読書雑感

「夜の側に立つ」

「夜の側に立つ」 小野寺 史宜 令和3年6月1日発行 新潮文庫 元町駅から神戸駅へ 東海道本線と山陽本線の結節点は、神戸駅にあります。ホームから、見えますよ。って、関係ないけれども、元町駅から神戸駅まで、元町高架横を歩いていて、「うむ、これは?」…

「罪の余白」

「罪の余白」 芦沢 央(よう) 令和3年3月20日16版 角川文庫 グリコワゴン 「グリコピア神戸」まで、トコトコと歩いて行ったら、グリコワゴンが止まっていました。ここでは、ポッキーやプリッツを製造しているらしいです。予約で工場見学もできるらし…

「田辺聖子 十八歳の日の記録」

「田辺聖子 十八歳の日の記録」 田辺聖子 文藝春秋七月特別号 川崎重工 ハーバーからみえる川崎重工のドック。わずかに覗いている黒い物体は、潜水艦です。いつも、このドックでは、潜水艦のメンテナンスをやっています。 いよいよ、国民健康保険へ加入です…

「ワイルドサイドをほっつき歩け」

「ワイルドサイドをほっつき歩け」 プレイディみかこ 2020年6月5日初版 筑摩書房 西脇Y字路 また、また、西脇Y字路。西脇は、Y字路の宝庫です。って、Y字路探しに、龍野辺りにはありそうかな?三木も、古いけどね?今度、そっち方面に、出かけてみ…

「ショコラティエ」

「ショコラティエ」 藤野恵美 2021年4月20日初版 光文社文庫 県庁前Y字路 都会にもY字路がありました。日本キリスト教団神戸栄光協会のあるY字路は、何度も車で走っていますが、よくみれば、立派なY字路です。レンガ造りの建物は、Y字路で際立っ…

「いのちの停車場」

「いのちの停車場」 南 杏子 幻冬舎文庫 令和3年4月10日初版 西脇Y字路・・・何故、横尾忠則さんは「Y字路」に魅せられたのか?勝手な想像ですが、右に行くか、左に行くか。Y字路は人生の象徴ではないでしょうか?発見しました。ゴッホの「オヴェール…

「ひと」

「ひと」 小野寺 史宜(ふみのり) 祥伝社文庫 令和3年4月20日初版 西脇Y字路・・・横尾忠則さんの代表作「Y字路シリーズ」のパクリ(言葉が悪い)、模写・・・模写にもなっていませんね。習字でいえば、「臨書」。芸術は、すべからく「模倣」から始ま…

「晩節における「死」との対峙」(特別寄稿)

「晩節における「死」との対峙」(特別寄稿) 石原慎太郎 文藝春秋 令和3年6月号 発見しました。 発見場所、いつも散歩している家の近くの公園。 発見時間、某日、朝6時15分。 いつものように、すたこらサッサと歩いて、ふと、目を逸らすと、見かけぬ白…

「ブロードキャスト」

「ブロードキャスト」 湊 かなえ 角川文庫 令和3年1月25日初版 大和の国一之宮 大神(おおみわ)神社 先月、大神神社をブラリと訪れたことは、このブログで書きました。もう一度、日本最古の神社の一つです。ご祭神は、大物主命。政(まつり)の神で、大…

「JR上野駅公園口」

「JR上野駅公園口」 柳(ゆう)美里(みり) 河出文庫 2021年1月20日20刷 神戸地方裁判所は、神戸駅、湊川神社の近くにあります。赤レンガ造りの建造物の上にガラス張りの近代建造物を継ぎ足した、ちょっと変わった造りです。二週間に一度ぐらい…

「D坂の殺人事件」

「D坂の殺人事件」 江戸川乱歩 創元推理文庫 1996年11月8日14版 兵庫県姫路護国神社 護国神社は、国家のために殉死した英霊を祀るための神社。おおむね、各都道府県に1社ないし複数社あり、兵庫県は灘に、もう1社、神戸護国神社があります。姫路…

「小説王」

「小説王」 早見和真 小学館文庫 2019年3月11日初版 播磨国総社 射立兵主(いだてひょうず)神社は、姫路城の東側に位置し、歴代の姫路城主の崇敬を受けていた大社らしいです。 コロナの勢い、いまだ、衰えず。昨年の今頃、まさか、こんなに長く猛威…

「京都一乗寺 美しい書店のある街で」

「京都一乗寺 美しい書店のある街で」 大石直紀 光文社文庫 2020年12月20日初版 今年は、桜がとくに綺麗に感じるのは、気のせいでしょうか?兵庫県公館の桜が、とても豊かに咲いていました。 さて、『酣』・・・この漢字、なんと読むのでしょう。 似…

「九度目の十八歳を迎えた君と」

「九度目の十八歳を迎えた君と」 朝倉秋成 創元推理文庫 2020年11月20日初版 近頃(ぼくにとって、・・・)、「顔出ししないアーティスト」がバズっているらしい(使い慣れない言葉を無理して・・・)。どういうことか・・・と言うと。正直、ぼくは…

「雄気堂々」(上・下)

