休日のつぶやき、「ワニのくち」

休日のつぶやき、「ワニのくち」

 

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明石城巽(たつみ)櫓 明石城の続き・・・お城が、近づいてきました。これから、城内への道を上っていきますが、お城って、敵兵の侵入を防ぐために、導線が複雑です。昔の人は、ほんと、いろいろ考えています。

 

雑談その一 神戸市で唯一の建造物の国宝「太山寺」の掃除に行ってきました。いつもは、開帳していない「阿弥陀堂」の掃除を担当。2年ぶりに重要文化財阿弥陀如来」を拝観できました。

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雑談その二 そのあと、プレンティに夕食の買い物に出かけたら、プレンティ広場に人だかり。スーツ姿のSPらしき人もチラホラ。誰が来るのと聞いたら・・・菅前総理の演説とのこと。


えっ、菅前総理って、こんなに喋るの。政治家だから、当たり前かもしれませんが、なんだか、スッキリしちゃって、冗談交じりに、ワクチン一本打法にかけた思いを語っていました。はい、ご苦労様でした。

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さて、本題、「ワニのくち」とは、なんでしょう。


今月号の文藝春秋のページを開いて、ビックリ。タイトルは、「財務次官、モノ申す。「このままでは国家財政は破綻する」」。目を疑いましたが、まさしく、投稿者は、財務事務次官矢野康治さんです。


長い間、「文藝春秋」を購読していますが、現職の事務次官の投稿記事を読んだのは、「うむ」・・・記憶にありません。

『最近のバラマキ論争のような政策論を聞いていて、やむにやまれぬ大和魂か、もうじっと黙っているわけにはいかない。ここで言うべきことを言わねば卑怯でさえあると思います。

 数十兆円もの大規模な経済対策が謳われ、一方では、財政収支黒字化の凍結が訴えられ、さらには消費税率の引き下げまでが提案されている。まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話ばかりが聞こえてきます。』

 

かなり、厳しい論調で、投稿記事がはじまります。ここまで読んで、僕は、拍手喝さい。そうだそうだ。与党も野党も、どうかしているぜ。むかし、子供が、お金がなければ銀行に行けばいいじゃん!と言ったことがある。

 

高市政調会長は、「日本の借金は、円建てだからデフォルトはない。」と言ったそうだが、政治家は、お金があれば日本銀行に行けばいいじゃんと、本気で思っているのでは?

 

この投稿で、「ワニのくち」という表現があるが、これは、「一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移」の表をみると、借金で穴埋め(ワニのくち)をしていることは明白。「ワニのくち」はどんどん広がって、顎が外れそうになっている。

 

『バラマキ合戦は、これまで往々にして選挙のたびに繰り広げられてきました。でも、国民は本当にバラマキを求めているのでしょうか。日本人は決してそんない愚かではないと私は思います。』

 

そうだそうだ。あるテレビ番組のアンケート。「あなたは、高校生以下の子供への一律給付金は必要だと思いますか?」回答者約8000人、不要60%、必要30%、不明10%。多くの意見は、財源の手当てがなく、将来、子供たちへの負の遺産になるとのこと。

 

さて、皆さんは、どう思いますか?