読書雑感

「京都一乗寺 美しい書店のある街で」

「京都一乗寺 美しい書店のある街で」 大石直紀 光文社文庫 2020年12月20日初版 今年は、桜がとくに綺麗に感じるのは、気のせいでしょうか?兵庫県公館の桜が、とても豊かに咲いていました。 さて、『酣』・・・この漢字、なんと読むのでしょう。 似…

「九度目の十八歳を迎えた君と」

「九度目の十八歳を迎えた君と」 朝倉秋成 創元推理文庫 2020年11月20日初版 近頃(ぼくにとって、・・・)、「顔出ししないアーティスト」がバズっているらしい(使い慣れない言葉を無理して・・・)。どういうことか・・・と言うと。正直、ぼくは…

「雄気堂々」(上・下)

「雄気堂々」(上・下) 城山三郎 新潮文庫 令和2年9月30日第60刷 先週、テニスラケットのガットの張替えをしました。 前回の張替えは、ちょうど、1年前。年金生活者だし、週1回のテニスだから、そんなに張り替える必要はないかと、思ったら、張替え…

「おもかげ」

「おもかげ」 浅田次郎 講談社文庫 2020年11月1日第1刷発行 今年は、節分が、2月2日とのこと。えっ、節分って、2月3日じゃなかったっけ?今年は、2月3日が立春、その前日が、節分です。えっ、なんで???Why?? 『地球が太陽を1周する公転…

「漱石先生ぞな、もし」

「漱石先生ぞな、もし」 半藤一利 文春文庫 2016年10月10日第8刷発行 先週、半藤一利氏の訃報がテロップで流れました。 やや、これは、コロナかな?と思ったら、老衰で亡くなられたそうです。享年90歳。 ぼくが、夏目漱石のファンであることは、…

「アンマーとぼくら」

「アンマーとぼくら」 有川ひろ 講談社文庫 2020年8月12日第1刷発行 年明け早々、1都(東京)3県(千葉、埼玉、神奈川)の緊急事態宣言。関西の2府(大阪、京都)1県(兵庫)も、政府に緊急事態宣言を要請。新聞情報では、疫学的に証明不能なコ…

「定年から始める男の手料理」

「定年から始める男の手料理」 北連一 実業之日本社 2007年9月20日初版 2020年(令和2年)も、いよいよ、年越しです。何もしなくても、時は、過ぎていき、また、ひとつ年を取っていきます。もう、取りたくないのに、そんなお願いは、神様も、仏…

「ヴィオラ母さん」

「ヴィオラ母さん」 ヤマザキマリ 文藝春秋 2020年10月25日第7刷発行 6時、起床。散歩に出かけて、6時半帰宅。自分の部屋で、7時過ぎまで、新聞を読む。日経新聞の「私の履歴書」、新聞小説の「ミチクサ先生(伊集院静)」は絶対の日課。 7時過…

「五体字典」 鈴木香雨 文海堂 昭和45年12月30日発行 ぼくが、お習字を始めたことは、ブログに書きました。 早いもので、もう、1年が過ぎました。すぐに飽きるかと思いましたが、他に、特別、やることもないので今日まで、続いています。が、最近は、…

「スパイの妻」

「スパイの妻」 行成 薫 講談社文庫 2020年10月7日第4刷発行 巻頭の写真、どこか不思議だと思いませんか? よ~く、見てください。 わかりましたか? そうです。この写真、部屋の中から、黒く磨き上げられた座卓に、スマホをセットして、外のお庭と…

「あやつられ文楽鑑賞」

「あやつられ文楽鑑賞」 三浦しをん 双葉文庫 2011年9月18日初版発行 And the dreams that you dare to dream Really do come true 「OVER THE RAINBOW」のフレーズ。日本語訳は、ご自由に。 For autumn, it is the evening that is most beautiful. …

「ホワイトラビット」

「ホワイトラビット」 伊坂幸太郎 新潮文庫 令和2年7月日初版発行 先週、歴史的瞬間に立ち会いました。 興味のない人は、スルーしてください。競馬の話です。 先々週、秋華賞(むかしは、エリザベス女王杯だった。)で無敗の三冠牝馬(桜花賞、オークス、…

「おら おらで ひとりいぐも」

「おら おらで ひとりいぐも」 若竹千佐子 河出文庫 2020年6月30日初版発行 はい、誕生日を迎えて、67歳になりました。体組成計にのったら、しっかりと前日までの「66」の表示が「67」になっていました。あ~、体組成計に、また、ひとつ年を取…

「寂聴 般若心経 生きるとは」

「寂聴 般若心経 生きるとは」 瀬戸内寂聴 中公文庫 1991年10月10日初版発行 2017年7月15日第24刷発行 ぼくが、毎週、太山寺の別院の龍象院で坐禅をしているのは、何回も、ブログに書いているのでご存知のとおりです。30分ぐらいの坐禅で…