「雄気堂々」(上・下) 城山三郎 新潮文庫 令和2年9月30日第60刷 先週、テニスラケットのガットの張替えをしました。 前回の張替えは、ちょうど、1年前。年金生活者だし、週1回のテニスだから、そんなに張り替える必要はないかと、思ったら、張替え…

「おもかげ」

「おもかげ」 浅田次郎 講談社文庫 2020年11月1日第1刷発行 今年は、節分が、2月2日とのこと。えっ、節分って、2月3日じゃなかったっけ?今年は、2月3日が立春、その前日が、節分です。えっ、なんで???Why?? 『地球が太陽を1周する公転…

「漱石先生ぞな、もし」

「漱石先生ぞな、もし」 半藤一利 文春文庫 2016年10月10日第8刷発行 先週、半藤一利氏の訃報がテロップで流れました。 やや、これは、コロナかな?と思ったら、老衰で亡くなられたそうです。享年90歳。 ぼくが、夏目漱石のファンであることは、…

「アンマーとぼくら」

「アンマーとぼくら」 有川ひろ 講談社文庫 2020年8月12日第1刷発行 年明け早々、1都(東京)3県(千葉、埼玉、神奈川)の緊急事態宣言。関西の2府(大阪、京都)1県(兵庫)も、政府に緊急事態宣言を要請。新聞情報では、疫学的に証明不能なコ…

「定年から始める男の手料理」

「定年から始める男の手料理」 北連一 実業之日本社 2007年9月20日初版 2020年(令和2年)も、いよいよ、年越しです。何もしなくても、時は、過ぎていき、また、ひとつ年を取っていきます。もう、取りたくないのに、そんなお願いは、神様も、仏…

「ヴィオラ母さん」

「ヴィオラ母さん」 ヤマザキマリ 文藝春秋 2020年10月25日第7刷発行 6時、起床。散歩に出かけて、6時半帰宅。自分の部屋で、7時過ぎまで、新聞を読む。日経新聞の「私の履歴書」、新聞小説の「ミチクサ先生(伊集院静)」は絶対の日課。 7時過…

「五体字典」 鈴木香雨 文海堂 昭和45年12月30日発行 ぼくが、お習字を始めたことは、ブログに書きました。 早いもので、もう、1年が過ぎました。すぐに飽きるかと思いましたが、他に、特別、やることもないので今日まで、続いています。が、最近は、…

「スパイの妻」

「スパイの妻」 行成 薫 講談社文庫 2020年10月7日第4刷発行 巻頭の写真、どこか不思議だと思いませんか? よ~く、見てください。 わかりましたか? そうです。この写真、部屋の中から、黒く磨き上げられた座卓に、スマホをセットして、外のお庭と…

「あやつられ文楽鑑賞」

「あやつられ文楽鑑賞」 三浦しをん 双葉文庫 2011年9月18日初版発行 And the dreams that you dare to dream Really do come true 「OVER THE RAINBOW」のフレーズ。日本語訳は、ご自由に。 For autumn, it is the evening that is most beautiful. …

「ホワイトラビット」

「ホワイトラビット」 伊坂幸太郎 新潮文庫 令和2年7月日初版発行 先週、歴史的瞬間に立ち会いました。 興味のない人は、スルーしてください。競馬の話です。 先々週、秋華賞(むかしは、エリザベス女王杯だった。)で無敗の三冠牝馬(桜花賞、オークス、…

「おら おらで ひとりいぐも」

「おら おらで ひとりいぐも」 若竹千佐子 河出文庫 2020年6月30日初版発行 はい、誕生日を迎えて、67歳になりました。体組成計にのったら、しっかりと前日までの「66」の表示が「67」になっていました。あ~、体組成計に、また、ひとつ年を取…

「寂聴 般若心経 生きるとは」

「寂聴 般若心経 生きるとは」 瀬戸内寂聴 中公文庫 1991年10月10日初版発行 2017年7月15日第24刷発行 ぼくが、毎週、太山寺の別院の龍象院で坐禅をしているのは、何回も、ブログに書いているのでご存知のとおりです。30分ぐらいの坐禅で…

「そして、バトンは渡された」

「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ 文春文庫 2020年9月10日第1刷発行 「なんてこった!」 ぼくの怒りの行き先は、ドコモ、ゆうちょ銀行、です。 その発端は、マイナポイント。ぼくは、決済サービスとしてD払いのチャージをマイナポイントの…

「たゆたえども沈まず」 原田マハ 幻冬舎文庫 令和2年4月10日初版発行 1年ぶりに尾道に出張。と言うか、もう、1年が過ぎてしまったか? 「海が見える。海が見える。尾道の海が見える。」午前中は、サウナに入っているような蒸し暑さで、早く、雨が降ら…

「破局」

「破局」 遠野 遥 文藝春秋9月特別号 暑い!熱い! 週末、車の温度計の外気温が37℃となった。こんな経験は、初めてです。長く生きていると、暑い夏には、遭遇するし、コロナには、遭遇するし、今年は、いいことなしですね。早く、来年になって、いい年に…

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ 新潮社 2019年6月20日発行 第2波の到来か、いや第1波の揺り戻しか、って、どうちらでもいいです。コロナを克服したと気を緩めた人類に、甘く見るなよと、再び、襲い掛かってきた…