参議院選

国会議事堂

参議院選
2007年参議院議員選挙が始まりました。参議院議員は定数242名。今回改選議員数が121名(比例48名、選挙区73名)が平成19年7月28日に任期満了となるからです。ご存じのとおり、任期が6年で、3年おきに半数が改選されることになっています。したがって、次回は平成22年7月25日任期満了と言うことになっています。
日本の立法府は、イギリスの二院制にならって明治憲法時代から二院制を採用しています。明治憲法時代は、貴族院と言って勅任議員(天皇陛下の任命)によって構成されていました。新憲法になって、国民による選出議員によって構成されることになり、もっぱら「良識の府」として、衆議院とは役割を画した機能を有する機関と位置付けられています。ここで、参議院の機能について、説明するつもりはありませんが、選挙の機会に、普段は考えない立法府の在り方について、勉強してみるのも面白いのではないでしょうか?
参考のために、参議院のHPから抜粋すると、以下のとおりです。

国会は、衆議院参議院で構成されています(二院制)。各議院はそれぞれ独立して意思決定を行い、両議院の意思が一致することによって国会の意思が成立します。
 二院制の利点として、国民の間の多様な意見と利益をできるだけ広く反映させることができること、慎重に審議できること、一方の行き過ぎを抑制し、不十分なところを補うことができることなどが挙げられています。
 衆議院参議院には、構成や権限などにいくつかの違いがあります。
 まず、議員の任期・選挙制度等が異なります。また、予算・条約・内閣総理大臣の指名・法律案の議決に際して衆議院により強い権限が与えられています。なお、予算は、衆議院に先に提出することになっています。
さらに、内閣不信任決議を行う権限は、衆議院だけが持っています。内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、10日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければなりません。衆議院が解散されたときは参議院は同時に閉会となります。内閣は、衆議院解散中に国に緊急の必要があるときは参議院の緊急集会を求めることができます。

今は、何でもインターネットで調べることができるので、大変、便利ですが、時には古い情報もありますので、気をつけなければなりません。まあ、この解説では、参議院ってなんで必要なのということがよく分らないと思いますが、そのことが参議院不要論が出てくる所以でしょう。
私はどうかって!私は、参議院は不要だと思っています。その大きな理由は、政党政治は二院制と並立しないと考えているからです。そう言っても、イギリスも政党政治の発祥の地です。そうです。しかし、チャーチルの有名な語録に「実際のところ、民主制は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた、他のあらゆる政治形態を除けば、だが。」 という言葉があります。その中に、私の疑問も含まれているのではないかと思います。
さて、参加することに意義のある選挙に行ってくることにします。