似ていない自画像?

tetu-eng2014-02-16


 このところ、シリーズ本を読んでいるため、各巻で「読書雑感」を書くのは、ちょっとネ。うむ、今、読んでいるのは「ビブリア古書堂の事件手帖 5」です。おおかた、1年ぶりの篠川栞子さんと五浦大輔くんの登場です。1年ぶりなので、読み終わったら、また、書きます。好きな本は、読み終えたくない、この気持ち、分かりますか。先週の「シアター」もそうですね。その前の「東京バンドワゴン」もそうでした。本の物語の世界に浸っていたいという現実からの逃避ですね。

 ということで、今週は、すでにお気づきかと思いますが、プロフィールの自画像を書きかえてみました。そこで、ぼくの下手な絵葉書の薀蓄について、お付き合いをお願いします。

 ぼくの自画像は、似てますかね?似てないですね。こんなにハンサムじゃないし、優しい雰囲気でもないですね。まあ、いいじゃないですか。数枚、自画像を描きましたが、どれも似てませんね。似顔絵を上手に描く人は、たくさん居るのですが、特徴をつかむのがうまいのですよね。これは、人物に限らないと思いますが、風景画でも、風景のベストポイントを「いかに表現するか?」デスヨネ。

 ぼくのブログには、大概、絵葉書を掲載しています。絵葉書の水彩画は、10年以上、自己流で続けていますが、一向に、上達しませんね。水彩画といっても、絵葉書サイズです。おおきいのは、無理。チャレンジしましたが、下手が目立ちます。特に、人物は難しい。絵なんて、幼児でも子供でも描きます。あとは、綺麗にデッサンして、色を塗れるかでしょう。なんて、言ってしまうと、怒られるかもしれません。まあ、芸術は、才能だと思います。ぼくには、芸術の才能もないということで、あきらめるほかありませんが、何故か、時々、スケッチするのは、嫌いじゃないのですね。うまく描けたときもあるし、そうでないときもありますが、基本的には、一発勝負です。あれこれ描きまわさないのが、ぼく流ですね。

 ちなみに、画材は、いたってシンプル。絵手紙用の水彩紙(ヴィフアール水彩紙)、ピグマペン(0.2、0.5)、固形透明水彩絵の具(ホルペイン12色)(以前、ニュートンを使っていましたが、ホルペインの方が発色は綺麗かな?)、筆は日本画用の彩色筆(ぼくは、水彩用よりは、日本画用の方が、使いやすいのよね。)。10年も、ゴソゴソとやっていると、それなりに拘っているかもね。

 次に、描き方は、これも、いたってシンプル。ピグマペンで輪郭線を描いて、あとは、水彩絵の具で適当に塗るだけ、ときどき、パステルや色鉛筆を使って補色するときもありますが、仕上げまで、長くて60分程度。これを「絵」と言っていいのか、お恐れ多いですが、下手は下手なりに、自己満足してればいいのでしょう。でも、もうちょっと、うまくなりたいなあ!という願望はあります。

 ぼくの絵の師匠は、永沢まことさん。勝手に「師匠」と言っています。10年前に、永沢まことさんの「絵を描きたいあなたへ」「絵を描く、ちょっと人生を変えてみる」「旅でスケッチしませんか」(いずれも講談社。永沢まこと三部作(ぼくが勝手に言っているだけ)などを読んだのが、描くようになったきっかけですね。

『絵を描くことは、じつはカラオケで歌うのと同じくらい誰にでもできて、愉しめること。まずはペン一本手にとって身近にあるモノを眺める。眠れる感性の小さなささやきに素直に耳を傾けて描いてみる。心を開き、あなた固有の「線」を見出し、鍛える。絵画制作を趣味から始めて「自己表現の方法」へと引き上げていく。』