読書雑感

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ 新潮社 2019年6月20日発行 第2波の到来か、いや第1波の揺り戻しか、って、どうちらでもいいです。コロナを克服したと気を緩めた人類に、甘く見るなよと、再び、襲い掛かってきた…

「銀河鉄道の父」

「銀河鉄道の父」 門井慶喜 講談社文庫 2020年4月15日初版発行 「そごう西神」の閉店(8月末)まで、あと、2か月です。神戸市営地下鉄の起終点駅、西神ニュータウンの中心。デパートがなくなるのは、とても、淋しいですね。それなら、住民がもっと…

「じっと手を見る」

「じっと手を見る」窪美澄幻冬舎文庫令和2年4月10日初版発行 人の顔を描くのは、難しいです。山藤章二の「似顔絵」(岩波新書)によると、「似せて描こうとする場合、何が一番ポイントかというと、ふつうはヘアスタイルなんです。顔といいながら、目でも…

「良寛」

「良寛」水上 勉中公文庫2019年5月25日改訂6刷 先週、安田記念で、絶対人気のアーモンドアイ(5歳・牝馬)が負けました。単勝人気1.3倍。当然、アーモンドアイの一着固定で、馬単で勝負。結果は、残念! 最近、競馬のことを書いたことがありませ…

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻」

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻」塩野 七生新潮文庫令和2年1月1日発行 兵庫県は、緊急事態宣言が解除されて、新しい生活様式の日常がスタートします。とはいっても、まだ、バスターミナルには、人はチラホラです。 日経新聞夕刊、明日の話題(JR…

「朝が来る」

「朝が来る」辻村深月2019年12月20日第6刷文春文庫 カーネーションは、ピンクが似合う。 5月10日は、「母の日」でした。今年は、コロナ騒動で、オンライン消費が多くなり、宅急便が輻輳しているとのことで、「母の日」のプレゼントは、自粛・・…

「茶の本 THE BOOK OF TEA」

「茶の本 THE BOOK OF TEA」岡倉覚三(訳者 村岡博)岩波文庫1929年3月10日第1刷発行1961年6月5日第38刷改版発行2007年4月5日第105刷改版発行2019年5月7日第119刷発行 毎日、せっせと、朝・昼・夕方のウォーキング・・・…

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」(つづき)

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」(つづき)塩野 七生新潮文庫令和2年1月1日発行 コロナ禍で、元町商店街も人がいません。人出が戻るのは、何時になるのでしょう。紫外線量が増加すれば、コロナが不活発化するとの情報もありますが・・・。 先週の…

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」塩野 七生新潮文庫令和2年1月1日発行 もう、コロナのことは書くまいと思っていましたが、ついに、第二ステージに突入です。非常事態宣言が全国に拡大。まあ、隣の県に飲みに行ったり、パチンコに行ったり、それじゃ…

「白隠禅画をよむ」

「白隠禅画をよむ」(面白うて やがて身にしむ その深さ)芳澤勝弘ウエッジ2012年12月31日第一刷 先日、テレビを観ていて、スマップの中居正広さんが、いいことを言っていたので紹介します。彼が若い時に先輩の俳優さんに言われたことらしいです。「…

「草花たちの静かな誓い」

「草花たちの静かな誓い」宮本 輝集英社文庫2020年1月25日 WHOが、ついに、コロナ・ウイルス感染について、「パンデミック宣言」をしました。この宣言によって何が変わるのか?は、ぼくは知りませんが、世界的な大流行と国際機関が認めたというこ…

「蛍川」

「蛍川」宮本 輝筑摩書房1978年3月5日第4刷発行 本箱から引っ張り出した「蛍川」。40年数年ぶりに再読しました。最近、本屋をうろうろしても、こいつは読んでみたいと思う本がなくて、困っています。そこで、少し昔の本を読んでみようと思って、「…

「コーヒーが冷めないうちに」

「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和サンマーク出版2017年1月30日第40刷発行 先週、宮本輝さんの「蛍川」を探していて、この本を見つけました。二年前に買って、読んでいなかった。なぜ?わかりません。初版が、2015年なので、2年間で40刷…

「罪の声」

「罪の声」塩田 武士講談社文庫2019年8月1日第4刷発行 一週間、過ぎるのが早い。二さん日前に、「石切さん」に行ったと思っていたら、あれは、もう、一週間前のことでした。二さん週間前に、令和2年正月を迎えたと思っていたら、あれは、もう、一か…

「アンフォゲッタブル」

「アンフォゲッタブル」松宮 宏徳間文庫2019年5月20日第2刷発行 まず、お得な情報から、 「朝ドラ」のあと、「あさイチ」からのお得情報です。お風呂のシャワーヘッドを節水型に交換すると水の使用量が減って、とても、お得とのこと。グッドな情報。…

