「母の待つ里」
令和6年8月1日発行
「Windows11へ」
ノートパソコンの買い替えです。
現在、使用しているものが、2012製なので12年経過。そろそろバッテリーが劣化してきたようです。
そこで、ヤマダ電機、K‘s電機、そして、エディオンと、ノートパソコンを求めて電気屋巡り。
買い替え理由は、「Windows10」のサポート期間が2025年10月で終了と細君のノートパソコンの不具合です。
スペックは、CPU「intel core i5」、RAM「4~8GB」、「ストレージ」256~512GBの中位モデルで、価格は、安いほど良い(当たり前)。
結局、エディオンで、「富士通 FM V(2024春モデル)」 CPU「intel core i7」、RAM「16GB」、「ストレージ」512GBに決定。154,800円也。海外モデルも検討しましたが、5年保証は国内モデルのみ。
スペックは、勿体ないレベルですが、今後、10年以上使用することを想定すると、機能が徐々に減衰すること、さらに、Windows11の後継がどの程度の負荷になるか不明。
ということで、このスペックでの価格としては、満足な価格と・・・素人判断。
それと、CPU「intel core i5」の中位モデルは、製品が少ないようです。理由は、価格設定に、メーカーとしてのメリットがないそうです。
「それ2台(ぼく専用と細君専用)お願いします。で、もうちょっと、値引きできない。」
「えっ、2台!う~ん、この製品は、9月にモデルチェンジがあり、あと在庫4台のラスト価格なので・・・ほかのサービスで」
わ~、余談が長くなりましたが、読書雑感は、ぼくが安心して読める浅田次郎さんの「母の待つ里」です。
『教えられて通りに、築地塀の角を曲がって狭い坂道を登ると、お伽話のように赤い実をたわわにつけた柿の木が目に入った。その向こうにやはり物語めいた、茅葺き屋根の曲がり家があった。
何もかも忘れ去ってしまったけれど、松永徹が生まれ育った家であるらしい。
庭続きの小さな畑から母が立ち上がった。
「きたが、きたが、けえってきたが」
言葉の用意はなかった。松永徹は午後の光の中に佇む老いた母をしばらく見つめてから、「ただいま」と唇だけで言った。』
何か違和感はありませんか?
気がつきましたか?
そうです、松永徹の帰郷シーンですが、全てがフィクションなのです。
あるカード会社のブラックカード契約者に対する故郷サービスです。1泊2日50万円の不思議なサービス。
もちろん<母>は、初めて会う人。故郷も、初めて行く場所。
あなたは、このサービスを申し込みますか?
故郷と母へのノスタルジー。ちょっと、寂しくなりました。