「新版 歎異抄」

「新版 歎異抄

千葉乗隆 訳注

角川ソフィア文庫

令和3年6月15日26刷

 

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KOBE(明石海峡大橋) 令和4年の年賀状を購入しました。そうか、令和4年は、寅年。毎年恒例、年賀状に貼り付けるスケッチを描きました。橋のスケッチを貼り付けるようになって、もう、15年は過ぎたかな?ブログの読者へ先行してのご披露です。

 

瀬戸内寂聴さんが、99歳でお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

 

なんといっても、70歳を過ぎてからの「源氏物語」の現代語訳は、大いなる偉業だと思います。文庫本で10巻。もう、ぼくには、読む気力はないです。

 

昨年、「寂聴 般若心経 生きるとは」を読んで、寂聴さんに傾倒。すぐに、「寂聴 観音経 愛とは」を購入。そのうち、熱が冷めて、本箱で待機中。早速、今、読んでいる本を読み終えたら、こちらに移ろう。

 

と、思っていたら、井上荒野さんは、寂聴さんの恋人の娘さんとの情報をキャッチ。亡くなると、いろんな話がでてくるものです。先日、井上荒野さんの新刊を買ってきたので、どっちを読むか、うむ、思案中。

 

そんなことを考えていると、NHK「あさイチ」に湊かなえさんが出演。湊さんといえば、「イヤミス」の女王。「イヤミス」とは、読んだあとに「嫌な気持ちになるミステリー」。生まれは、因島。現居住地は、淡路島。

 

ということで、なんとなく、遠くの親戚気分で、彼女の本は、数冊、読んでいますが、「イヤミス」ねえ?言われてみれば・・・・、でも、現在、1年間の休暇中とのこと。充電期間なのでしょう。充電後を期待。

 

話が、あっちこっちに飛んでしまいましたが、今から、寂聴さんの特番が組まれるでしょうが、樹木希林さんのように、死して寂聴人気が、沸騰するかも。本屋さんは、寂聴さんの本の平積みが始まっているでしょう。

 

さて、突然の「歎異抄」。

 

先日、「ブックカフェ 歎異抄」というオンライン読書会に参加しましたので紹介します。随分、抹香臭くなったな!と、思うかもしれませんが、宗教色は、ほとんどありません。

 

歎異抄」とは何か?というと、著者は、親鸞の弟子である唯円と言われています。唯円は、1288年没らしいので、鎌倉時代ですね。親鸞の没後、親鸞の発言や行動の備忘録を記したものらしいです。

 

長いものではなく、「前編」序文、第一条~第十条、「後編」第十一条~第十八条、後記、の構成です。原文を読んでも、チンプンカンプンなので、現代語訳と対比しながら、読みますが、まあ、それでも、意味を理解するのは容易ではありません。そこで、読書会で講師の先生から説明を受けながら、理解を深めていこうということです。

 

オンライン読書会が、どういったシステムかというと、「zoom」を利用したものです。コロナ以降、「zoom」と言うソフトがポピュラーになってきましたが、無所属のぼくは、利用する機会がありませんでしたが、今回、パソコンに「zoom」をダウンロードして、体験することができました。

 

初回は、第一条について、1時間程度の解釈説明があって、そのあと、感想を述べあいますが、なんとも、便利なシステムです。まあ、ちょっとした会議であれば、これで、コミュニケーションはバッチリですね。

 

それにしても、司馬遼太郎が、「無人島に1冊の本を持っていくとしたら『歎異抄』だ」と言ったらしいですが、その意味が分かるのは、「うむ!」難しい感じですね。