「わたしを離さないで」
カズオ・イシグロ
2017年11月10日68刷
ハヤカワ文庫
左足の小指が痛い。1週間過ぎても、痛い。ちょうど、1週間過ぎたので、春分の日にテニスに行きましたが、これが、悪影響。普通に歩くには支障がなかったのですが、テニスは違っていました。球を打つときに踏ん張るのでしょうか、テニスを終わって帰るときには左足を引きずっていました。それを見ていた細君、曰く、
「バカじゃない!!」でした。はい、バカでした。人間、喉もと過ぎれば何とやら・・・ですね。
それはそうと、1月中旬に2万4千円台をつけた株価が、2月上旬から下がり始め、ついに、2万円の大台を切りそうです。昨年の9月ごろの相場になるかもしれません。こんなときに、国会は、森友問題で空転状態です。官僚が、ときの政権を忖度するなんて「当たり前」だと思いますが、そもそも、政治主導を言い出したのは旧民主党ですよね。政治主導になれば、忖度するようになるでしょ。
今、内政では、少子化問題、財政健全化、労働対策など問題山積。外交では、オリンピックが終り、北朝鮮問題、中国の台頭、そして、アメリカとの貿易摩擦など問題山積。もちろん、官僚の公文書の改竄は、悪いことですが、(どの段階から正式な公文書なのか?報告書(案)、起案理由(案)の段階には赤ペンが入るのは普通だが・・・・)仮に、刑事事件に発展するのであれば、司法に任せるべきでしょう。だって、三権分立だからね。とにかく、政治家が刑事の真似事はしないで、政策を徹底的に議論して欲しいのです。
ぼくは、長州出身だからって、安倍政権を擁護しているわけではありません。以上。
カズオ・イシグロの作品は、3冊目です。やっと、ノーベル文学賞の意味がわかりました。この作品は、「すご〜〜〜〜い」です。古いことばかもしれませんが、ヒューマニズムをもう一度見直すことを提唱する作品だと思います。これが、ノーベル賞の意味じゃないでしょうか?これ、あくまで、ぼくの個人的感想です。
この本、是非、世界の人に読んで欲しい。そして、感じて欲しい。命の大切さ、人間の尊厳、この時代だからこそ、もう一度、ヒューマニズムという思想を考えようではありませんか?これ以上は、この作品について、語りません。もう一度、是非、書店で手にとって読んでみてください。
それだけです。