感動したドラマ「愛馬物語」

乗馬クラブ

「感動ノンフィクション大賞」受賞作品の「愛馬物語」のドラマ化です。もちろん、ドラマである以上、原作品にフィクションを混じえていることは当然ですが、不覚にも、涙が眼から勝手に流れていくのを止めることができませんでした。
あらすじは、仕事一筋のサラリーマンの野添広一(岸谷五朗)は、専業主婦の妻幸子(薬師丸ひろ子)が体調不良で突如入院し、不安になります。妻の病気は、意外に重篤で余命3か月と診断されました。そんな中で、広一は妻の秘密を知ります。その秘密とは、妻が広一に内緒で乗馬クラブに通い、クラリオンという馬に跨って乗馬の練習をしていることです。ところが、クラリオンが乗馬クラブから処分されることを知ります。
そこで、広一は、妻が愛したクラリオンを自宅で飼うことを決意します。住宅街で馬を飼うという突拍子もないことを始めました。幸い、近所の方の紹介で、家の近くの荒れ地に小さな牧場を作ることができました。体調が、やや良化したとき、妻の希望で妻を小さな牧場に招待します。妻は、そこで、クラリオンと再会します。
しかし、その後、幸子の容態は悪化し、とうとう亡くなってしまいますが、広一は、妻の死後、会社を辞職し、クラリオンの生まれ故郷である北海道に移り住むことを決意しました。幸子は、亡くなる前に広一に言います。
「あなたとの約束を守れそうにありません。ごめんなさい。」
「えっ、約束ってなんだっけ?」
「覚えていらっしゃらないなら、それでいいの。」
北海道に移り住んだ広一を訪ねた娘に広一は、告白します。2人の約束とは、
「新婚旅行で、幸子とお互い白髪になっても2人で暮らしていくことを約束した。今からは、クラリオンを幸子と思って、ここで暮らしていく。」
薬師丸ひろ子のマシンガンを撃ちながら「ああ、快感。」と言った「セイラー服と機関銃」から何年たったでしょうか、今でも、あの特徴のある声に変わりはありませんでした。

感動のあとですが馬つながりで、本日、天皇賞の「dandy―papaの狙い」
メイショウサムソン(5歳)(武豊
○アイホパー(8歳)(藤田)
ポップロック(7歳)(内田博)
トウカイトリック(6歳)(幸)
△アドマイヤーモナーク(7歳)(安藤勝)
1番人気アサクサキングス(4歳)4歳馬の勝率の高い春の天皇賞ですが、4歳牡馬のレベルの低さは、ダービーで牝馬が勝ったことで実証済み。好調アドマイヤジュピタは、3200の体力に疑問符。そうすると、大阪杯でまさかの6着の実績馬メイショウサムソン。石橋から武に乗り替わってから、贔屓から外していましたが、もうそろそろ、同郷のよしみで応援することとしました。そうすると、あとは、アイホパー、ポップロックトウカイトリック、アドマイヤーモナークステイヤーを選択。結果は、15時40分の発走です。
結果は、メイショウサムソンの復活かという場面がありましたが、残念ながら惜敗。武豊がゴール前で勝ちを確信して最後の一追いをかけなかったように見えました。そこを、地方出身の岩田は、最後まで追いかけ好調アドマイヤジュピタに差し替えされる結果となりました。アドマイヤー軍団のうち、モナークを優先させると読みましたが、競馬はシナリオのないドラマでした。