「夜行」

「夜行」森見登美彦小学館文庫2019年10月9日第1刷発行 「夜行」といえば、寝台夜行列車を思い出す。・・・西鹿児島発東京行「あさかぜ」。18歳のとき、上京するぼくは、下関の駅で、7時頃発の「あさかぜ」に乗車した。ホームには、父母・弟、そし…

「禅マインド ビギナーズ・マインド」

「禅マインド ビギナーズ・マインド」鈴木俊隆 松永太郎訳サンガ新書2019年11月1日第15刷発行 令和2年(2020年)、最初の読書雑感。 ぼくが、毎週、天台宗大山寺の塔頭である龍象院で座禅をしていることは、前に書きました。そこで、昨年から…

「明智光秀」

「明智光秀」早乙女貢2019年11月5日新装版第六刷文春文庫 来年のNHK大河ドラマは、逆賊といわれた「明智光秀」が主役だけに、オンエア前から波乱でした。そう、沢尻エリカの薬物問題で、濃姫のキャスト変更、撮り直し。NHKは、「いだてん」でも…

「『罪と罰』を読まない」

「『罪と罰』を読まない」岸本佐知子・三浦しをん・吉田篤弘・吉田浩美2019年7月10日第一刷文春文庫流通科学大学図書館 ロシア小説を読み漁ったのは、高校のとき。オードリーヘップバーン主演の「戦争と平和」のリバイバルを文化劇場で観てからだった…

「明治乙女物語」

「明治乙女物語」滝沢志郎2019年6月10日第一刷文春文庫 毎年恒例、新潟の友人から新米が送ってきました。そして、これも、毎年恒例、ぼくは、精米してお酒「百黙」を返礼として送りました。「百黙」は、兵庫県内でのみ販売されている菊正宗酒造の銘酒…

小泉今日子書評集

小泉今日子書評集小泉今日子2015年10月25日再販発行中央公論新社 台風や低気圧がとおりすぎ、そして、暑さもとおりすぎ、いつの間にか、秋さえもとおりすぎようとしています。そして、冬への気配すら感じられるようになりました。西神台地を下りると…

「思いわずらう ことなく 愉しく生きよ」

「思いわずらう ことなく 愉しく生きよ」 江國香織 光文社文庫 2011年10月10日第7刷発行 台風19号は、東日本に甚大な被害をもたらしました。先月は、千葉での大風でしたが、今回は、大雨でした。東日本各地の河川が氾濫。各地で浸水被害が発生。…

「禅的生活」 玄侑宗久(genyu Sokyuu) ちくま新書 2013年2月1日第21刷発行 この本、神戸外国語大学(kobe foreign studies)の図書館で借りました。まだ、読んでいる途中です。 ぼくは、特に、用事がない時は、午前中は、流通科学大学の図書館、(…

「キラキラ共和国」

「キラキラ共和国」 小川 糸 幻冬舎文庫 令和元年8月10日初版発行 ついに、令和発行の文庫本の登場です。時代は令和になったのだから、やがて、そうなることは自明の理ですね。まあ、また、平成発行の本も登場します。でも、昭和発行の本は、なかなかお目…

「リーチ先生」

「リーチ先生」原田マハ集英社文庫2019年6月30日第1刷 漸く、というか、いつの間にか、というか、夏の蝉の声から秋の虫の声に変ってきました。 一雨ごとに、涼しくなって、初秋へと季節は移っていきます。今年も、「暑さ寒さも彼岸まで」、ですね。…

「むらさきのスカートの女」

「むらさきのスカートの女」今村夏子文藝春秋9月特別号 先週のこと。お盆過ぎに「墓参り」のため、帰省してきました。実家があるわけではないので、帰省というのは、ちょっと変かな。まあ、18歳で上京して、約50年間・・・えっ、もう半世紀ですね・・・…

「マチネの終わりに」

「マチネの終わりに」平野啓一郎文春文庫2019年6月25日第2刷 「とんでもない暑さ」が続いたと思ったら、「とんでもない台風」がやってきた。台風10号。昨年の台風21号と比べると、雨は降ったがが、風は左程ではなく、一安心でした。ただし、西日…

「慈雨」

「慈雨」柚月裕子集英社文庫2019年5月25日第3刷 今週、現場説明があった。 なんの? シルバー人材センターに登録したことは、すでに、書いたとおり。コーディネーターからオファがあり、散水を請け負うことになった。その現場説明です。来週から9月…

「一切なりゆき~樹木希林のことば~」

「一切なりゆき~樹木希林のことば~」樹木希林文春新書2019年5月31日第23刷 『2018年9月15日、女優の樹木希林さんが永眠されました。』 2019年上半期の一番売れた本らしいです。ぼくが、5月に購入した時点で120万部突破らしいです…

「木曜組曲」

「木曜組曲」恩田 陸2019年2月15日第1刷発行徳間文庫 例年より、ずいぶんと遅くなりましたが、いよいよ、関西も入梅するらしいです。ぼくは、雨は嫌いではありません。もちろん、靴の中がグシュグシュになったり、ズボンがビシャビシャになるほどの…