つぶやき、万年筆の洗浄

つぶやき、万年筆の洗浄

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ぼくは、若い時から筆記用具は、万年筆と鉛筆(赤鉛筆も)を愛用しています。ボールペンやシャープペンも、使ったことはありますが、やはり、万年筆と鉛筆が主流ですね。そして、今も、4本の万年筆とトンボ鉛筆(HB)を常用しています。何故か、学生時代に提出レポートは、万年筆で書くことがルールだったため、その癖が続いたのでしょうか?


そうそう、昔は、中学に入学したら、入学祝に万年筆をプレゼントされるのが慣例でした。これは、博多でのお話。だから、中学の入学式では、みんな胸ポケットにキラキラの万年筆を差していたものです。ぼくは、確か、セーラー製だったと思います。当時は、パイロット製が人気で、友人のパイロットの万年筆がうらやましかったことを記憶しています。


4本の万年筆のうち、2本は、親父の形見です。親父が亡くなったとき、文箱から2本の万年筆を持ち帰りました。一時、使っていたのですが、インク漏れをするようになったので、いつの間にか、机の引き出しの奥に直していました(「直していた」は、どうも方言のようです。山口地方。「しまう。」という意味。)


それを、ある小説を読んでいるときに、万年筆の洗浄のはなしがあり、成程、万年筆は洗浄しなければならないことを、すっかり忘れていました。むかしは、1年に一回は洗浄していた記憶もあります。とくに、別のインクに変えるときは、インクが固まるので、常識的な作業ですね。


そこで、早速、洗浄しました。やることは簡単。カートリッジを取り外して、ペン先を水につけるだけ。一晩、つけておいて、あとは、水道でジャージャーと流し、色がでなくなればOKです。

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キャップの中は、水洗いして、綿棒でゴシゴシ。インク漏れしていたから綿棒がいっぱいになりました。

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そのあと、カートリッジ方式からコンバーター方式に変更。インクは、セーラーの万年筆用顔料インク「青墨」。このインクは、顔料だけに水に溶けないのが特徴。今回のポストカードの絵は、輪郭線は、このインクをいれた万年筆で描きました。滲んでないでしょう。いつもは、黒のピグマペンですが、柔らかい雰囲気になって、いいかも。

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ということで、万年筆をご愛用の皆さん、1年に1回は、万年筆の洗浄を心がけましょう。