「あやつられ文楽鑑賞」
2011年9月18日初版発行
And the dreams that you dare to dream
Really do come true
「OVER THE RAINBOW」のフレーズ。日本語訳は、ご自由に。
For autumn, it is the evening that is most beautiful. The sky shines red, and just as the sun is about to sink into the mountain, you see three or four crows flying home.
「The Pillow Book」の一節。日本語訳は、ご自由に。
ちょっと、気分を変えてのブログの始まりです。
が、やっぱり、書いておかなければならない先週の「秋の天皇賞」。また、競馬の話か?うんざりの方も、今日は、短めにします。
またまた、歴史に残る記録です。アーモンドアイが芝G1で8勝目を達成。皇帝シンボリルドルフが7勝して、その後、7勝馬はいますが、ついに、8勝馬が生まれました。しかも、牝馬が達成です。馬の世界も、人間の世界も、女性が強し。
なお、蛇足ですが、ぼくも、記録にも記憶にもない、史上初の秋のG1で4連勝。儲かりもしないが、損もしない。でも、勝ち馬投票券が当たると気分上々。
さて、三浦しをんさん、最近、ご無沙汰。ついに、本箱から、古い本を引っ張り出して、すっかり、寡作となった三浦しをんさんを偲んでいます。そういえば、有川浩さんも、最近、お見掛けしませんね。有川浩さんも、すっかり、寡作となってきましたか?
ぼくは、お二人とも、新作がでれば、(もちろん、文庫本になってからですが)追っかけるように読んでいましたが、三浦しをんさんは、昨年3月の「あの家に暮らす四人の女」、有川浩さんは、一昨年6月の「明日の子供たち」以来、ご無沙汰です。
もともと、本屋さんで、ウロウロしながら、新刊の文庫本を物色して、作家を選ばないタイプでしたが、この二人は、特別。このところは、原田マハさん、小川糸さん、瀬尾まいこさんに興味津々かな。
だいたいに、寡作となってくると、エッセーや種本が多くなります。
「あやつられ文楽鑑賞」も、「仏果を得ず」の種本です。「仏果を得ず」は、文楽をモチーフにしたお仕事小説。興味のあるかたは、「仏果を得ず」を先に読んで、「あやつられ文楽鑑賞」を読むと、あなたは、もう、文楽通になります。
『文楽の魅力に一度はまると、あやつられるように劇場に行ってしまうので、きわめて危険だ。つれないホストがふと見せる甘苦い微笑に骨抜きにされ、貢ぎまくるひとの気持ちがよくわかる。
では、一緒に、「ちょっととっつきにくいけど、じっくりつきあってみると楽しかったりかわいかったり泣けたり笑えたりするニクイやつ、その名も文楽くん」の世界を、そっと覗いてみようではありませんか!』
文楽、劇場に行ってみたいけど・・・今はね?