休日のつぶやき、「日乗」とは。

休日のつぶやき、「日乗」とは。

「ふたば学舎」

「ふたば学舎」については、前々回に、紹介しました。ここで、和太鼓の練習を隔週でやっています。最近、少子化で学校が統合されて、廃校を活用したコミュニティ施設が増えています。旧北野小学校の「北野工房」、旧湊山小学校の「みなとや水族館」など

「ふたば学舎」では、社交ダンス、コーラス、フラダンスなど、シニア対象の様々なイベントがあります。ぼくの「和太鼓」は、有志の集まりのトレーニングですが、アフターの「サイゼリア」でのランチタイム(ちょっとのアルコール)もお楽しみです。

 

「日乗」という単語を知っていますか?「乗」とは、記録するという意味です。「日」を記録する。すなわち、「日記」のことです。

 

ぼくは、若い時から、日記を書いては、途絶えたり、を繰り返してきました。誰にでも、経験があることだと思います。

 

そこで、何を思ったのか、いまでは覚えていませんが、1997年に、新たなアイテムとして「3年日記」を買いました。

 

そこから、25年間、日々、100文字の記録を書き始めました。どういうわけか、これは、長続きしています。もちろん、天気欄にも記入します。

 

「2020・2021・2022」版は、あと二週間で終わります。よい区切りです。次の「2023・2024・2025」版は、新たなステージ。古希への突入です。気持ちを新たにして、日々を記録することができます。

 

何を記録するのかって?

 

「一日で、一番記憶に残ったこと。楽しかったこと。悲しかったこと。面白かったこと。とにかく、五感に感じたことを一つ記録する、観察することを心がける」という方針です。

 

世の中、公開された日記は沢山ありますが、日記の達人と言われる文人を紹介しましょう。

 

断腸亭日乗」という日記。著者は、永井荷風。断腸亭とは、荷風の号。居宅の一部の呼称らしいです。大正6年から昭和34年(死の前日)までの世相を綴った名著と言われています。

ここからパックって、ぼくの日記は、「藤庵日乗」を名付けています。「藤庵」とは、わが家の季節に咲く「藤の花の植木鉢」にちなんだものです。

 

荷風散人の「断腸亭日乗」から、昭和二十年(1945年)三月九日の有名な一節を紹介します。

 

『天気快晴、夜半空襲あり、翌暁四時わが偏奇館焼亡す、火は初長垂坂中程より起り西北の風にあふられ、忽市兵衛町二丁目表通りに延焼す、余は枕元の窓火光を受けてあかるくなり隣人の叫ぶ声のただならぬに驚き日誌及草稿を入れたる手皮包を提げて庭に出でたり』

 

ということで、日記を書くことのお薦めでした。

 

最近、面白きこともないので、本日は、書くネタもなく、ついつい、つまらない「休日のつぶやき」となりました。

 

では、また、来週。