。何が書いてあるのかサッパリわからない抽象…

「ユートピア」

「ユートピア」 湊 かなえ 2018年6月20日第1刷 集英社文庫 今年のテニス界は、「錦織 圭」「大坂なおみ」の二人の日本人選手の活躍で盛り上がりました。ファイナルに日本人男女が出場したということは歴史的快挙ですよね。残念ながら、二人とも準決…

「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」

「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」 三上 延 2018年9月22日初版 メディアワークス文庫 紀伊国屋をブラブラしていて、偶然、平積みしている「この本」を見つけました。シリーズ7で終わったかと思っていたのに、番外編なのかな?…

「カラット探偵事務所の事件簿 1 」

「カラット探偵事務所の事件簿 1 」 乾 くるみ 2011年7月4日第4刷 PHP文芸文庫 すっかりと涼しくなって、1年で最もすごし易い「いい季節」になりました。いまから、一雨ごとに気温が下がり、冬に近づいていくのでしょう。気象の慣用語で「一雨一…

「検察側の罪人 上・下」

「検察側の罪人 上・下」 雫井 脩介 2018年8月10日第10刷 文春文庫 先週、投資のことを書いたら、今週、アメリカ発の世界同時株安。日経平均も1,000円下げ。10月2日(火)24,270円とリーマンショック以来の高値をつけたと思ったら、…

「なんとなく、クリスタル」

「なんとなく、クリスタル」 田中 康夫 1983年4月4日初版 2015年1月20日新装版3刷 河出文庫 ひょんなことから、「なんとなく、クリスタル」を読みました。「ひょんなこと」が何かは、話が長くなるのでカットします。1980年代、バブルの全…

「ツバキ文具店」

「ツバキ文具店」 小川 糸 平成30年8月5日初版 幻冬舎文庫 すっかり秋らしくなりました。窓を開け放しで寝ていると夜風が冷たくて、目が覚めて窓を閉める。ちょっと前には、暑くてクーラーなしでは寝むれなかったのが嘘のようです。「暑さ寒さも彼岸まで…

「こころの処方箋」

「こころの処方箋」 河合隼雄 平成28年5月25日第45刷 新潮文庫 朝の通勤電車で、Hくんに遭遇。「年金受給を70歳まで引き下げるらしいですね」「えっ何で知ってるの?」「ブログ読みました。」これは、大きな誤解であるので、この場で訂正します。…

「キネマの神様」

「キネマの神様」 原田マハ 2013年4月15日第5刷 文春文庫 今年の夏の猛暑・酷暑が、日の暮れの早まりとともに、やや落ち着き始めました。秋雨前線なるものが日本列島に居座り、これからは、一雨ごとに秋の気配が訪れるのでしょう。ただ、台風21号…

「武道館」

「武道館」 朝井リョウ 2018年3月10日第1刷 文春文庫 木曜日の夜、台風20号が直撃。夕方までは、蒸し暑い天気で、雨・風も大した様子ではなかったのですが。台風は、19時ごろ徳島南部に上陸。その頃から、雨・風が勢いを増してきて、22時頃に…

「送り火」(第159回芥川賞)

「送り火」(第159回芥川賞) 高橋弘希 文藝春秋9月号 お盆休み。下関に墓参りに帰省。親父が亡くなって13年、お袋が亡くなって5年、早いものです。お袋の亡くなる前後は、まだ、記憶が鮮明ですが、親父については、もう、あまり覚えていないのは、な…

「「老いる」とはどういうことか」

「「老いる」とはどういうことか」 河合隼雄 2018年1月9日第29刷 講談社α文庫 つい、この間、「還暦」を迎えたと思ったら、もう、今年は、65歳になります。さてさて、もうりっぱな「老人」である。この現実から、目をそらせることなく、「老人」と…

「三四郎」

「三四郎」 夏目漱石 平成14年9月20日第124刷 新潮文庫 東から西に、西日本を横断した台風12号。台風通過後、久しぶりに「虹」をみました。スマホでパチリ。「虹」が写っているのがみえるかな?目を凝らしてください。 そして、読書雑感も久しぶり…

「過ぎ去りし王国の城」

「過ぎ去りし王国の城」 宮部みゆき 平成30年6月25日第1刷 角川文庫 宮部みゆきさんは、様々なジャンルの小説を書く、幅の広いマルチ作家さんです。この本は、中学生の男の子と女の子が主役のファンタジック・ミステリーですね。あるとき、中世ヨーロ…

「東京公園」

「東京公園」 小路幸也 平成23年5月10日第3刷 新潮文庫 先々週は、「三日三晩、雨が降り続いています。」と書いた。その影響で、西日本は各地で大災害が発生し、いまも、多くの被災者が生活再建に奮闘されています。自然は、厳しいものであす。今週は…

「生きるぼくら」

「生きるぼくら」 原田 マハ 2016年5月10日第6刷 徳間文庫 もう、三日三晩、雨が降り続いています。しかも、シトシト五月雨ではなく、ザーザー七月雨です。台風でもないのに・・・?これは、何でしょう?関東では梅雨明け宣言をしたあとに、梅雨前線…

「明日の子供たち」

「明日の子供たち」 有川 浩 平成30年4月10日第1刷 幻冬舎文庫 月曜日のこと。朝、出勤途中、神戸市営地下鉄7時56分西神中央発。「あ〜、月曜日はしんどいな。日曜日のテニスの疲れも残っているしね。」なんて、思いながら、いつものように始発電車…