「そして、バトンは渡された」

「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ 文春文庫 2020年9月10日第1刷発行 「なんてこった!」 ぼくの怒りの行き先は、ドコモ、ゆうちょ銀行、です。 その発端は、マイナポイント。ぼくは、決済サービスとしてD払いのチャージをマイナポイントの…

「たゆたえども沈まず」 原田マハ 幻冬舎文庫 令和2年4月10日初版発行 1年ぶりに尾道に出張。と言うか、もう、1年が過ぎてしまったか? 「海が見える。海が見える。尾道の海が見える。」午前中は、サウナに入っているような蒸し暑さで、早く、雨が降ら…

「破局」

「破局」 遠野 遥 文藝春秋9月特別号 暑い!熱い! 週末、車の温度計の外気温が37℃となった。こんな経験は、初めてです。長く生きていると、暑い夏には、遭遇するし、コロナには、遭遇するし、今年は、いいことなしですね。早く、来年になって、いい年に…

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ 新潮社 2019年6月20日発行 第2波の到来か、いや第1波の揺り戻しか、って、どうちらでもいいです。コロナを克服したと気を緩めた人類に、甘く見るなよと、再び、襲い掛かってきた…

「銀河鉄道の父」

「銀河鉄道の父」 門井慶喜 講談社文庫 2020年4月15日初版発行 「そごう西神」の閉店(8月末)まで、あと、2か月です。神戸市営地下鉄の起終点駅、西神ニュータウンの中心。デパートがなくなるのは、とても、淋しいですね。それなら、住民がもっと…

「じっと手を見る」

「じっと手を見る」窪美澄幻冬舎文庫令和2年4月10日初版発行 人の顔を描くのは、難しいです。山藤章二の「似顔絵」(岩波新書)によると、「似せて描こうとする場合、何が一番ポイントかというと、ふつうはヘアスタイルなんです。顔といいながら、目でも…

「良寛」

「良寛」水上 勉中公文庫2019年5月25日改訂6刷 先週、安田記念で、絶対人気のアーモンドアイ(5歳・牝馬)が負けました。単勝人気1.3倍。当然、アーモンドアイの一着固定で、馬単で勝負。結果は、残念! 最近、競馬のことを書いたことがありませ…

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻」

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻」塩野 七生新潮文庫令和2年1月1日発行 兵庫県は、緊急事態宣言が解除されて、新しい生活様式の日常がスタートします。とはいっても、まだ、バスターミナルには、人はチラホラです。 日経新聞夕刊、明日の話題(JR…

「朝が来る」

「朝が来る」辻村深月2019年12月20日第6刷文春文庫 カーネーションは、ピンクが似合う。 5月10日は、「母の日」でした。今年は、コロナ騒動で、オンライン消費が多くなり、宅急便が輻輳しているとのことで、「母の日」のプレゼントは、自粛・・…

「茶の本 THE BOOK OF TEA」

「茶の本 THE BOOK OF TEA」岡倉覚三(訳者 村岡博)岩波文庫1929年3月10日第1刷発行1961年6月5日第38刷改版発行2007年4月5日第105刷改版発行2019年5月7日第119刷発行 毎日、せっせと、朝・昼・夕方のウォーキング・・・…

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」(つづき)

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」(つづき)塩野 七生新潮文庫令和2年1月1日発行 コロナ禍で、元町商店街も人がいません。人出が戻るのは、何時になるのでしょう。紫外線量が増加すれば、コロナが不活発化するとの情報もありますが・・・。 先週の…

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻」塩野 七生新潮文庫令和2年1月1日発行 もう、コロナのことは書くまいと思っていましたが、ついに、第二ステージに突入です。非常事態宣言が全国に拡大。まあ、隣の県に飲みに行ったり、パチンコに行ったり、それじゃ…

「白隠禅画をよむ」

「白隠禅画をよむ」(面白うて やがて身にしむ その深さ)芳澤勝弘ウエッジ2012年12月31日第一刷 先日、テレビを観ていて、スマップの中居正広さんが、いいことを言っていたので紹介します。彼が若い時に先輩の俳優さんに言われたことらしいです。「…

「草花たちの静かな誓い」

「草花たちの静かな誓い」宮本 輝集英社文庫2020年1月25日 WHOが、ついに、コロナ・ウイルス感染について、「パンデミック宣言」をしました。この宣言によって何が変わるのか?は、ぼくは知りませんが、世界的な大流行と国際機関が認めたというこ…

「蛍川」

「蛍川」宮本 輝筑摩書房1978年3月5日第4刷発行 本箱から引っ張り出した「蛍川」。40年数年ぶりに再読しました。最近、本屋をうろうろしても、こいつは読んでみたいと思う本がなくて、困っています。そこで、少し昔の本を読んでみようと思って、「…

「コーヒーが冷めないうちに」

「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和サンマーク出版2017年1月30日第40刷発行 先週、宮本輝さんの「蛍川」を探していて、この本を見つけました。二年前に買って、読んでいなかった。なぜ?わかりません。初版が、2015年なので、2年間で40刷…